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アリストテレスの第一哲学って?

現在アリストテレスの『形而上学』を読んでいるのですが、はじめの方に出てくる「第一哲学」というものが、よく分かりません。 いくつかの入門書のようなものを読んでも、「神学」と同じような使い方だとか、運動の原理がどうとかで、よく分かりません。 参考となる書籍などありましたら、そちらも是非紹介していただけるとうれしいです。 よろしくお願いします。

  • rapun
  • お礼率65% (196/300)

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  • ringouri
  • ベストアンサー率37% (76/201)
回答No.1

岩波文庫の『形而上学』(下)「訳者解説」(出隆)に詳しい解説があります。普通の読者にとっては、最も安価で良質な「第一哲学」を巡る説明だと思います。 結局「第一哲学」はその実態(アリストテレスの明晰な定義)がよく分からないのです。「あらゆる存在を考察する」基本原理を説く内容だったと推測されていますが、その存在の中には神も含まれます。(神が中心的テーマで自然や人間は従という説もあるようです。) 私個人は「第一哲学」も「形而上学」も翻訳の際の用語が不適切で物凄い誤解ないし曲解が普及してしまったのではないかと思っています。 本来これらの文献資料や言説は「~学」などと体系的に纏められたものではなかったのではないでしょうか。『形而上学』も、どちらかといえば、解説資料集あるいはメモのようなものではないかと感じます。(貴重な遺産であることに違いはないですが)

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