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批評と感想

goosuka003の回答

回答No.5

ず~っと前「読書感想文は何のために書かせるのか?」とかいう質問が国語カテかどこかであったように思いますが、それを思い出しました… 井筒監督の一言を一読して最初に勝手に思ったのは 「ナルホドな、ひとが血を流して(身銭を切って)自力でつくりあげたものを傍観者が涼しい顔して偉そうにグダグダぬかすな!」 という意味で言ったのかと勝手に思ってしまいました… 昔からあったみたいですね創作者と評論家の確執と言うんでしょうか評論家は創作者に嫉妬心があるとかいう… 夏目漱石の「猫」に出てくる1シーンですが、クシャミ先生の親しい新進気鋭の学者(寺田寅彦がモデルだとか?)がギリシャ語を駆使して或る実験について聴衆にレクチャーするという練習に付き合った主人公と、その友人が、ギリシャ語や「あらっしゃいましょうから」という言葉づかいについて批判するくだりが出てくるんですが、このシーンで「猫」が 『両人とも豪もギリシャ語を解してはおらんのである』 というふうに述べています。 私の母は手先が器用な人でしたが昔、刺繍に夢中になっていた時期がありまして食卓掛け用に綿布に刺繍したものが本人も納得の行く力作だったと見えて、その妹に誇らしげに見せたところ、ちょっとした批判めいたことを言われまして横で聞いていた父も調子に乗って 「そうそう、その花模様は丼鉢に蠅がたかっているように見えなくもない」 等と発言したものですから母の立腹と言ったら… 「自分でつくったこともないくせに!」 そう、叔母ももちろん父も豪も刺繍はできません。 すべて創作者の生み出した作品は感想であり、それを批評しようとする者は生みの苦しみに代えて高い見識を提供するべきなのでしょう。 ただ創作者、批評家ともにマーケッティングリサーチ感覚の優れた人は世間の波に乗っかれるというわけで、創作者の作品、批評家の見識が真実どの程度のものかということは、なかなか言えるものではないでしょうね。

three_polinkies
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 井筒監督の「こちとら自腹じゃ」については、#1の方へのお礼欄での補足をご覧ください。 >創作者、批評家ともにマーケッティングリサーチ感覚の優れた人は世間の波に乗っかれるというわけで、創作者の作品、批評家の見識が真実どの程度のものかということは、なかなか言えるものではないでしょうね。 このご意見には、大変考えさせられるものがあります。参考になります。

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