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風船爆弾に本当に毒ガスとかを積まれていたら?!

またまた第二次世界大戦関係の質問。 AFPの記事にこんなのがありました。 「第2次大戦中に日本軍が使用した風船爆弾」 http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2598803/4096743 記事を読んでもらえれば分かりますが、ある話によれば最初から毒ガスや生物兵器を積んでアメリカ市民に大きな損害を与えようと言う計画もあったのですが、昭和天皇の反対で「爆弾を積むだけの兵器」になりました(結果犠牲者は6人しか出ず、恐怖こそは与えたものの大した損害にならなかったのですが)。 ドイツではV1/V2を発射して、ヒトラーは多くの人が死ぬのを分かっていてその命令を下したのですが、風船爆弾と比べると、日本とドイツの国民性や人格などの違いがはっきりと見えてくるような気がします。 歴史に「もしも」はないのですが、もし風船爆弾に最初から毒ガスや生物兵器を積み込む事を天皇が同意して、アメリカ市民に大きな犠牲を出したらどうなっていたのでしょうかね?

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noname#87090
noname#87090
回答No.12

>「日本は同盟国ドイツの反対を押し切ってユダヤ人救出を行ったと言う話も聞かれますからね。」 いや日本政府や天皇の立場としてはユダヤ人救出などしていませんよ。ごく一部のインテリで裁量権を持っていた人がその役職上の裁量権のなかで行なっただけです。 逆にアジアでの他民族に対しては非人道的なあつかいばかりが目立ち「皇軍」がナチ以上に人道的だったとは言えません。 収容所ではありませんが皇軍は中国に専用の施設を造って捕虜を実験台にして生物兵器の研究をしています。 ご承知の通りこの実験記録を米軍が引き継ぐ目的のために石井部隊は戦犯として追及されていません http://www.iom1960.com/china-photo/731-butai/731-butai.html そういう事実は米軍がおっしゃるとおり非人道的である事を示していますが「何軍が何軍よりまだ人道的」というような見地にこだわっていては20世紀の戦争というものの本質や戦争に反対する視点を見失います。 皇軍によって多数の捕虜が殺された南京事件でも居合わせた同盟国ドイツ民間人の中には捕虜虐殺を阻止するために奮闘した義人もいます。 http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/m/pages/189.html?guid=on#id_b0a67b4e http://www.geocities.jp/yu77799/rabe2.html このラーベという人は捕虜救出にあたってハーケンクロイツの腕章をフルに利用したそうで、ヒットラーにも訴えをしているぐらいですからナチの「人道」に対して善意の信頼を持っていたのでしょう。 ですがこういう個人の善意など踏みつぶされてしまって結局役に立たなかった戦争の構造や“論理”*こそ私達は見て行くべきだと思います。 このラーベの日記をテーマにした映画が作られましたがその上映を日本でできなくさせているような存在に私達は警戒していかなくてはいけないと思います。 http://deutschali.exblog.jp/9437476/ http://airlog.air-nifty.com/a1/2009/04/post-4d69.html 前も申し上げましたけど日本を良く思いたい気持ちはわかりますが戦争に対してはもっとドライな見かたが必要と思います。 またインターネット上の日本の戦争責任回避論の中には前に述べたような過去の戦争を肯定して推進した*論理と同じと思われるようなものもあるので警戒心が必要です。

nsu77
質問者

お礼

>逆にアジアでの他民族に対しては非人道的なあつかいばかりが目立ち「皇軍」がナチ以上に人道的だったとは言えません。 >収容所ではありませんが皇軍は中国に専用の施設を造って捕虜を実験台にして生物兵器の研究をしています。 「皇軍」の犯した第二次世界大戦中の悪事には、フィリピンで何万人もの捕虜がバタバタと死んだり、ベトナムでも農民から米の強制供出を行って何百と言う餓死者を出した事例もありました。 何れも軍が精神的&戦略的に破綻してしまった故に行われた行為ですが、南京の事件では便衣兵のゲリラ戦に悩まされて戦略破綻して、そして民間人虐殺にまで至ってしまったのです。 >皇軍によって多数の捕虜が殺された南京事件でも居合わせた同盟国ドイツ民間人の中には捕虜虐殺を阻止するために奮闘した義人もいます。 >このラーベという人は捕虜救出にあたってハーケンクロイツの腕章をフルに利用したそうで、ヒットラーにも訴えをしているぐらいですからナチの「人道」に対して善意の信頼を持っていたのでしょう。 そう言う人もいたのですか!あまりにも凄惨だったか、「中国から手を引くように」と死力を尽くしたのですが、無駄に終わってしまったのは残念な事です。 「戦争は人を狂わせる」と言う事はこの頃から言われるようになったのですね。 >前も申し上げましたけど日本を良く思いたい気持ちはわかりますが戦争に対してはもっとドライな見かたが必要と思います。 そうですね。日本軍の行動や末路を見ると、やはり「下手なことには首を突っ込むな」と思いますね。 現にアメリカも「共産主義拡大防止」の大儀を掲げてベトナム戦争に首を突っ込んだのですが、ソンミ村事件や枯葉剤散布等日本軍と同じ悪事を犯す結果になり、1973年に米軍ベトナムから手を引きました。 http://new-type-culture.seesaa.net/article/118258884.html http://www5a.biglobe.ne.jp/~katsuaki/sengo13.htm http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%AF%E8%91%89%E5%89%A4 二度も回答してくださり、ありがとうございました。

nsu77
質問者

補足

>またインターネット上の日本の戦争責任回避論の中には前に述べたような過去の戦争を肯定して推進した*論理と同じと思われるようなものもあるので警戒心が必要です。 そう言えば、最近血液型B型の人達や関西人、韓国人等に対する差別的な報道がよく見られますが、特定の人物への崇拝やメディア規制なども行われていて、何だかナチスが政権を取る直前のドイツにいるような気がしてなりません。 「過去の戦争を肯定して推進した論理」は出版物でも目立っていますが、kiyorokuさんの書き込みをみて、こうした論理が軍国主義的社会を浸透させて、そしてナチスのような民族主義的独裁政治に発展していくのだと気付きました。 2chや西村博之達辺りが一番怪しいと思いますが、ニコニコ動画でもナチスを崇拝する動画もあると聞きましたし、mF247でもユダヤ人や韓国人などに対する排撃を歌った右翼的なバンドも目立ってきていると聞きました。 日本がまた間違った方向に向かっていこうとしている気がしてならないのですが、下手したら旧日本軍より凄惨な組織的行為に及んで、ナチスやポル・ポト派じみた民間人への無差別殺戮を行う可能性だって考えられます。 こうした第二次大戦関連の情報には、くれぐれも慎重に取り扱う事を心がけておきます。

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その他の回答 (13)

  • caesar-x2
  • ベストアンサー率46% (251/542)
回答No.3

天皇家が追及されることは制度的にありません。 昔の日本は、天皇が大権を持ってはいても、 輔弼という制度があって、 全て決定事項は責任をとる大臣、参謀総長らがいて 天皇にはいかなる責任も負わないという制度だからです。 東條が自ら責任をかぶって死んだのもこの制度に殉じただけです。 彼の義務だった。 ちなみにいうと、ヒトラーのV号ロケットに対抗して チャーチルもドイツに毒ガス攻撃をすることを主張しました。 アレキサンダーらが反対して流れたわけですが。 基本的に風船爆弾のようなものに毒ガスをいれても 効果はほとんど限定的であって、軍事的にはたいした被害はでません。 日本軍は中国大陸でかなり大規模に化学兵器は使いましたが、 風船に乗せられるような量では屁みたいなもの。 敵国内に嫌がらせ的なパニックを引き起こすというぐらい。 しょぼい。 大量に載せるには風船が小さすぎるので無理。 大きくするとこんどは強度の問題がでてきて、 高高度まで上げられなくなる。 生物兵器については、当時の技術では効果的な散布は無理で、 また効果も未知数。たぶん何の効果も与えなかっただろうと 想像されます。やっていたら恥だけかくけっかになったでしょう。 生物兵器は、現代でも、操るのが極めて難しい兵器であり、 映画のようにうまくはいきません。

nsu77
質問者

お礼

>天皇家が追及されることは制度的にありません。 >東條が自ら責任をかぶって死んだのもこの制度に殉じただけです。 >彼の義務だった。 なるほどね。「君臨されど統治せず」は昔からで、天皇の立場は今と変わらないって事ですか。 東條は天皇に最も忠実だと言う事はよく聞かれますが、天皇に尽くして、制度に殉じたとなると、何だか切ないものですね。 >ちなみにいうと、ヒトラーのV号ロケットに対抗して >チャーチルもドイツに毒ガス攻撃をすることを主張しました。 ナチスもサリンやタブン等致死性の強い毒ガスを開発したのですが、ヒトラーは終戦まで使用を命じなかったと言う話も聞かれます(第一次大戦のトラウマが原因だったのが一般的な論調ですが)。 >基本的に風船爆弾のようなものに毒ガスをいれても >効果はほとんど限定的であって、軍事的にはたいした被害はでません。 日本軍の開発/使用した毒ガスはどんなものでしたかね? ガスの質によっては効果が変わると思いますが…… ただ、殺傷力のあるだけの量を詰める性能が風船爆弾になかったのは分かりました。 そうなれば、ただの「無駄な抵抗だった」って事でしょうね。 >生物兵器は、現代でも、操るのが極めて難しい兵器であり、 >映画のようにうまくはいきません。 生物兵器は現代でも扱いが難しいんですか? 炭素菌テロや細菌兵器開発はよくニュースで聞かれますが、現代でも扱いが難しいとは…… となると、当時の科学力でやったところで結局無駄に終わるのは目に見えてきますが、余程切羽詰ったと思えてきますね 詳しいご回答、ありがとうございます。

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回答No.2

変わりません。 史実でも報道規制がされて爆弾であったことは秘匿されています。 「謎の病気」として処理されてしまったことでしょう。

nsu77
質問者

お礼

風船爆弾が来ても報道規制を敷いて、これ以上の被害を食い止めようとするアメリカ政府の賢明な判断に私も感心しました。その意味で、ルーズベルト大統領等は自国民を危機から救った訳ですね(時の鈴木貫太郎内閣も「今日の戦争においてアメリカが優勢であるのは、ルーズベルト大統領の指導力が極めて優れているからです。その偉大な大統領を失ったアメリカ国民に、深い哀悼の意を送るものであります」と声明を発表した事もありましたし)。 ただ、「謎の病気」として処理したところで、症状からバレてしまうって事は無いのでしょうか? 史実のイタリア軍もエチオピア戦争で毒ガス兵器を使って、隠蔽を図って結局ばれてしまったのですが、その症状を映した写真や映像などが何だかの形で日本軍部に渡ったら、やはり風船爆弾を送りつづけたかもしれないと思いますが、どうでしょうか?

nsu77
質問者

補足

ただ、アメリカ政府の報道規制に加えて、昭和天皇の「朕は物騒なものが嫌いなり」と毒ガス搭載を許可しなかった事から、風船爆弾は「意味を為さなかった珍兵器」としてそのまま葬られた事は事実ですね。 ただ、イギリスのザ・サン誌は「極悪の天皇ヒロヒトに地獄が待っている」と書きたてたそうですが、以下のブログでも書いてあった通りアメリカ本土での犠牲が少なくて、それを妬んで書いたのではないかと思ったりもします。 http://new-type-culture.seesaa.net/article/118505976.html 風船爆弾の毒ガス搭載を許可しなかったおかげで多くのアメリカ国民は助かったし(犠牲になった6人は気の毒でしたが)、戦争犯罪にも問われなかったのに、「地獄が待っている」ってそりゃないんじゃないの(最も、あの「ザ・サン」ですから、読者受けするなら何でも書くでしょうが)?

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回答No.1

戦後のいわゆる「東京裁判」の戦争犯罪人と言う人たちが増えたでしょうね。

nsu77
質問者

お礼

となったら、毒ガスや生物兵器搭載に同意した事で昭和天皇を初めとする天皇家はやはり訴追される事になって、天皇制は廃止される事になってたって事ですかね?

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