• 締切済み

ランダムウォーカーにある矛盾について

ウォール街のランダムウォーカーという本を読みました。 そこでひとつ疑問に思ったんですが、この本では株式市場は非常に効率的で株価の変動を利用して期待リターンをあげることは不可能なので、 リスクを最小限に抑えるインデックスファンドを長期保有して期待リターンをあげることが薦められています。 すなわち効率的市場を前提にインデックスファンドを買うと得すると言っているのです。 ただ私の考えでは 株式市場はゼロサムゲームなので、 インデックスファンドを買うことが期待値プラスなら、 インデックスファンドに株を売る人は期待値マイナス。 すなわち株を売る人の合理性を否定することになるので、 効率的市場自体を否定することになり、 この説は自己矛盾をはらんでいるのではないかということです。 この本では効率的市場を説明するときに、 「道端に100ドル札が落ちているわけが無い。  なぜなら、本当に100ドル札ならすでに誰かが拾っているはずだ。」 という話が良く出てきます。 インデクッスファンドでリターンをあげるということも落ちているはずのない100ドル札を拾おうとする行為と同じなのではないでしょうか? インデックスファンド投資は始めたいのですが、 この不安を拭い切れません。 どなたか助言のほどよろしくお願いします。 (株式市場がゼロサムゲームの理由)  株式を買うということは、株式と通貨を交換するということである。‥‥(1)  全ての交換は交換による本質的な価値の変動を伴わない限りゼロサムゲームである‥‥(2) (1)と(2)から株式市場はゼロサムゲームと言える。

みんなの回答

  • mark-wada
  • ベストアンサー率43% (273/633)
回答No.3

>株式市場がゼロサムゲーム だと言う部分が、違っているのだと思います。 もちろん、短期的に見ればゼロサムですが。 「現在」と「遠い将来」で比較すればプラスサムでしょう。 ある優良企業が1億円で株式を発行して設備投資します。 20年後、その会社は収益を上げて株式は2億円に値上がりします。 そんな優良企業の株式を集めたのがインデックス・ファンドでしょう。 「そんな株を今、1億円で売るのは不合理だ!」という突っ込みがあるでしょう。が、金融は不完全ですから、リスクをとって1億円で買う余裕のある人・主体は限られています。 債券に比べてはるかに高いリスクをとった株主への「正当なご褒美」を狙おうというのが、インデックス・ファンドだと思います。 >インデックスファンドに株を売る人は期待値マイナス。 究極的には、インデックスファンドにその株を売っているのは、「その事業会社」自身です。「その会社」の経営者は、今、1億円の現金があれば設備投資して何倍にも増やすノウハウを持っています。 でも株式を発行しないと、そのメカニズムを発動できません。 -------------------------------------- また、こうも考えられます。 証券会社などは、素人には無理な様々なノウハウを利用して、インデックスファンドを組み立てます。上記の例では「その事業会社の株」を1億円で仕入れ、それをインデックスファンドに組んで、個人投資家に1億1000万円で売り出します。と、考えれば、「インデックス・ファンドを売る人」も合理的だと思います。

Ryo0617
質問者

お礼

すみません。 もしかしたら、間違っているかも知れません。 もう一度考えます。

Ryo0617
質問者

補足

回答ありがとうございます。 >>株式市場がゼロサムゲーム >だと言う部分が、違っているのだと思います。 >究極的には、インデックスファンドにその株を売っているのは、「その事業会社」自身です。「その会社」の経営者は、今、1億円の現金があれば設備投資して何倍にも増やすノウハウを持っています。 >でも株式を発行しないと、そのメカニズムを発動できません。 おっしゃる通りです。 株式を発行すること(自社株と円を交換すること)がプラスサムゲームであることは認めます。 しかしながら、 >全ての交換は交換による本質的な価値の変動を伴わない限りゼロサムゲームである‥‥(2) という条件をつけています。たしかに新規公開株の売買はプラスサムゲームですが、そのような明らかに期待値の上がる取引は行えないというのが効率的市場の原則なのでそれをインデックスファンドの期待値の理由として挙がるのいささか無理があるのではないでしょうか。

回答No.2

本を読んだことはありませんが。 理論上の取引と実際の取引を混同しすぎている気がします。 頭の中で取引をしたいのでしょうか。それとも株式市場に個人投資家として参入して取引をしたいのでしょうか。 普通、これは市場全体の話をしています。市場がゼロサムであろうとなかろうと、当然ながら損する人も得をする人もいます。 Ryo0617さんが株式市場に貢献したいという気持ちをお持ちで、ゼロサムの市場はポリシーに反するというのであれば別ですが、残りは個人のリスクとリターン選好度によって選択すればよいだけの話です。市場がゼロサムかどうかは、Ryo0617さんが損をするか得をするかということにほとんど関係がありません。もちろんRyo0617さんが何兆円という資金を持つ非常に重要なプレーヤーだったり、ひどいマイナスサムの市場であれば別ですが。 「道端に100ドル札が落ちているわけが無い。なぜなら、本当に100ドル札ならすでに誰かが拾っているはずだ。」 この話も単なる理論上の話で、Ryo0617さんは道でお金を一度も拾ったことがありませんか?僕は何度もあります。人間が全員合理的で一円も無駄にしようとせず、人間の動きが効率的なら、すでに誰かが拾っていたはずですよね。 本の通りに投資をしたいのであれば、ぜひ違った著者の本を100冊くらい読んでみることをお勧めします。きっと投資をする気は失せると思いますが…。

  • tohoho2
  • ベストアンサー率23% (16/68)
回答No.1

「ウォール街のランダムウォーカー」は読んだことありませんが、「シーゲル博士の株式長期投資のすすめ 」(新しい版も出ています)を読むことをお勧めします。 この本によると、長いスパン(200年)で見れば、株式投資は、長期債券投資、短期債券投資、金投資に比べてリターンが高いということです。投資期間が長ければ、お金を借りてでも株式に投資するのが良いようです。1929年のアメリカの株式大暴落前の天井のときに株を買ったとしても、配当金を再投資しながら30年間持ち続ければ、そのとき債券を買っていた場合に比べてもリターンが大きくなったということです。 したがって、今流行りのETFに投資するのが最善かと思います。

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