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イオン交換クロマトの試料が溶出する順番について

こんばんは。質問させていただきます。 イオンクロマトグラフィーの実験で陰イオンの定量を行いました。 塩化物イオン、硝酸イオン、硫酸イオンの順番でピークが描かれました。 この順番はそれぞれのイオンの固定相への吸着力の差による。 という説明を受けたのですが、具体的に吸着力の差とは何を指しているのでしょうか。 調べてみたところ、陽イオンに関してはイオン価が大きく、原子番号の大きいもの程親和力が強いという事が分かりましたが、陰イオンについての事が分かりません。 どなたか教えてください。

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  • DexMachina
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回答No.1

陰イオンの場合も、陽イオンの場合と同じと考えてよいと思います。 陽イオンの場合は陽イオン交換樹脂をカラムに充填するのに対し、 陰イオンの場合は陰イオン交換樹脂を使用すると思います。 これにより、樹脂上の電荷とイオンの電荷の間のクーロン力が 吸着力として働くため、陽イオンの場合と陰イオンの場合とで 同じ結果になる、というわけです。 (これが仮に、陰イオンに対して、陽イオンの場合と同様に陽イオン  交換樹脂を使用すると、どんな結果になるかわかりません)  陽イオン交換樹脂(負電荷) ←吸引→ 陽イオン(正電荷)  陰イオン交換樹脂(正電荷) ←吸引→ 陰イオン(負電荷) なお、陽イオン分析の場合は、大抵アルカリ金属の1原子による イオンなのでほぼ球形となり、原子番号(原子量・分子量)の大小が カラムの通過のしやすさと比例関係になるのに対し、 陰イオンの場合は、ハロゲン以外は複数原子からなるため、 イオンの分子量・式量とのきれいな相関関係にはならない可能性が あると思います。 (硝酸イオンや硫酸イオン等の、小さく、対称性の高い(=球形に近似  して考えられる)ものであれば大きく崩れることはないと思います)

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