生産者余剰分析と限界費用の関係

このQ&Aのポイント
  • ミクロ経済学の生産者余剰分析について疑問があります。
  • 生産者余剰は収入から限界費用を引いたものであり、限界費用は供給曲線の下の部分です。
  • 限界費用で売れたということはすでに利益が出たということですが、生産者余剰には利潤も含まれているはずです。
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生産者余剰分析と限界費用の関係

ミクロ経済学の生産者余剰分析についてなのですが、 生産者余剰=収入-限界費用 と習ったのですが、 (数量×価格が収入で、供給曲線から下の部分が限界費用で) どうもピンときません。。。 企業の利潤最大条件で価格=限界費用ですので、 限界費用で売れたということはすでに利益は出たということですよね? ならば限界費用を全部引くってのはおかしくないですか?? 差引かれた限界費用(生産者が売りたいと思う価格)の中にも利潤は含まれているはずだと思ってしまうんですが。。。 間違いなく私の理解が間違っているのだろうなぁーと思うのですが、 どのように理解をもっていけばいいのかわかりません。。。 どなたか教えていただけると本当に助かります。 よろしくお願いいたします。

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  • azukid
  • ベストアンサー率94% (32/34)
回答No.1

>生産者余剰=収入-限界費用 と習ったのですが、 >(数量×価格が収入で、供給曲線から下の部分が限界費用で) 先生はおそらく次のことを言わんとしていたと思います。 生産者余剰=総収入-総費用 総収入=価格×数量 総費用=限界費用曲線で囲まれた面積 この、「限界費用曲線で囲まれた面積」はわかりますか? 限界費用曲線が右上がりの直線のとき、その均衡点をA、横軸切片をB、原点をO、縦軸切片をCとしたら、台形ABOCの面積が総費用になります。 MCはTCを偏微分した値ですから、逆にMCを積分すればTCになるという理屈です。(固定費無視してますけど) >企業の利潤最大条件で価格=限界費用ですので、 >限界費用で売れたということはすでに利益は出たということですよね? >ならば限界費用を全部引くってのはおかしくないですか??  利潤最大化条件は、「P=MCなるところで生産量を決定する」という条件ですよね。そのときいくらの収入と費用が生じたのかは別問題です。 また、前述の通り、「限界費用を全部引いている」のではなくて、限界費用曲線で囲まれた面積を総費用として、総収入-総費用を計算しようとしているのです。 >差引かれた限界費用(生産者が売りたいと思う価格)の中にも利潤は含ま>れているはずだと思ってしまうんですが。。。 総収入=総費用のとき、利潤は0になりますよね。しかし、ミクロ経済でいう総費用には、企業経営にかかるすべての経費が入っています。したがってこの企業は利潤0で何の問題もなく継続して操業することができます。利潤は、総収入と総費用が出ない限り求められません。従って、「限界費用の中に利潤が含まれている」という言いまわしや認識は、ミクロ経済の中では違うのかなと思います。 あえていうならば、総費用の中には企業の継続操業を可能にする正常利潤が含まれているということはできます。このとき、ミクロ経済でいう利潤=総収入-総費用の利潤は、超過利潤といえます。

shiken
質問者

お礼

azukid様 回答ありがとうございます!! 返信が送れて申し訳ありませんでした。 最後のほうの >総収入=総費用のとき、~ の下りの部分がまさに理解できていないところでした。 企業活動が継続できるということは、その企業の存在目的は達成されている。それだけで利潤を含んでいるということなんですね。 確かに経費の中には給与も含まれるはずですから、納得です!! 本当に助かりました。 どうもありがとうございました!!

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