• 締切済み

ソクラテスは何故脱獄しなかったのか?

kigurumiの回答

  • kigurumi
  • ベストアンサー率35% (988/2761)
回答No.12

大量の水が腐るってことはありえなくないが、一滴の水が腐るよりはるかに起こりにくい。 従って多数決で決めたことは、一人の独裁者が決めた法律よりうんとマシである。 1人の独裁者が決めた法律ではなく、多数決によって決められた法律なら、その法律で決められたことに従うのが、法の守護者の当然の行いである。 例え不正で判決されたことであっても、それを不正で報いたら、自分は不正者になってしまう。 そうなると法の守護者とは言えなくなってしまう。 「不正だ」と思い、法で決まったことを守らない人々ばかりになれば、法の存在は無視され、世の中は規則などない無秩序な社会になる。 ソクラテスは民主主義で決まった法が守られるべきだと思った人。 (民主主義で決まった法律を守護すべきという考え。) 従い、ソクラテスは、知識人が他の知識人を庇うためにソクラテスに罪があるとしたとわかっていても、その不正に対して脱獄という不正で報いなかった。 プラトンは「でもさ 損だよ」と思ったのかどうか。 ソクラテスは神の子(義の象徴)と思ったとしても、それ以外の人は神尾子じゃない。 それで、聖書では、使徒に脱獄させている。 看守を説き伏せて鍵を開けさせたか、地震でドアが開いて脱獄したんだったか忘れましたが、使徒の誰かは脱獄という不正をして不正に報いている。 民主主義による法律ではなく、独裁者が決めた法律を守るべきってのが、キリスト教の主張。 だから使徒は脱獄という不正をしたことがさらっと書かれていても、信者は誰も疑問を持たなかったわけです。 ちなみにキリスト教は脱獄を進めたプラトンの思想が骨格。 イエスの磔刑のエピソードは、プラトンの国家に既に書かれている。 プラトンはソクラテスを神格化したんでしょうね。

関連するQ&A