• ベストアンサー

道徳(モラル)と言う言葉

道徳の問題と言うよりは、言葉に関する質問です。 わたしたちは、普通、ある「事物」に対して名前を付けます。 尤も、名づけることにより「存在」するという説もありますが。 「道徳」と言う言葉も不思議ですね。 有る行為を「道徳的」と名づけながら、 その後2000年以上、「道徳とは何か」と問いつづけています。 「道徳」「モラル」は、どのように名づけられたのでしょうか? 以下おまけ 「地球はさらに10億年、居住可能であるが、文明はやつと数千年でしかないのである。だから人類が自滅しない限り、道徳哲学の未来は、他のすべての人間探求ともども、前途洋々なのである。」デレク・パーフィット

noname#15238
noname#15238

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#50219
noname#50219
回答No.4

敵に恋をしたときに、モラルが生まれる。   モルが森で出会った青年は、面長で、色白く、彼を倭人といった。 しかし、倭人はモルの一族の敵であった。倭人はモル達原住民を薙ぎ払い、占領地なる概念で、その土地の者たちを支配、意のままにした。縄張りしか知らぬモルたちにとって、破壊的であった倭人の進出は、なんとしても食い止めなければならない民族の一大事だった。 そんな中で生まれた恋だった。 モルは夜中、倭人の青年にたびたび逢いに行った、恐ろしかったが、種族として仲違いの現実が、二人を一層寂しくさせた。 モルは家族や友人に、睨まれた様な気持ちになった。彼らが、不安な声で遅くまで倭人について語り合う様子を見ると、とてもいたたまれなくなった。違うんだと言いたくなった。でも何も違わない。私の恋人は、私の大切な人たちの敵なのだ。まだ誰も知らないはずだ。なのに、皆の視線をやたらと避けるようになった。だが、「裏切り」と言う不実に真に襲われたのは、倭人のほうであった。 モルとの密会を知った青年の父は、倭人の統領だった。彼は、青年を諭すどころか猛り狂い、モルを殺すように息子である青年に命じたのだ。 自分よりも大事な恋人を殺すなど、できはしない。 倭人の次代の統領である立場、現統領の息子である立場、そして立場に関係なく結実ようとする疑いのない恋。 倭人の生き方と、原住民の生き方は違ったのだ。 しかしある夜、モルは、青年とその父の前に現れた。 モルは悩み苦しんだ末に、青年をたてたのだ。それが、モルの選択した道だった。 そしてその夜、緑のない首長の家の庭で、迷い蛍の火に照らされた歴史は、赤く染められる。 モルを斬ろうとした父を、青年が斬り倒し、モルの恋した青年は、倭人の統領となった。 モルは青年の子を宿し、山を谷を越えて、落ち延びた。青年が逃がしたのだ。 青年は倭人たちを率いてモルの一族を殺戮し、女は奴隷とした。そして、原住民の暮らしていた土地を支配した。 裏切りによって繁栄する、倭人の延長に、暮らしている私たちがモラルを求めるのは、それは、落ち延びたモルのジーンを、求めているのだろう。 失った恋は、何時までも胸に、残るのです。 何代も、何代も、絶えることなく。

noname#15238
質問者

お礼

興味深い「物語」有難うございます。 熊襲とか長髄彦とか安曇野大王・・一杯想像しますね。 >敵に恋をしたときに、モラルが生まれる。 含蓄のある言い回しですね。 敵を恋する、非モラル的感覚が、反作用的にモラルを生む、 考えすぎ?たまには、恋でもしてみればすぐ判りますかね(笑。

その他の回答 (3)

  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.3

以下の孔子の教え(論語)を見ると、「徳だけではいけない」さらに学問(修行)で磨きをかけないといけない。この意味が「道徳」といえますね。モラルよりも深い意味がありますね。 参照:論語:邑瀬 伶: http://www.asahi-net.or.jp/~pd9t-ktym/rongo.html 子の曰わく、由よ、女(なんじ)六言の六蔽(へい)を聞けるか。対たえて曰わく、未(いま)だし。居れ、吾れ女に語(つ)げん。仁を好みて学を好まざれば、其の蔽や愚。知を好みて学を好まざれば、其の蔽や蕩(とう)。信を好みて学を好まざれば、其の蔽や賊。直を好みて学を好まざれば、其の蔽や絞(こう)。勇を好みて学を好まざれば、其の蔽や乱。剛を好みて学を好まざれば、其の蔽や狂。 訳: 先生が言われた、「由よ、お前は六つの言葉についての六つの害を聞いたことがあるか。」お答えして「未だありません。」と言うと、「お坐り、私がお前に話してあげよう。仁(註:=愛)を好んでも学問を好まないと、その害として[情に溺れて]愚かになる。智を好んでも学問を好まないと、その害として[高遠に走って]とりとめが無くなる。信を好んでも学問を好まないと、その害として[盲進に陥って]人をそこなうことになる。真っ直ぐなのを好んでも学問を好まないと、その害として窮屈になる。勇を好んでも学問を好まないと、その害として乱暴になる。剛強を好んでも学問を好まないと、その害として気違い沙汰になる。[仁智などの六徳はよいが、さらに学問で磨きをかけないといけない。]」

noname#15238
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 論語ですか、なるほど。 でもね、今は学問多すぎますから、学蔽てのも有るかも。 道徳はモラルより深い意味があるのですか、難しいですね。

  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.2

あまり昔(何千年も)からある言葉ではないようなので、社会が複雑化してルールや規範が必要になったために、他の言葉から転用して用いるようになったのでしょう。 道徳は徳だけで道徳の意味を表わします(人徳、美徳など)が、徳のつくりは直と心で、心がまっすぐなことですね。 和語では「みち」といいますが道路の意味です。人が進む進路を表わします。 moralのmorは、もともと「習慣」とか「行儀」の意味だったようです。

noname#15238
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 日本語の「道徳」自体は古くは無いかも、日本は「和」の方が早そうです。 西洋では、ソクラテスやプラトンも「道徳・モラル」と言う言葉は使わなかったかもしれませんが、倫理に関して考察しています。 「哲学」が外来語を翻訳して出来たように、「道徳」も中国の影響でしょうか「徳」だけで良い物を「道」という飾りをつけたのか? 日本に無いものを、無理やり輸入して名前を付けたのでしょうか? 概念と言うか抽象的な言葉の発生は不思議ですね。

  • quinquin
  • ベストアンサー率6% (2/31)
回答No.1

こんにちは。 道徳とはある共同体内の習慣から生まれた規範ですね。 法律と違いなんら強制的なものではないと思います。 遥か昔になるかと思いますが、ある共同体が生活する上で自然発生的に生まれたルールでしょう。 よって道徳とは何かを問うたところで、普遍性をもった答えは導き出せないのではないでしょうか?

noname#15238
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 遥か昔に、なぜ共同体が出来たのかも、謎ですが。 今回、道徳とは何かではなく、言葉の問題です。 >ある共同体が生活する上で自然発生的に生まれたルールでしょう。 これを、誰かが、道徳と言った。 このように理解して宜しいでしょうか、有難うございました。

関連するQ&A

  • ラジオで聞いた言葉、思い出せない

    4~5年前だったと思いますがNHKラジオでのどなたか名前は忘れたのですが元東京大学総長の方が純粋哲学の定義を平明簡潔におっしゃったのを聞き、そのときは“これだ!”と思ったのですが忘れてしまいました。それは哲学とは「事物の究極を探求する学問、あたりまえに感じている事のその究極を探求する学問だ」というような事だったと思います。その言葉(定義)を知りたい、しっかりと覚えていたいと思っています。その時すぐに書き留めて置けばよかったのですが後悔しています。心当たりの方はその方のお名前とその方が哲学について一般の人に説明するときの(言葉)定義の言葉を教えて下さい。

  • 高度文明は自滅する・・・

    はっきりとは覚えていないんですが、 「宇宙には無数の星が存在し人類より高度な文明も無数にある可能性は限りなく高いのに、今だ地球にそのような文明からコンタクトが無い事実が文明はあるレベルに達すると自滅すると言う事を示唆している」 見たいな内容の事を述べた学者(哲学者?)の名前を教えて下さい。

  • 医療人類学ってどんな学問ですか

    国際学部の大学生である小生の息子が、医療人類学のゼミを取っているとのことで、未開発国の民族を調べに行かなくてはならないと云っています。医療人類学について調べましたが、哲学的で難解な言葉が多く医療との結びつきがよくイメージできません。また、調べていくうちに近代医学的考え方を悪いと決めつけているようなフシもあり、理解に苦しみます。 医療人類学とは、何のために、何を探求する学問なのでしょうか。

  • カント哲学において次の行動は「道徳的に価値あること」とみなされるのでし

    カント哲学において次の行動は「道徳的に価値あること」とみなされるのでしょうか。 1、余命いくばくもない苦痛に苦しむ末期癌の患者に安楽死を与えること。または、痛みを和らげるために死期が早まることを知りながらモルヒネを投与すること。 2、父が癌であると知った息子が父に対して、癌ではないと嘘をつくこと。  また、カントの思想の中には「道徳的な行動はすべてに人間が生まれながらに持っている普遍的な理性に従うものであり、それはただ1つしかない」というニュアンスのことがあると思うのですが、これについても質問があります。  9.11が起こったとき、パレスチナの子どもたちはその映像を見て小躍りして喜んでいました。例えばこのように、小さなときからある特殊な思想を植えつけられた場合、その人間の心の中には「殺人=悪」というモラルが形成されない場合もあるのではないでしょうか。つまり、自分では全く悪いことをしたという自覚なく、通常は「悪」とされる行為をした場合、その人間の行動はやはり、傾向性のある行動ということになるのでしょうか。  私は哲学を勉強したことがないのですが、昨日のNHKの番組でオックスフォード大学の講義を聴き、 疑問を感じた次第です。ですから、なるべく優しい言葉を使って教えていただけるとありがたいです。

  • 生命の誕生と 人類の存在意義

    科学や宗教的な回答は一切求めません。 哲学的な回答のみをお願いします。 こんばんわ。 21歳大学生です。よろしくお願いします。 私には、かれこれ10年近く前から考えてることがあります。。 特に自動車に轢かれ、冷たいアスファルトの上で見るも無残に尽きた小さな命を見たときや、環境汚染や外来種による生態系への被害などを取り上げたTV番組を見たときに考えてしまいます。 それは、、、 人類に限らず、魚類や鳥類、細菌や植物など… 命あるモノはなぜ生まれてくるのでしょうか。 生まれて生きて、子孫を残して死んで無になっていく。 どんな生き方をしたところで、最後の終着点が「無」なら、最初から生まれる意味なんて無いのではないか。 特に文明の中に生きる人類は、生まれて生きて、自然環境を汚し、生態系のバランスを破壊し、子孫を残して死んで「無」になっていく。 人類が文明を持たなければ、人類が生まれなければ、自然環境の汚染や生態系の破壊もなく、他の命は平穏に生きることができたのではないか。 なぜ人類が、人類だけが文明社会を築いてきたのか。 このような疑問を抱くようになって10年近く経ちますが、未だに自分でも納得のいく考えに至っていません。 そこで、下記3点について皆さんの意見をお聞きしたいです。 1.命の誕生にどんな意味があるのか。 2.なぜ人類だけが文明を有し、神のごとく振る舞いをしているのか。 3.人類は誕生しなかった方がいいのではないか。 科学や宗教的な回答は一切求めません。 哲学的な回答のみをお願いします。 繰り返します。 科学や宗教的な回答は一切求めません。 哲学的な回答のみをお願いします。

  • 人類は自滅するか?何時頃?どのように?

    人類はあまりに大きな問題を抱えています 人口爆発・地球温暖化・宗教対立・エネルギーや資源の枯渇・経済の不安定化・社会でのストレス その他諸々 戦争にしても環境破壊・伝染病にしても脅威になります。 NASAは後ウン十年で人類の現代文明は崩壊すると分析してるとか。 僕は数億年粘ってほしいですが 人類が自滅するのは何時頃でしょう あなたはどう思っていますか?

  • モラルハザードは道徳的危険?倫理の欠如?

    モラルハザードという言葉をよく聞くようになったのは10年位前からでしょうか。実はこの言葉の日本語訳について、ずっと気になっていました。 以前は、保険や経済学の専門用語として、「道徳的危険」と訳されていました。 もちろん、モラルハザードの概念には、意図的な不正により生じる危険が含まれますので、その限りでは的確な訳なのでしょう。しかし、それだけではなく、単なる不注意による危険もモラルハザードですから、もっと適切な訳があるはずだと思っていました。 英和辞典には、moralの訳に「精神的な」というのが載っているのですが、「精神的危険」ではいかがでしょうか。(「physical hazard」は「物的危険」と訳されていますので、こうすれば、訳語だけを見ても、これらが対になることが一目瞭然です。) 次に、モラルハザードの訳で最近よく使われている「倫理の欠如」についてです。 これでは原語と訳語の間に全く対応がありませんし、意味も全く異なると思います。 つい、「誤訳だ!」と言ってしまいたくなるのですが、高名な先生方も使用されていますし、この訳が広まった背景には、何らかの正当性があったのでしょうか。 それとも、私の理解が的外れなのでこのような疑問が生じるのでしょうか。 以上の2点について御教示をお願いします。 蛇足ですが、モラルハザードを「モラールハザード」と書いている人がいました。 士気が低下するために生じる危険、と解釈されたのでしょう。

  • 古代文明は宇宙人ではなく未来人がもたらしたのでは?

    よく古代文明では現代技術をもってしても解明が不可能な物がありますよね? (ピラミッドとかナスカの地上絵とかミステリーサークルなんか) そして それらの文明の壁画や絵には 乗り物にのった人とかが出てきます 現代人はそれを「宇宙人」だとか解釈しています つまり、数千年前の古代に宇宙から飛来した知的生命体が 当時の人類に高度な文明を与えたー しかし、 今の私たちよりももっと先の未来の人類がタイムマシンか何かで古代に行って 古代人に文明を教えた と考えるほうが宇宙人飛来説よりも現実的だと思いませんか?

  • 太陽滅亡寸前、地球人はどう逃れる?

    科学に携わっている方に質問です。 ○十億年後、太陽がなくなり、太陽系も地球も滅亡寸前と仮定して、 地球人はどうやって生き残りを図れるでしょうか? 説によると、地球人をDNAレベルに落とし込んで他の惑星に 不時着させ、文明を築くのを待つ、 という話を聞きましたが、ほかにどんな方法が考えられるでしょうか? ○十億年後なんて人類生き残ってないよ、という回答はなしで、 お答えください。

  • 古代文明ブームが来ると思うのですがどう思いますか?

    昨今のスピリチュアルブーム、オカルトブーム、都市伝説ブームから僕はまだまだ神秘のベールに包まれた超古代文明ブームが今後来ると思うのですが皆さんはどう思われますか? 特に近頃噂になってきている2012年地球次元変換説によると、人類の存亡の鍵を握るのはピラミッドの謎を解くことだそうなので、今後は古代エジプト文明ブームが巻き起こりそうな予感がするのですが皆さんはどう思われますか?