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和名抄 鶴の読み方について
kimosabeの回答
訓点付きの画像を見つけましたのでご紹介します。見にくい部分もありますが参考になると思います。 私自身の読みも示しておきます。 鶴 四声字苑に云ふ鶴は(何各の反。和名ツル)、鵠に似て長嘴、高脚なる者なり。唐韻に云ふ●は、(音レイ。楊氏抄に云ふタヅ。今按に倭俗、鶴を謂ひて葦鶴と?為る是なり)鶴の別名なり。 *( )内は割り注の部分です。 *「零+鳥」は●に置き換えました。 *「葦鶴と?」は「と」でいいかどうか自信がありません。 *「今按に」の部分も「今按ずるに」のほうがいいかもしれませんね。 「何各反」 これは中国で用いられた「反切法」と呼ばれるもので、漢字音を示すためのものです。「何各反」「何各切」といった形で出てきます。 tong という漢字音を例にとりますと、中国音韻学では、頭子音 t を「声(声母)」、ong の部分を「韻(韻母)」と呼びます。 「反切法」は反切上字で「声」を示し、反切下字で「韻」を示します。つまり「東、徳(tok)紅(kong)反」は「t+ong」で、「東」の音は「tong」になります。したがって「何各反」は、「鶴」の音が「カク」であることを示しているわけです。 以上ご参考までに。入力ミス・変換ミスがあったらお許しください。 余計なことですが締切をお忘れなく。
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お礼
有難う御座います。反切法というのを初めて知りました。鶴以外でも多数あり、何だろうと思っておりました。 また早稲田大学のHP大変参考となりました。 もちろん締め切らず放置する様な恥知らずな真似を致しませんが、もう少しだけ皆様の御意見を拝聴したいと存じます。