• ベストアンサー

再生医療について質問です。

再生医療について質問です。 iPS細胞を用いて再生した方がよい組織と、 体細胞を上手く培養して再生した方がよい組織とがあると思います。 どういう組織がそれぞれ該当するのでしょうか? また、どういう理由なのか教えて頂きたく思います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.3

現在は、皮膚の一部ではヒトから採取した皮膚を培養することで 人工的に皮膚の代わりになるものが作られています。 wikipediaで皮膚培養を引いてみて下さい。 ただこれは、厳密に「体細胞の培養」かどうかわかりません, 皮膚にある幹細胞が関与しているかもしれないからです。 それについては更に詳しい方にお任せするとして・・・。 皮膚以外は、体細胞や幹細胞を使って行なうことは 以下の理由でかなり難しいです。 まず、幹細胞を採取についてですが、 そもそも「数が少なく」、採取の仕方はその組織をすりつぶすなどして細胞を分離するなど、方法として出来たとしても、 必要な臓器を作るために、その臓器をすりつぶすって 「実用的ではありません」。 次に、幹細胞を採取できたとして、 例えば、血液はもともと細胞がバラバラであるので比較的、幹細胞の分離は容易ですが、やはり「幹細胞は数が少ない」です。 また、現在「体外で幹細胞の維持、増殖はほとんどできません」 この2つの理由で採取したとしても、実用的ではありません。 また、仮にある程度の数の幹細胞を採取できたとして、 例えば、血液幹細胞から赤血球を作るということが現在出来ますが、 その「効率はかなり低い」です。 ということはどうなるかというと、大量の血液を取ってそこから数が少ない幹細胞を取ってきたとして、 さらにそこから効率が悪い方法で分化させることになります。 はっきり言って、無駄な作業をしているようなものです。 また、幹細胞を使って実用的にするための研究をおこなうにも 数が少なく入手が困難というのは、研究しづらいものです。 そして、iPS細胞ですが、 確かに組織へ分化させることはまだ出来ていませんが、 iPS細胞は 作るのが簡単 維持、増殖が簡単 この利点だけでも、上記の問題点をすべてクリアする可能性が高いです。 >iPS細胞を用いて再生した方がよい組織と、 体細胞を上手く培養して再生した方がよい組織とがあると思います。 私は既に確立している皮膚以外、これから研究が盛んになる(すでに成っている)iPS細胞の方がよく使われると思います。

その他の回答 (4)

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.5

神経に限らず、ほとんどの組織はiPSの方が可能性はあるかと思います。 むしろ、皮膚のような表皮系でないと体から取ってきてもほとんど無理かと。

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.4

よくみたら、以前同じような質問をされた方ですね。 それで同じような回答をしましたが、 私がこの質問の意図を取り違えているかもしれませんので お聞きします。 ~した方が「よい」組織 の「よい」とは何を想定していらっしゃるのでしょうか? 作りやすさ?実用性?移植したときの適応性? それがわかればまた違った回答になるかもしれません。

shun6066
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「よい」とは、実用性に関してです。 研究室レベルの知識を、産業化するには、 現在各組織についてどういう風に考えられているのか知りたくて質問させて頂きました。 現在では、軟骨、角膜についても体から取ってきて培養することができるようです。 体から採取してきて培養できればiPSなど必要ないのですね… 神経などは、iPSを使ったほうが良いことがよくわかりました!

  • stringf35
  • ベストアンサー率66% (69/104)
回答No.2

皮膚など体細胞の採取が容易で、かつ増殖する細胞の場合は、 あえてiPSから作製する必要もないと思います。 また、幹細胞の採取が可能で、目的の細胞への分化方法も 確立されている場合にも、iPSは必要ないと思います。 神経細胞など、採取が困難なうえに増殖せず、 幹細胞の採取も難しい場合には、体細胞からiPS細胞を作製し、 目的の細胞に分化させた方が早いと思います。

noname#160321
noname#160321
回答No.1

素人に近いですが、 >体細胞を上手く培養して再生 それが出来るならiPS細胞なんか必要無いんです。 分化した体細胞はがん化しない限り自己分裂などしません。 結合組織にある「原」細胞から生まれてきます。

関連するQ&A

  • iPS細胞について質問です。

    iPS細胞について質問です。 (1)iPS細胞からどのような組織の細胞でも誘導できるということですが、 何を根拠にそのように言われているのでしょうか。 現在、すべての組織の細胞を実際に誘導できているなどは思えません。 とりあえず現在では、どのような組織の細胞が誘導できているのでしょうか。 (2)そもそもiPS細胞を再生医療に応用する意味がよくわかりません。 体細胞(体性幹細胞など?)の細胞を患者さんから摘出して、 それを培養すればいいような気もします。 iPS細胞から誘導するメリットは何があるのでしょうか。 自分で思いつくのは、 ・損傷ですべて無くなってしまった場合、 ・摘出・培養が難しい場合      などです。 実際には、iPS細胞を利用するのが良い組織と、 体性幹細胞などを培養するのが良い組織があると思います。 現在、どんな組織が、どういう風に考えられているのか教えて頂きたいと思います。 (特に、皮膚、軟骨、神経、心臓など)

  • 未来の再生医療に向けて、なにを保存すれば良い?

    未来の再生医療に向けて、今から出来ることはありますか? こんな話を聞いたことがあります。50歳の細胞からips細胞を作ると、細胞自体すでに50歳になっている。 ips細胞自体のご解説は、求めていませんので、ご回答はご遠慮下さい。 知りたいのは、タイトルどおり、 「なにを保存しておけばよい?」です。 将来再生医療が日常的におこわなれるようになるとすれば、 今から、毛髪、爪、などを保存しておいた方が良いのでしょうか? 完結にお答えいただける方、よろしくお願いします。

  • 日本において再生医療に反対する思想はなんですか?

    iPS細胞のニュースを見て再生医療に興味を持ち、解説本を読んでみました。 すると倫理的な面で問題があるといいます。 海外ではキリスト教などの影響があるみたいですが、では日本ではどのような思想や倫理が再生医療の研究を邪魔するのでしょうか? 私はiPS細胞をはじめとする再生医療に期待しています。 だから倫理的に問題があるなどと言われるとどんな思想がせっかくの医療の発展を邪魔しているんだと思ってしまいました。 日本で再生医療を邪魔する倫理となっている思想はなんですか?

  • 再生医療2

    こんばんは大分前に再生医療で質問させていただいたものですが、今度は再生医療で髪の培養について質問させて下さい。  (1)毛髪の培養は臓器の培養より簡単なのでしょうか?  (2)何時頃毛髪の培養が一般に普及するのでしょうか?  (3)毛髪培養が一般に普及したらCMでしてる育毛サロンは潰れるのでしょうか?  (4)値段はやはり高額になるでしょうか?   (5)培養した毛髪はまた脱毛してしまうのか?  (6)あとどんな脱毛タイプにでも治療可能になるのでしょうか?  すいませんが詳しい方よろしくお願い致します。

  • 再生医療(幹細胞)で有名なアメリカの研究者・大学を教えて下さい

    アメリカの大学院で再生医療研究(最近話題ですが、ES細胞やiPS細胞の周辺領域研究)を行いたいと考えている学部3年生です。 そこで研究者の方にお聞きしたいのですが、ES細胞やiPS細胞研究で著名なまたは実績を上げている研究者、大学を教えて頂けないでしょうか。 iPS細胞研究でHarvard, MITなどが著名なことは知っていますが、私のGPAなども考えて、もう少し入りやすい大学を考えています。

  • 椎間板と再生医療の現代の医学の限界

    椎間板の潰れ具合など頚椎が50代くらいと言われてしまいました。当方30代です。 昨今再生医療なるものをよく耳にしますが、椎間板というのは培養などして再生することはできないのでしょうか?骨髄肝細胞などはなんにでも他組織に変わることができるとどこかで聞きました。 もし研究など行われているのであればいつ頃椎間板再生手術などが実現するといわれているかご存知の方教えてください。 対処としては骨と骨を繋げるオペしか現代の医学ではないのでしょうか?非常に辛く困ってます。よろしくお願いいたします。

  • IPS細胞について

    IPS細胞は移植用の細胞、組織、器官のみを作り出すことが可能なんでしょうか? 必要な臓器のみを培養できるのでしょうか?

  • 再生医療について

    以前、某テレビ番組にて『再生医療』について取り上げられていたのを観て、大変興味を持ちました。番組では、「肝細胞」があればその部分が再生できるとか、その部分の形をかたどった「土台」と呼ばれるトウモロコシのデンプンで出来たものに肝細胞をしみこませて埋め込めば、長い年月を経て再生するというものでした。 このような内容が載った書籍をご存知であれば教えてください!!内容の難易は問いませんので、入門書から専門書まで何でもOKです。 (ちなみに、『再生医療』や『肝細胞』といったキーワードをオンライン書店で検索して見た上、どの書籍が良いのか分からなかったので、この質問をしています。)

  • ニンジンのカルス培養について

    こんにちは。 今度学校でニンジンのカルス培養について調べた結果を発表する機会があるのですが、いくつか質問をさせていただきます。 ・カルス培養の実験の面白さを簡潔に分かりやすくするにはどういう説明の仕方が良いか ・なぜニンジンの組織培養をする時にカルスになるのか(MS培地が関係しているのかそれ以外の理由なのか) ・iPS細胞やES細胞などとどう関連付けて考えればよいか 以上、よろしくお願い致します。

  • 再生医療について

    再生医療には、成体幹細胞を利用したものと胚性幹細胞を利用したものとの大きく二つに分けれられると思います。 これら各々のメリットとデメリットを教えて下さい。 私見ですが、これら二つを比較すると、成体幹細胞を利用したものの方が倫理的な問題点も弱く、ある程度の分化が進んでいるので、分化誘導する技術開発も比較的容易に行われるのではないかと考えています。 にも関わらず、なぜ胚性幹細胞の再生医療を目的とした研究が未だ活発に行われているのでしょうか? 出来れば、ヒト胚を用いた研究や医療応用についての意見も書き添えていただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。