• ベストアンサー

「とつて返し』の文法的解釈

kimosabeの回答

  • ベストアンサー
  • kimosabe
  • ベストアンサー率59% (137/230)
回答No.3

「とつて返し」は、本来は、 「とつ」・・・ラ行四段動詞「取る」の連用形「取り」が促音便化したもの 「て」・・・・接続助詞 「返し」・・・サ行四段動詞「返す」の連用形 と三単語に分析できるでしょう。 小松英雄という国語学者は、「音便機能考」という論文で、   「音便という現象には、一語としてのまとまりを示す機能がある」 と指摘しています. この説に乗っかれば、 「とつて返し」などは、ひとつの動詞として、一語扱いしてよいと思われます。 小学館の「古語大辞典」で「とってでる(取って出る)」を調べますと、 「とって」には、「でる」の意味を強める働きがある、 よいった内容の説明があります。 「とつて返す」の「とつて」も、 具体的な動作を表すのではなく、 「返す」を強調するために上に添えられているのだと、 考えてよいのではないでしょうか.

gonji
質問者

お礼

いろいろ回答くださりありがとうございます。 kimosabeさんは専門家なのですね。心強いです。 「取り」が音便化されて後の語と一語としてのまとまりを持つ、と考えればよいのですね。 参考になりました。

関連するQ&A

  • 奥の細道 立石寺 品詞分解

    どなたか奥の細道の立石寺の 以下を品詞分解してくださいませんか?? 山形領に立石寺といふ山寺あり。慈覚大師の開基にして、殊に清閑の地なり。一見すべきよし、人々の勧むるによりて、尾花沢よりとつて返し、その間七里ばかりなり。日いまだ暮れず。麓の坊に宿借り置きて、山上の堂に登る。岩に巌を重ねて山とし、松栢年旧り、土石老いて苔滑らかに、岩上の院々扉を閉ぢて物の音聞こえず。岸を巡り、岩を這ひて、仏閣を拝し、佳景寂寞として心澄ゆくのみおぼゆ。            閑さや 巖にしみ入 蝉の声 長々とすいません!!! よろしくおねがいします!!!!

  • 漢書の蘇武伝というのは、どこにあるのでしょうか

    たとえば、gooの辞書で「人生」をひくと・・・ http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BF%CD%C0%B8&kind=jn 『――朝露(ちようろ)の如(ごと)し  〔漢書(蘇武伝)〕人の命は、日が出ると~~』 というように、漢書・蘇武伝、とでてきます。 他にも、どんな辞書で「雁の使い」を調べても、漢書・蘇武伝が由来だと説明されています。大漢和辞典でも…。 しかし、漢書の目次を見ると、「蘇武伝」というのは列伝の中にありません。 (参考・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E6%9B%B8  この他、筑摩文庫の「漢書」などを調べました。) この蘇武伝というのはどこにあるのでしょうか。 中国語のサイトで蘇武伝の全文をのせているところはみつけられたのですが、日本語のサイトで「蘇武伝」を検索すると、辞書からの孫引きや、「この言葉は漢書・蘇武伝からくるらしい」という記述しかなく、書誌情報はありませんでした。 まさかとは思いますが、漢書の中に蘇武伝はなく、あまたの辞書が間違っているのでしょうか。 これって後漢書ではなく前漢書のことですよね…。 出版されている本で、漢書の中に蘇武伝が収録されているものはあるでしょうか。 日本、中国、どちらの書籍でもいいので教えてください。 (中国語の全文をのせたサイトは信憑性が低く資料としてあまり価値がないので、書籍を探しています。)

  • 「五月雨を あつめてはやし 最上川」について

    『奥の細道』を読んで不思議に思い、気になったので質問させていただきます。 芭蕉は山寺(立石寺)に今の暦で7月13日に行っていて、その後最上川のあたりを通ったはずですよね。そのとき、大体8月ころになったようなのですが、どうして、そこで“五月雨”という季語がでてきたのでしょうか? 想像力なのでしょうか?

  • 松尾芭蕉

    芭蕉の「奥の細道」のなかで 解釈の分かれる句がありましたら 教えてくださいm(__)m お願いします。

  • おくのほそ道と「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」について

    「おくのほそ道」についての感想 そして俳句「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」についての解釈と「ふたみ」の二つ意味は何? いろいろな資料がほしい~お願いします(>人<;)~

  • conveyanceの解釈

    こんにちは。書類の中にconveyanceという単語が出てきて、その解釈について教えて頂きたいのです。辞書を見てみると(不動産、財産権などの法的手続による)譲渡、移転とあります。 これはすべての権利を相手に渡し、こちらには権利が一切なくなるという意味になるのでしょうか。こちら側も権利を保持しつつ、相手に使用許可を与えるという意味にはならないのでしょうか。

  • take it easy の『take』の文法解釈

    気楽にいこう、頑張って、じゃあね(ばいばい)などの意味で使う『take it easy』の『take』って、辞書的(直訳)にはどういった風に訳すのでしょうか?? 【take O C】の構文なのかなぁとは思うんですけど、いまいちよくわからないんです。 例えばこの take it EASY の変わりに別の単語を入れて 【take it difficult】【take it hard】【take it angry】などにした場合に take はどのように訳(解釈)したらいいのでしょう?? それともこの意味での take it は、take it easy として決まった言い方をする決まり文句のようなもの(特に意味はない)なのでしょうか??

  • 「奥の細道」の冒頭について

    奥の細道の冒頭で「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり」とありますが、この「旅人」とはどういう意味なのでしょうか。 旅人と聞くと各地を転々と動き回っているイメージがあります。そこから「時間とは、止まっておらず常に流れているものだ」という解釈になるのでしょうか。しかしそれでは「時間は流れている」という、あまりにも当たり前すぎる内容のような気がしてしまいます。 また「月日」や「年」など、なぜ「時間」について言及しているのでしょうか。その後の文章では船頭や馬子や古人など、「人間」の旅についての記述があるのと比べると、時間について述べている冒頭部分だけがどこか突出している感じがします。 結局、芭蕉の言いたい「行きかう年もまた旅人なり」とはどういう意味なのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • この英文の文法的な解釈の仕方

    You probably know more about our new product, and what age groups to target with it than I do. 訳)おそらく君のほうが僕よりも、新製品についても対象にしている年齢層についても良く知っているだろうしね。 TOEIC模擬試験の中の一文です。訳は回答説明に記されていたものです。文法的に解釈に困っている部分があるので、教えてください。 1) what age groups ですが、whichではないのですか? そうすると如何してこの訳文になるのか分かりません。 2) age groups to target は 名詞+to-不定詞であり、対象となる年齢層と訳せる? 3) with itはどういう意味ですか?訳文から推測すると、target with itで、itをターゲットにしていると訳せるのかな?と思いますが、通常この場合の前置詞は atですよね。 4)with itは、付帯の意味を持ち、age groups to target の名詞句を修飾しているのですか? よろしくお願いいたします。

  • 漢文:解釈問題

    『史記』仲尼弟子列伝第七巻には、瑞木賜の「何敢望回(なんぞあえてかいをのぞまん)」という台詞があるようですが、この文が解釈出来ません。具体的には、此の現代語訳は「顔回に追いつけるとは思ってもいない」となっているのですが、原文の「望」が訳文の「追いつける」になっているのは何故なのでしょうか。元々の文章は「何敢望回」でぐぐれば見つかると思います。 辞書を引いても特にそれらしいものは見当たらなかったので質問致しました。そもそも、漢字の読みと其の読みの時の意味をちゃんと載せた、漢文勉強に適した辞典はあるのでしょうか。ついでではありますが心当たりがある方は教えていただけたらと思います。