裁判での証拠について
- 裁判での証拠について知りたい。物的証拠がなく、人の証言だけで裁判が行われる場合、どちらに有利になるのか？
- 裁判での証拠についての疑問。被告が原告の嘘によって損害を受けたと主張しているが、物的証拠がない場合、人の証言のみでどうなるのか？
- 裁判での証拠による有利・不利について知りたい。物的証拠がない場合、どちらの証言者が有利になるのか？
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裁判での証拠について
たとえば、ちょっとした事からけんかになり一方的に殴られ怪我をした。打撲程度だったので医者には行かなかったが、心と体の傷が癒えた頃怒りがこみ上げ、傷害で訴えることにした。 医者には行っていないし傷も治っているので、殴られたことを証明するものがありません。 原告が自分と同じように、ちょっとした事で殴られ怪我をしたという人を連れてくれば有利になると思いますが、被告が原告は虚言癖があり、原告の嘘によって損害を受けたという人を連れてくれば不利になると思います。 どちらも物的証拠がなく、人の証言のみので裁判が行われた場合どうなるのでしょうか？ 物的証拠がなくても、片方のみに証言者がいればその方に有利になりますか？
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お尋ねになっておられるのは、刑事手続ですか、それとも民事手続ですか？「傷害で訴えることにした」とあるところからすると刑事のように見えますし、「原告」、「被告」という呼び名からすると民事のようにも見えます。 まずは刑事レベルですが、けんかによる受傷であること、軽微な打撲であること、医師が作成した診断書がないことなどから、捜査当局に被害届を提出するとか、刑事告訴を行うとかしても真剣に取り上げて貰えないと思います。 次に民事レベルです。相手の殴打による受傷は、通常であれば医師が作成した診断書で立証（証明）するのが最も有効ですが、証拠方法＝立証方法は診断書に限られるものではありません。たとえば、傷の状態をデジカメで撮影した写真が存在していれば、その写真が重要な証拠になる場合もありますし、それもなければ、A37NFさんが怪我をしていることや怪我の状態を見た人がいたなら、その人に陳述書を書いてもらうとか、法廷で証言してもらうことによって立証することもあり得ます。なお、ご注意いただきたいのは、(1)どんな証拠で怪我をしたことを証明するのかという点と、(2)証明するために提出した証拠にどの程度の証明力があるのかという点とを明確に区別なさる必要があるということです。たとえば、診断書や写真がなく、怪我を見た人の証言によって証明しようとする場合でも、証言してくれる人が利害関係のない第三者であり、その証言に高い信用性が認められるという場合であれば、それだけで証明としては十分ということになるでしょう。
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