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池波正太郎と腸捻転

池波正太郎さんの作品が大好きで、よく読むのですが、 「今で言う腸捻転のようなものであったようだ」という言い回しを覚えてしまうほど、登場人物が腸捻転で死ぬ場面がしばしば見うけられます。 なぜ、池波さんは腸捻転を多用されたのでしょうか? ひょっとして、池波さん自身がその苦しみを味わったことがあるからなのでしょうか?それとも、身内でそのような方がいらっしゃったからなのでしょうか? それとも、単純な小説家の癖ですか?時代考証の結果ですか? 気にしすぎと言われれば、それまでですが、気になって仕方ないので、質問しました。

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回答No.2

腸捻転。何度も出てきて不思議ですよね! >「今で言う腸捻転のようなものであったようだ」という言い回しを覚えてしまう ほんとに。おぼえちゃいます。 自分の考えなので回答ではないんですが、 ご質問にとても共感を覚えて(つまり私のツボを突いていて) 思わず書き込んでます。 激痛でのたうち回ったり、 痛みが来てから死に至るまで数時間があったり、 少し状態が落ち着いてる時に何かを言い遺せたり、 そういう状況を表すとなると腸捻転が適当だったのかなぁと思っています。 登場人物にそういった死に方をさせるために 連載全体を通じていちいち違う病気が出てきたら どんな感じを受けるか想像してみたら それもそれで妙に細かなことにこだわっていて 池波さんの本の空気とは違うかんじがしちゃうかもしれません。 (でも『腸捻転以外に無いの?』って思っちゃいますけど!) 何も言い残さず苦しみもしないで死ぬ時は「卒中」が出てきたり 突然ではなく弱った挙句に死んでしまうのには「心の蔵の病」がでてきたりします。 きっと「突然」「激痛」「数時間ある」などなどの状態を満たすのに 腸捻転が適切だったんだろうと(無理矢理)思ってます。 つまり私は小説としての必要性として考えているんですが 実は 「池波さんは目の前で腸捻転の発作を見た体験がありだから引用する場合が多い」 なんて事実があったら、楽しいですね。 池波正太郎さんの本を読んでいると 腸捻転に限らず同じような表現が繰り返しなされることがままあると思うんです。 例えば、鬼平犯科帳での長谷川平蔵の出生の話。 文庫などで全編を間をおかずに読んでいると 『また?もう説明はいいよ』と浅はかな読者の私は勝手なことを思ってしまいます。 でも、鬼平は雑誌に連載して発表されていたもので、 その時だけしか読まない読者もいるとなると 説明しないわけにはいかなかったんだろうと思いました。

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  • supZ
  • ベストアンサー率17% (8/45)
回答No.1

私も池波正太郎さんが大好きなんですが、池波さん自身がその苦しみを味わったことがあるのかどうかはわかりませんが、後期の作品にはご自身の体調や死生観なが反映されている部分もあるようです。個人的な考えですが腸捻転って確か急に凄い苦しみ(痛み)が襲ってきて痛みで暴れ回る病気だったと思います。昔の人からすると何の前触れもなしに急に苦しみ暴れだして死んでしまうのは不思議なできごとであり現在であればわかっている事柄も昔の人にはわからない、そういった昔の人の驚きを書きたかったのではないでしょうか?あくまで想像ですが。

yorksummer
質問者

お礼

そうですね。 どうしても現代人の考え方で読んでしまいがちですが、 その不思議さを描かれていたのかもしれませんね。 また少し、面白く読めそうです。

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