共分散構造分析における変数の使い方

このQ&Aのポイント
  • 共分散構造分析における変数の使い方について、統計に詳しくない私が質問します。先行研究からの参考モデルを使い、多母集団同時分析を行いたいと考えています。しかし、潜在変数のうち2つは、24項目6因子および24項目5因子の尺度を使用しています。これらの合成変数を使用すると、個々の項目の影響力がわからなくなるのではないかと心配しています。また、AMOSを使用して共分散構造分析を行うと、6因子および5因子が無相関である必要があるとの警告が表示されます。しかし、異なる尺度の項目で構成された因子なので、それぞれの共分散パスを引くべきなのか疑問です。
  • 共分散構造分析では、24項目6因子と24項目5因子の尺度を使用して2つの潜在変数を作成します。しかし、合成変数として扱うことで、個々の項目の影響力がわからなくなる可能性があります。この問題に関して、どのように考えるべきか疑問に感じています。また、AMOSを使用して共分散構造分析を行う際、6因子と5因子は無相関である必要があります。異なる尺度の項目で構成された因子であるため、共分散パスを含めるべきかどうかも悩んでいます。
  • 共分散構造分析における変数の使い方について質問です。先行研究を参考にしたモデルでは、4つの潜在変数が存在し、そのうち2つは24項目6因子と24項目5因子の尺度を使用しています。ですが、合成変数として扱うと、個々の項目の影響力が分からなくなるのではないかと心配しています。また、AMOSを使用する際には、6因子と5因子が無相関である必要があるとの警告が表示されます。これについても適切なアプローチが分からないため、教えていただきたいです。
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共分散構造分析における変数の使い方

統計に関して全然稚拙な私ですがどうかご教授ください。 現在修士論文で共分散構造分析を使おうとしています。 先行研究を参考にしたモデルを多母集団同時分析をしようと しています。 統計に関してはホントにわからないことだらけで、いくつか 質問があります。 先行研究の潜在変数は4つに設定されています。 一つ目は4項目、2つ目は2項目の観測変数からなる潜在変数で ここまでは問題ないのですが、他の2つは「24項目6因子」 と「24項目5因子」の尺度を用いています。 この6因子と5因子のそれぞれの合成変数を観測変数として 扱って2つの潜在変数を作っています。 私としては合成変数として扱うと個々の項目の影響力がわからなく なるので「この方法論はどうなんだろう?」と疑問符でした。 この方法論をどのように考えますか? また6因子・5因子のままAMOSを使って共分散構造分析をしよう とすると「6因子・5因子のそれぞれは関係は、無相関でなければ なりません」という警告がでます。 これはどういった意味なのでしょうか?違う尺度の項目で作られた 因子なのですが、それぞれ共分散のパスを引くべきでしょうか? 意味のわからない質問かもしれませんが、何卒ご教授ください。 お願いいたします。

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回答No.2

「回答の補足」の説明を読むと、 豊田秀樹 共分散構造分析[Amos編] 構造方程式モデリング 東京書籍 のp66、p67で紹介されているような2次因子分析モデルや階層因子分析モデルのような感じなのでしょうね。 > 「無相関でなければなりません」とエラーが出るのは、 この類のエラーメッセージは大概、(コンピュータが)途中の計算ができないときに見られるものです。たぶん、潜在変数間の相関係数(あるいは共分散)を0に設定しないといけないのでしょう。 > 全ての因子の双方向矢印を消さなければならないのでしょうか? 双方向矢印を消せばうまくいくかもしれないし、うまくいかないかもしれません。Amosがどのような処理をするのか分かりませんが、何も描かなければ勝手に相関関係を想定してしまうことがあります。その場合は何らかの操作(あるいはプログラムで)「因子Aと因子Bの相関係数は0です」という命令をしてあげる必要があります。 ちなみに、本を参照できると分かりやすいと思いますが、上で挙げた本のP67に紹介されている階層因子分析モデルをLISRELで行う場合は Let the covariance between F1 and F4 be equal to 0 といったように、F1とF4の因子間の共分散を0とするような命令を記述してあげないと分析してくれません。きっと質問者さんの場合も同じ症状でしょう。

satokocha
質問者

お礼

ありがとうございました。 仮にパス、共分散を引いていなくても相関がないことを AMOSに教えてあげなければならないんですね! なんとなくですがこんな感じで理解しました。 本当にありがとうございます。 早速分析に取り掛かりたいと思います。

その他の回答 (1)

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回答No.1

> 他の2つは「24項目6因子」と「24項目5因子」の尺度を用いています。この6因子と5因子のそれぞれの合成変数を観測変数として扱って2つの潜在変数を作っています。 この部分の意味が分かりませんね(^_^;) 多母集団分析でなくても、SEMの基本として、因子分析モデルにおいて潜在変数と因子というのは同じでしょう。ある因子Aを仮定したとして、その因子Aは実際に観測されたものではないのだから「潜在変数」というわけ。 そうすると、この説明は意味が通らないということになりますよね? > 6因子・5因子のままAMOSを使って共分散構造分析をしようとすると「6因子・5因子のそれぞれは関係は、無相関でなければなりません」という警告がでます。 私はLISREL派なのでAMOSのエラーメッセージは分かりませんが、因子間の相関関係を仮定しないモデルとして指定しなければいけないのでは?つまり、ある因子Aと因子Bとの間に双方向の矢印を書いてはいけないということ。

satokocha
質問者

補足

早速の丁寧なご回答ありがとうございます。 因子1~因子6が一つの尺度で、因子7~因子11が別の尺度です。 全ての11因子は一つの潜在変数に向けてパスが引かれています。 因子1~6の間にはそれぞれ双方向の矢印が引いていて、同様に因子7~11までのそれぞれにも双方向の矢印を引いています。 しかし「無相関でなければなりません」とエラーが出るのは、双方向の矢印を引いていない、因子1-7、1-8、1-9、1-10・・・のように違う尺度の間のエラーが出ています。 「因子間の相関関係を仮定しないモデル」というのは因子1~6、因子7~11まで、全ての因子の双方向矢印を消さなければならないのでしょうか? 重ねて申し訳ありません。何卒ご教授ください。

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