所得分配の限界生産性理論について

このQ&Aのポイント
  • 所得分配の限界生産性理論について考えるとき、異なる労働市場があるという視点と限界生産性の違いを考慮する視点の両方が存在します。
  • 賃金格差が本当に限界生産性の違いを反映しているのかという問いについては整合性がない部分もあります。
  • 異なるタイプの仕事と限界生産性の違いは同じ意味を持つのかについても疑問が生じます。
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所得分配の限界生産性理論について

現在クルーグマンミクロを読んでいるんですが、 所得分配の限界生産性理論について本文中に「賃金格差は本当に限界生産性の違いを反映しているのだろうか?」という著者の導入的投げかけの問いがありました。(整合的な部分とそうでない部分があるのは知ってます) 所得分配の限界生産性理論について考えるとき、限界生産性の違いによって異なる労働市場があると考えるのでしょうか? 今まで異なるタイプの仕事(職種など)で別々の労働市場があるという風に考えていたんですが、(本書の違う部分にはこのようにかかれていました) ここでは「限界生産性の違い」というようにかかれています。 「限界生産性の違い」=異なるタイプの仕事(職種など)というのがどうもしっくりきません。これは同じことを意味しているのでしょうか?  お詳しい方是非ともご教授ください、宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • at9_am
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回答No.1

経済学の市場概念を少し思い出してみましょう。 取引されるものはどれも同質のものです。 たとえばパンならばパンとして、1番目のものも100番目のものも、全く同質で見分けがつかないわけです。逆にいえば、見分けがつくものは別の財として別の市場があると考えます。 この考え方を適用すると、たとえば学歴で見分けられる大卒という市場や高卒という市場があることが理解できると思います。全く同じ仕事(職種)をするにしても、見分けられる=別の市場に属する、というわけです(もちろん経済学は学歴で分けるべきだとは考えていない)。 もちろん、同じ大卒でも、ある人は経理が得意、ある人は営業が得意、といったように、能力に差があります。こういったところは、不確実性のお話やシグナリングの話になります。

gjjsr113
質問者

お礼

この間から度々解答していただき、誠に感謝しています。 「見分けがつく限り別の市場があると考える」というのは明快な答えで納得しました。  有難うございました。

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