長渕剛マニアの方教えて下さい！

質問

長渕剛さんの［トンボ］と［I'M SITTING IN THE RAIN]について教えて下さい。
歌詞の意味が難しく、何を言いたいのかなぁって気になります。
それを理解しないと彼の気持ちがつかめないような気がしています。
どうぞよろしくお願い致します。

1.歌詞の意味、意図するところ、心理
　　主人公は何を考え、どのような気持ちなのか？
2.この曲をカラオケで歌う人、好きな人は、どのような気分の時に歌いますか？なぜ好きなのですか？

回答No.1

Tori_30 · ベストアンサー

そんなに”マニア”って程知識はないですけど、『とんぼ』は結構好きな歌なので一つ回答させて頂きます。（I'm sitting in the rain"はまだ聞いた事ないですね。今度是非聞いてみます）

１、ドラマがあるの知ってます？きっとね、あの歌はドラマの主人公であるところの”英二”の心情を歌ってると思うわけです。（長渕本人の体験も入ってるでしょうがね。”北へ北へ向かった”ってもろ長渕の故郷から東京へ向かう方向だし。）ドラマの主題歌なんですよ。映画もありますね。『オルゴール』とか。

主人公は何故、東京に向かったのでしょう？そこからまず想像してみましょうか。
とりあえずは憧れですね。東京に対する憧れからです。東京に行けば何でもある。そんな希望を胸に東京を目指し東京で暮らす事になったんですね。（花の都”大東京”から）
あとは・・・歌詞の雰囲気から察するに、故郷からはじき出された面も否めないと思います。
”薄っぺらなボストン・バッグ”しか持ってなかった、っていうのがそれを示していると思うんですよ。決して拍手をもって”送り出された”わけじゃない。今更戻れやしない、そんな哀しさも読み取れます。

そして、東京での暮らしはどんなだったか？実際の東京はどんなだったか？を想像してみましょう。
”俺は俺であり続けたい”わざわざこんな風に望むって事は、”俺が俺であり続けられない”不安を抱いているわけです。
考えてみればそれも当然でしょう。誰も頼る事が出来ない、誰も助けてはくれない。”俺が俺であって”はまずい局面だってあるわけです。っていうか、殆どそういう状態でしょう。自分を殺す毎日なわけですね。
”裏腹な心たちが見えて”というのは、むしろ自分の心。自分の心だからこそよく解かってしまう訳で・・・。『ああ、また心にもない事を言ってしまった・・・』そんなやり切れなさで一杯なわけです。

そして・・・そんな自分に嘘を吐く毎日を送った末に、その現実に膝を屈する事もあるでしょう。（自分の）望まぬことをやらされ、そして（案の定、思った通り）失敗する。それぐらいやり切れない事も他にないでしょう。しかし、貴方にもこういう経験はあるはずです。僕にはあります。これは多かれ少なかれ、誰もが経験している事だと思います。
顔を地面にこすり付けられて（ここは比喩です。”ざらついた苦い砂を噛むと”をもうちょっと想像しやすく言い換えてみました）打ちのめされる。そんな時に今までねじ伏せてきた、この東京にねじ伏せられてきた正直さ（自分が自分である、という事です）を、振り返ってしまうわけですね。『ああ、もっと自分らしく生きたいな・・・。自分らしく生きれば良かったな。』と。

”しあわせのとんぼ”とはいつか夢見た希望なのかもしれない。いや？もしくは、”もう戻れやしない”故郷への想いか？もうとんぼは手の届くところにいない・・・そんな哀しさを歌ってるのだと思います。（そういえば東京って”とんぼ”いなくないですか？探せばいるんだろうけど、意識しなくても周りにいる、って実感はなかったな。）

その主題歌とドラマが繋がるわけですよ。多分、”英二”はそういう体験を経て、ドラマ冒頭で刑務所に入っているわけです。きっとね。

２、う～ん。なんででしょう？
なんていうか、熱い歌なんですよね。メロディーが熱い感じがして歌いやすいんですよ。こう・・・『よっしゃ！！歌った！！』って力が入るって言うかｗ演歌っぽいのかな？
歌詞はなんとなくネガティブなんだけど・・・でも嘘っぽくなくてどこか共感出来る歌なんですよね。
東京とかに限らず、故郷を離れて違う場所を目指す人ってのは、何かしら故郷からはじき出された部分があると思うの。それこそ持ち物といったら”薄っぺらなボストン・バッグ”しかないっていうね。（それは何も実際の持ち物に限った話ではなく、なんていうか価値観？もそれなりの希望しか持ってなかったりすると思うんだよね。漠然と『ここに行けば何とかなる』みたいな。）
そりゃあ、大学とか色んな理由はあるんだけど・・・。でも心のどっかには”地元に友達がいない”とか”こんな村嫌だ”とかそんなネガティブな部分を抱えている場合が殆どだと思う。（みんなに聞いたわけじゃないから、実際のところは知らないけどね。でも、なんとなくそう思う）
で、その場所に行ってみたら、何の事はない。結局自分が半端だったんだ、っていうね。そんな気付き（？）にさらされたりして。
そんなやり切れない気持ちをよく表してると思う。そんな時に涙流しながら歌ったりするかも（＾＾；）
そんな風にいちいち考えてるわけではないだろうけどねｗ

長くなっちゃいました。すみません。参考になれば嬉しいです。

お礼

実は・・お待ちしておりました・・
Tori_30さんにまためぐり合えるのを期待しておりました・・。
またもご回答ありがとうございます。そして前回は「空」についての解読、お見事でした、
凄く解かり易かった。今回もそうです。重ねてお礼申し上げます・・。

1について
「とんぼ」の持つ意味、解釈をこんなに丁寧に解読して頂き、思った事は・・。
やはり彼の心境にぴったりと思います。
＞＞”俺が俺であり続けられない”不安を抱いているわけです。
＞＞自分を殺す毎日なわけですね。
＞＞『ああ、もっと自分らしく生きたいな・・・。自分らしく生きれば良かったな。』と。
＞＞もうとんぼは手の届くところにいない・・・そんな哀しさを歌ってるのだと思います。

彼に思い当たる部分があります・・。そしてそれが私には辛い事。どうしてあげることもできない・・。
（しあわせのとんぼとは彼の場合、故郷を指しては居ない、私には思い当たる事があります）
そしてこれを心境として歌われてるとしたら、まるで私への拒否にも感じられる・・・。不安です・・。私の勘違いですか？
二人何か良い雰囲気で希望的な時にこれを出してくる、いつも（なんで今このときにそれを歌うの？？？）って感じなのです。

ただし、彼は本人曰く、歌詞なんて気にしていない、メロディー派だ！と断言するのですが、
どうも私には歌詞の意味も解かって歌ってるような気がして、不安でした。
Tori_30さんほど、歌詞の意味を深く理解する能力は彼にはないと思います。
しかし本能で理解してるとしか思えないくらい彼に当てはまる部分がある・・。

この辺同じ男性？としてどう思われますか？

2.について
結構歌詞が心境深い割には、メロディー重視な感じなのですね？
彼もそこそこなんとなく「希望」程度な歌詞理解であとはメロディーとか雰囲気で好きなのかなぁ・・？

Tori_30さん、ぜひI'm sitting in the rainも解読お願い致します＾＾；。
ほんとに助けていただいてます。ありがとうございます。こんな質問、目に留めて頂いてありがとうございました。

回答No.2

Tori_30

＃１です。まだ『I'm～～』は聞いてませんが、再度投稿失礼します。ちょっとネガティブすぎたかも？と思ったんで。（＾＾；）
（やっぱりいつだったか『空』について質問されていた方だったんですね。覚えていてもらえて光栄です。あの解釈もちょっとネガティブ過ぎたかも？申し訳ないです。僕はネガティブに解釈しすぎるきらいがあるので・・・。話半分に聞いて丁度良いと思います。）

自分の投稿に再度目を通してみたんですけど、”しあわせのとんぼ”についての解釈は違ったかもしれないと思いました。

まず、故郷は空を飛んだりしません。思い出もそう。そういう過去ってのは空を飛んだりしないですよね。その辺を失念しておりました。
”空を飛ぶもの”に例えられるのは、いつだって”未来”とか”希望”です。（”将来”、って事かな。ネガティブもポジティブも含めてね。ネガティブな表現では『災厄が降って来る』っても言うでしょう？ポジティブな表現では『幸運が舞い降りる』かな。そんな風に、空にあるものは時系列からいって未来に位置するもの）
”未来”が”現在（いま）”になって空から降って来て、”過去”として大地に積もる。比喩の相関関係としてはそんな風に図示出来ると思います。（まあ、図に表したとして）
だから、”とんぼ”とは故郷とか過去ではないのかもしれないです。最初の投稿ではちょっと早とちりしちゃいました。本当に申し訳ない。

で、その考え方からいくと、”とんぼ”ってのは希望そのものかもしれないです。憧れの対象ってやつかな。『自分はこうありたい』っていう目標のようなものかもしれない。
それに”とんぼ”から受けるイメージにはもう一つあって、それは”自由”だという事です。誰からも縛られず、自由に空を飛ぶ存在。（まあ、儚げではありますけどね。そこは今回は置いといて）『自由な自分』を端的に表したイメージなんだと思うんです。

もしかしたら、♪ああ、しあわせのとんぼよ～♪ってとこのサビは、それまでの歌詞とはあんまり関係ないのかも？
強いて言えば『そんなに愚痴ってると、とんぼに笑われるぜ？』って事なのかも？
それか、最初に僕は『探せばいるかもしれないけど・・・』と書きましたが、そういう事なのかも？『探せば、こんな東京にもトンボはいるんだ』っていう希望を歌ってるのかもしれないですね。

長渕さんの歌って、歌い出しの歌詞こそネガティブですが、メロディーから受ける印象は”希望”だったりするんですよね。

例えるなら、（こんな例えだと長渕さんに失礼かもしれませんが・・・）屋台の飲み屋で交わされるサラリーマンの愚痴みたいなもの。『まあ、聞いてくれよ。ひどいんだぜ、俺の会社。俺はこんなに頑張ってるのによぉ～、うちの会社はちっとも良くなりゃしねぇ。いつか辞めてやるぜバッキャロォ～』ってクダ巻いてるけど、愚痴を言うだけ言ったら『さて、明日からまた頑張るか。お勘定お願いします。』と襟を正して立ち去る。そんな感じの歌だと思うんです。

ストレス発散にはもってこいのメロディーと歌詞なんですよね。多分、彼氏さんはその辺が好きなんだと思います。
『よっしゃ！！歌い切った！！吐くだけ吐いたら、明日また頑張ろう！！』みたいな。

やり切れない事はいっぱいある。それが人生。でも、それでも明日も生きて行こうよ。トンボは探せばいるんだからさ・・・。
って歌なのかもしれない。
まあ、歌ってどうにでも解釈出来ますからね。どうにでも解釈出来るなら、せめて明るく解釈した方が得かもしれませんね。

お礼

Tori_30さん、再度本当にありがとうございます、ま、ま、Coffeeでも～と言いたいところであります＾＾。
｛I'M ～}は、昨日歌詞が見れる所を探して貼り付けようとしたのですが、みつからなくて・・・。

とんぼが比喩されるもの・・過去の幸せか、現在も含めた未来の幸せか？彼はどう取っているのでしょう？微妙です。
Tori_30さんのご解明から行くと、どれもが彼に当てはまる、彼がこのどれも感じていても不思議ではないです。
希望は私であっても、自由が欲しいのは私から、周りから？愚痴ってばかりいるのも彼、こんな俺にも私が居るんだと言う感謝？
彼は一度に正反対の事を言うから、いつも私は何が本当で本心かが理解できない不安で一杯です。
この「とんぼ」も二つの肯定と否定、ネガとポジを含んでる気がしますね？
＞＞歌詞こそネガティブですが、メロディーから受ける印象は”希望”だったりするんですよね。
やはり、最後は希望（私）なんでしょうか？そうだったら嬉しいな。

もうひとつ！ひょっとしたら彼は恋愛的に歌ってるんじゃなくて、仕事での事を歌ってるのかな？とTori_30さんのご解読を読んで思えました。
彼はよく仕事の愚痴を私に言い、愚痴なのか悪口なのかびみょ～＾＾；ですが、私は男性が愚痴はまだマシですが、悪口を言うのは戴けない・・・と思うので（私自身が人の噂話や悪口は大嫌いである）すが、
彼は私にしか言えないんだろう、それで気が晴れるならと、よく聞いてあげてます。
ストレス発散で歌ってるならいいなぁ・・・。
『歌詞なんて気にしてない！メロディー派だ！』と言う彼の言葉を信じるなら必然的にこっちになりますね。

＞＞どうにでも解釈出来るなら、せめて明るく解釈した方が得かもしれませんね。
そうですね。。彼の過去が私には辛い事だらけ。だから、ネガな歌を歌われると、私が色々勘ぐってしまって凹んでしまう。
口数も説明も表現もない彼だから、なおさら解かりにくい、聞けない・・。だからこうして歌でもヒントになるかと思い・・。
Tori_30さん、ありがとうございます。こうしてどれだけ参考にさせてもらい、救われてるか・・・。
こんなに深く意味を解釈されてるんですもの、きっと歌うまいんでしょうね＾＾！
ちなみに私は歌詞派なのでよけいに彼の歌う歌詞を過敏重視してしまうのかもです・・。
本日もなんとか｛i'm・・・｝の歌詞を探しておきます＾＾；。

補足

｛I'M SITTING THE RAIN｝の歌詞が見つけられませんでしたので
一度締め切らせていただきます。
またのご縁がありましたらご回答よろしくお願い致します。