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この和歌の作者は誰でしょうか。

親戚の家に、以下のような掛け軸がありました。 野桜によせて 色あせて梢にのこるそれならで 散りてあとなき花ぞ恋ひしき 希典 ※「それならで」の部分は、ネット上の情報で補いましたが、本当はくずし書きのため、読めませんでした。 ネット上に、歌の全文はありましたが、作者名は不明でした。「希典」とあるんで、乃木将軍かとも思いますが確認できません。なにかこの歌についてお知りの事があれば教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • geyan
  • ベストアンサー率32% (524/1592)
回答No.1

このサイトをご覧ください。 http://www2u.biglobe.ne.jp/~gln/77/7739/773902c.htm 乃木神社に残る乃木希典の和歌の中にこの歌が含まれているようです。

eeldog_2005
質問者

お礼

さっそくのご返答、ありがとうございます。旧かなに気付かず、検索不足のようでした。 ところで、なんで、この掛け軸があるのか、不明なのです。 本物のわけはありませんので、昔、たくさんコピーが作られたのでしょうか?

その他の回答 (1)

回答No.2

乃木将軍に詳しいわけでもなんでもありません。 ソースはただ一冊、お読みくださったほうが早いのですが、簡単に内容を紹介します。 少し古い本なので、いま流通しているかどうかちょっとわからないのですが、岩波新書の黄版に『日本人の死生観』(上・下)という本があります。著者は加藤周一とM.ライシュ、その上巻の最初に扱っているのが乃木希典です。 彼の生涯と殉死について、非常に良くまとまった形でふれられており、そこから彼の「死生観」が当時の日本人にどのような影響を及ぼしたかが考察されています。 そのなかに、このような一節があります。 ----p.72からの引用-----  乃木はあきらかに教育者としても将軍としても成功しなかったが、大衆にとっての美徳の象徴としては大いに成功した。浪曲師京山小円は「乃木将軍」と題した曲を作った。一九一ニ年作のこの浪曲は、乃木を「生きては武士道の権化たり 死しては護国の神となる」とたたえている。そして殉死は「散りても後に香を残す 乃木御夫婦のいさぎよき」死であった。これは乃木が日本の象徴的教育者としての公的な役割において、その生前および死後に収めた「成功」の、ほんの一例にすぎない。 -------- この浪曲の後半部分は、あきらかに質問者さんがあげていらっしゃる乃木本人の歌を本歌としたものであると理解できます。 > 昔、たくさんコピーが作られたのでしょうか? その歌を元にして浪曲になったほど(というか、浪曲がどれほどのポピュラリティを持っていたのかも、なかなかいまとなってはよくわからないのですが)、広く人口に膾炙したものであったことを考え合わせると、おそらくそうだったのだと思います。 わたしも「乃木将軍」のことは、『日本人の死生観』一冊で得た知識しかないのですが、夏目漱石の『こころ』の「中 両親と私」の第十二章にも乃木将軍の殉死を、当時の人々はどのように受けとめたかの一端があきらかにされていますし、先生の自殺の一種の原因でもある。 あるいはまた、乃木殉死の報を受けた森鴎外(彼は乃木と旧知の間柄であったことが『日本人…』のなかでもふれられています)が一晩で『興津弥五右衛門の遺書』を書きあげ、以降、一連の「史伝」と呼ばれるものに踏み込んでいくきっかけを与えたことにもなりました。 一九一ニ年の「殉死」は、当時でさえ時代錯誤の行為として、多くの日本人に衝撃をあたえたわけですが、それぞれの立場によって受けとったものに差はあっても、志賀直哉などごく少数の知識人を別として、一般には賛美されたものであったようです。 どうも回答以外のことをたくさん書いちゃったような気がします。 乃木将軍については、わたしなどよりずっと詳しい方がいらっしゃると思うのですが、何らかの参考になれば幸いです。 回答について、乃木将軍以外のことでしたら(笑)お答えできるかもしれませんが、肝心の乃木さんに関しては、たぶんもう無理だと思いますので、その点はどうかお含みください。

eeldog_2005
質問者

お礼

ghostbuster様、どうもありがとうございます。 実は以前、森鴎外の白米脚気説についてご解答をいただいておりましたので、かさねてお礼申し上げます。 私自身は、乃木将軍に対して、特に考えることはないのですが(愚将説、云々)、叔父の家の蔵から出てきたものを床の間に飾ってみたが、くずし字が読めなかったことが発端でした。 当時の事情もだいぶ分かってきたので、叔父、叔母に教えようと思います。 また、質問して、お世話になることもあるかと思いますが、そのときは、よろしくお願いします。

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