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昔の国の国境ってどうやってわかったの?
世界史の教科書には昔の国の国境が書かれていますが、 何でそんなことが分かるんですか? 今と違って文献やはっきりとした国境の概念もないから 国境を調べるのは難しいと思うんですが。
- lskgja1534
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- jayoosan
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日本も東北に蝦夷系(のちにその一部はアイヌになる)の人々の土地と、いわゆる大和人の土地の境目に、柵が設けられていました。これは記録にも残っています。 http://www.asyura2.com/0403/bd34/msg/656.html 中国では地形を利用し、万里の長城が(それも時代によって三重にも)できました。 それを考えると、欧州なども国境を見分ける方法があっても何らおかしくないと思います。 国境を調べるというよりも、勢力範囲の痕跡をたどったのだと思います。
- Mumin-mama
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A.No.2です。 シーザーがガーリア人を攻めた頃、ガーリア人も国境を持っていました。 約千年の後、神聖ローマとフランス王国などの間にはいつもちゃんとした国境がありました。国境問題がいつもあったので、騎士が活躍していたとも言えます。 神聖ローマの国境内の無数の王国はそれぞれ市壁を築き、道には国境を置きました。市壁の外にはその国に所属する農民や漁師が住み、周りの森などもちゃんと領土は決まっていて、国王や貴族の狩猟場になっていました。森での狩は騎士の戦闘訓練の一環としてたいへん重要でした。 川や山脈は騎士が戦っていた時代には国境の役目を果たしましたが、大砲や鉄砲などが発達して、騎士が居なくなると、盲点になりかねなくなりました。そこでどうしたかというと、成人に達した男性の徴兵制度をつくり、国境を守らせたり、市民の猟友会を盛んにしたり、祭りと称する集合訓練をして、有事の時にそなえました。冷戦時代が終わって今では徴兵制度など緩和され、祭りはただの祭りになりましたが、まだそれらの習慣はヨーロッパ各地で残っています。 ヒトは人口密度が高いところに居ると、本能で自分のテリトリーには壁を造ったり、線を引きます。 たとえば、昔、小学校の机は二人がけでした、当時の机にはいつも真ん中に故意による線が引かれていました。私自身も隣の子の教科書がはみ出ていると、そーと自分の教科書で押し返したりした覚えがあります。 国境のはじめもこんな感じであったと思います。
お礼
ありがとうございます。
- Tacosan
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ローマ帝国とゲルマン族との間だと, ドナウ河とかライン河のように「河川」で設定している, というのは文献に残ってるんじゃないかな. まあ, ローマ帝国が一方的に設定しているだけですが. 中国西域だと砂漠になるから, 「これが国境線」というのは無理だと思う. いい例がアラビア半島で, (オスマントルコが支配してたからが不要だった, ということはあるけど) 割と最近まで内陸の砂漠地帯には「国境線」が設定されていなかったような気がする.
お礼
昔は自然の城壁で大雑把に決めていたんですね。 ありがとうございます。
- leman
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よくあるケースとしては自然を利用しているケースですね。 例えば川があって川の東側があっちの国の領土。西側が俺の国の領土。 あるいは山の向こう側がある国の領土。手前が自分たちの国の領土。 当時としてはそのくらい大ざっぱでよかったのです。
お礼
日本の県境もそんな感じですよね。 ありがとうございます。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
現在の私たちの感覚から言えば、 「適当に線を引いています」 という感じになります。世界史の教科書の国境線も何となく引いている。No2の回答で指摘しているようなリーメスや万里の長城は、すっごくレアケース。基本は、隊商路というか道路のある点で、こっから他人の領土!となる程度で、道路もまばらですから、国境線なんか引けるわけがない。 人口も少ないわけで、可住地帯が、ちょうど島のように、まばらに陸地にあったという感じです。島と島のあいだに、国境が引けないように、Aという村がフランス王家に所属して、となりのBという村はノルマンディ家に所属、そのAとBの村のあいだには広々と森があり、その森はA村とB村の共同利用だったり、人間の住む場所でないという扱いだったりするわけです。 さらに、場合によっては、「おまえ どっちの所属だよ!」というような、両方に所属しているような村もあったわけです。 昔の国家間の国境は、A村とB村のあいだに適当に線を引いているという感じです。
お礼
ありがとうございます。
- Mumin-mama
- ベストアンサー率45% (1140/2503)
例えば、ヨーロッパのローマ時代には国境として、中国の万里の長城のようなリーメスと言う国境壁がありました。内側にはローマ人、外にはゲルマン人とか居ました。 ローマ人はその壁のところどころに門番を置き、壁に「立ち入り禁止」と書いて貼りだしました。ところが、ゲルマン人は文字が読めない。その上、ゲルマン人の体格はローマ人よりずっと良く、普通に話していてもたいへん大声で、ローマ人から見るとまるで熊のようだったそうです。 ゲルマン人は勝手に壁を乗り越えて来てしまう。ですから、せっかくのリーメスもゲルマン人の侵入防止策には何も役にたちませんでしたとさ。と、嘘のようなホントの話。 それでもリーメスは今だヨーロッパのところどころに遺跡として残っていて、世界遺産になっています。 キリスト教の発展とともに国や国境の概念は発展して行きます。バチカン博物館に行くとそういう資料や歴史地図が沢山ありますよ。 神聖ローマ時代になると、荘園から数多くの小都市国家が生まれ、都市の周りに壁が築かれるようになり、主要な道には国境が置かれました。 ローマ帝国 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%B8%9D%E5%9B%BD リーメス http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%82%B9
お礼
ありがとうございます。 ローマは古代の国家の中では かなり制度化、文明化が進んでいた国なので 国境をはっきり決めていそうですね。
>昔の国の国境 はっきりとした年代の概念もないから 調べるのは難しいと思うんですが
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お礼
ありがとうございます。