• ベストアンサー

構造物温度

冬期の構造物温度について勉強していますが、 データにより、深夜から早朝までの構造物温度は気温より低くなっていて、それは何ででしょうか? 自分には熱容量の違いから生じた影響であるからと考えたが、その他に何かほかの原因がないでしょうか? それで、熱流束について夏期には太陽放射熱に大きく影響しているという結果をありますが、冬期には日射の影響あまりないと考えて、大気放射量と構造物の放射量が熱流束を主に影響しているではないかと思い、その考えは合っているでしょうか?そして、構造物温度が気温より低くなるのは熱流束で説明するとどうなるですか?原因は何でしょうか? いっぱい聞きましたが、よろしくお願いいたします。

  • 5062
  • お礼率75% (6/8)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nzw
  • ベストアンサー率72% (137/189)
回答No.4

>構造物温度と外気の関係は放射冷却で説明するのはいいですか?構造物は昼間に日射を受けて温度がどんどん上昇していって夜になると放射冷却により、熱を外に放出するから温度は低くなっていきます。 放射現象があなたの実験された系において重要な要素であることはおそらく間違いないでしょう。  ただ、先にも述べましたが、放射するといっても、より温度の低い先に電磁波を放射しないと温度は下がりません。ということで、構造物と外気だけでは温度は下がらないわけですね。 >放出された熱は高い天空まで昇っていくと考えています。  これも、たぶんそうなっているでしょう。ただ、そうなるためには、構造物から出ている電磁波を外気があまり吸収しないということが必要になります。構造物が出す電磁波を外気がすべて吸収してしまっては、外気との温度差は発生しません。ここで構造物の輻射特性や、外気の電磁波の吸収率などが問題になるわけです。  あと、もし構造物が輻射で失う熱による温度差を、外気から構造物への熱伝導などによる熱流で速やかに補償すれば温度差も発生しません。ということで単に比熱の差というのは単純すぎるわけですね。    なお、上記モデルで本当に現象を説明できるかは、示されているデータや測定条件などが少なすぎるのでなんとも言えませんが、たとえば輻射による外界への熱流が抑制される雨天時のデータと、もっとも大きくなる晴天時のデータを比較するのも検証の一つとなるでしょう。    あと、普通温度変化の問題は、空間微分と時間微分の双方を含む扱いにくい偏微分方程式になるのですが、定性的に説明するだけなら、 1)構造物 2)外気 の2つはそれぞれ均一の温度とし、 3)輻射の逃げていく外界 は絶対零度として、それぞれの系の間での熱流を 輻射熱 熱伝導 の2種類だけとしてモデル化することでいいと思います。この場合、単なる時間微分だけの全微分連立方程式になるのでおそらく解くのも簡単でしょう。

その他の回答 (3)

  • ctrpiv
  • ベストアンサー率51% (66/127)
回答No.3

専門家でないので熱流束というのが何かは知らないんですが、構造物温度が気温より低くなるのは構造物が放出する長波放射が受ける長波放射を上回っているためです。 日中は短波放射(すなわち日射)が大きく影響しますが夜間の話だということで日射の影響は無視します。 構造物は表面から長波放射の形で常にエネルギーを放出しており、そのエネルギーのフラックスはステファンボルツマンの式であらわせます。 フラックス=放射率*ステファンボルツマン定数*表面温度^4 この放射率は構造物によって、また同じ構造物でも波長によって(すなわち温度によって-波長と温度の関係はプランクの式を参照)変わります。 構造物は大気や他の構造物からも長波放射を受け取るので、結局、構造物表面上では放出したエネルギーから受け取ったエネルギーを引いた分のエネルギーが常に減っているんです。 その分、構造物の表面はどんどん冷えていきます。 熱は熱いところから冷たいところに流れるので、構造物表面の冷えを補うために、構造物の表面と接している大気や構造物内部から熱が補給されます。でもこの補給する早さが追いつかない場合に構造物表面はどんどん冷えて行きます。また、構造物の内部が薄かったり比熱が小さかったり、熱輸送の抵抗が大きかったりすると、内部からの熱の補給に限界があるので、構造物表面温度は気温に比べて、より低くなりがちです。 ちょっと自信はありませんが、大体こういう理由であってるんじゃないかと思います。

5062
質問者

お礼

いろいろ詳しく説明してもらって本当にありがとうございます。

  • nzw
  • ベストアンサー率72% (137/189)
回答No.2

まず、熱と温度の基本からおさらいすると ・温度というものが存在する ・熱は温度が高いほうから低いほうに常に流れる ・熱を受け取ると温度が上昇し、捨てると温度が下がる ・温度差がある限り熱は流れ、温度差がなくなると流れは止まる ここまではいいですよね。(とりあえず発熱や吸熱、仕事の話は置いておきました。)  さて、あなたの問題において、構造物と外気という二つの物質だけでは構造物が外気よりも温度が低くなるということが説明できないのは気づきましたか?  ある時点で構造物が外気よりも温度が低い(かつおそらくそれ以前の時点では温度が高かった)ということは、構造物が外気以外に熱を捨てたということです。  最終的には比熱も絡んできますが、 ・どこに熱が捨てられたのか? ・どのように熱が捨てられたのか? について考察してみてはどうでしょうか。

5062
質問者

補足

いくつかの点を参考させてもらってありがとうございます。 ここでもう少し聞きたいですが、構造物温度と外気の関係は放射冷却で説明するのはいいですか?構造物は昼間に日射を受けて温度がどんどん上昇していって夜になると放射冷却により、熱を外に放出するから温度は低くなっていきます。放出された熱は高い天空まで昇っていくと考えています。そして、なぜ構造物温度は外気より高いかというと、構造物の比熱は外気より小さいから、同じ放射冷却が起こっても外気のほうが構造物温度より高いという結果になりました。 以上は自分がいろいろな資料を参考して考えた回答ですが、正しいですか? よろしくお願いいたします。

  • tosiki
  • ベストアンサー率23% (34/145)
回答No.1

単純に、比熱ではないでしょうか? 真冬の深夜に鉄板に触ると凍傷になる可能性があり、 手が離れなくなる可能性もあります。 (水より温度は低いはず) 空気は思ったより比熱は高いです。 真夏に日陰のコンクリートに触ると、 冷たいですね。^^ 直射日光に当たる所は50度を平気で越えます。 熱しやすく、冷めやすいのでは? (力学はわかりませんので。^^;)

5062
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。参考になりました。

関連するQ&A

  • 橋梁の温度について

    橋梁の温度についての質問ですが、 橋梁の冬期一日の温度を調べたら、昼間は暖かくなって日が暮れてにつれて冷めているということを分かりました。 その原因は昼間が太陽にあたって日射によって温度が上がっていき、夜になると放射冷却などによる温度が冷めていくと思います。 ここで、夜中には橋梁の温度が周りより低くなっていって、その原因は何ですか? 自分で考えたのは、橋梁の熱容量が小さいから温度が気温より低くなりやすいからである。しかし、熱容量の違いといっても、何で橋梁の温度と周りの温度は一緒に(平均)にならないですか?  そして、もうひとつは鋼床版橋の熱容量は水の熱容量と比べて小さいですが、空気の場合はどうですか?鋼床版橋、水、空気の熱容量を比べたらどのようになりますか? よろしくお願いいたします。

  • 地球大気の温度構造

    よく気象学ででてくる地球の大気の鉛直構造ですが、 地表面、成層圏界面、熱圏で温度が高くなっているのは、 地球大気は太陽放射に対して透明であり、太陽放射を透過するため、地表面では太陽からの放射エネルギーのうち約50%ほど地球に吸収される(残りは地表面での反射、雲や大気での反射、大気での吸収)ため地表面での温度が高くなっている。 成層圏界面では、高度25kmを中心にオゾンが分布している層がありこのオゾンによって紫外線が吸収されるため、オゾン層上層である成層圏界面で温度が高くなっている。 熱圏では、気圧は非常に低く大気は非常に薄い状態で、その大気の組成は空気の組成とは異なり、分子よりも原子の形で存在し、その原子によって紫外線やX線を吸収しているため温度が高くなっている。 以上のような解釈でよいのでしょうか?

  • 温度分布から熱伝導を求める

    壁を伝う熱流束を求める問題ですが、わかっているのは壁の温度分布がT(x)ということと熱伝導率がλだということだけです。これだけで、熱流束を求めることができますか?

  • 熱圏における温度計

    東京の私立高校に通う高校2年生です。 授業でもらった大気の構造についてのプリントに 『「気温」のグラフでは、最上位の層より急激な温度勾配で「気温」が上昇している。しかし実際温度計を最上位の層(熱圏)に持っていってもその温度を示すわけではない。』と記述がありました。 まったく意味がわからなく、授業中に質問したのですが、 『此処で述べている「気温」っていうのは厳密には普通の気温と違い、大気の組成が崩れるからきちんと計れないんだよ』と教えてもらったのですが、それでもやはり納得できません。 普通の気温とは何が違うのかも曖昧ですし、それが何故温度計を持ってくと実際の温度を示さないことに繋がるのかがわかりません。 何方かわかりやすく教えてください(m_m)

  • 熱流束型・熱補償型DSCについて

    熱流束型・熱補償型DSCについて 質問させていただきます。 熱流束型は温度差を検出し、その温度差から試料に流入した熱流束に換算するのですよね(較正実験で求めた装置定数から)。 そのデータを用いてDSC曲線にするわけですが、得られるDSC曲線は熱流束型、熱補償型、共に縦軸・熱流束、横軸・温度(もしくは時間)で等価なもののはずだと私は考えています。しかし参考書には、熱流束型で得られたDSC曲線のピーク面積はエンタルピーにはなっておらず、その値に更に別の装置定数を掛けろ、と書いてあるのです。 これはつまり、熱流束型と熱補償型で得られるDSC曲線は本質的に違うものである、とされているように思います。この違いが何なのかが理解できないのです。 Mrawのモデルなるものの式から導出されると言っても、定性的に理解できません。 簡潔でなくてもよろしいので、どなたかご教授の程、よろしくお願いいたします。

  • 自然環境下での池の温度

    自然環境における池の水温を決定づける要因についてお尋ねします。 1.太陽光(短波放射)による水への熱の流入(加熱) 2.長波放射による大気や雲からの水への熱の流入(加熱) 3.水から大気への長波放射(減熱) 4.顕熱の輸送(加熱か減熱かは気温と水温の大小で決まる。気温と水温を同一化する方向に作用) 5.潜熱の輸送(水が気化することによる減熱) これらが昼夜や太陽光の違いという変動を動的に受けながら変わっていくということです。 どの項目(あるいは上記以外)の影響が大きいでしょうか? 普通は1が支配的だと思うはずですが、かなり2が効いていることになってしまいます。2の項目が効いている理由の1つは昼夜の違いがあまりなく(夜間、10度ぐらい低くなっても絶対零度から見た温度変動は小さい)、結構大きな値が夜間を通してコンスタントに過熱に効いています。太陽光(短波放射)よりも効くのは実感がないのですが。ステファンボルツマン定数とか間違いやすいので点検しているのですが。 また10の-14乗とかTの4乗、6乗などが出てきて穏便ではなさそうな式となります。 変動しているとしたらどの項目の振幅が大きくなるでしょうか。 よろしくお願いします。

  • ANSYSの熱流束荷重について

    ANSYS5.6による伝熱-構造の三次元の連成解析を行っています. そこで最初の伝熱解析時に荷重として熱流束荷重をあたえようと考えているのですが, 結果としてモデルの温度が変化しません. 熱流束荷重は,節点にあたえており,一直線に線荷重としてあたえたものと, メッシュを囲むように面荷重としてあたえたものを両方試しましたが, モデルの温度は,初期状態の温度と変化がありませんでした. 温度荷重ならばうまくいきます. 熱流束荷重というものは,温度荷重と同じあたえかたではいけないのでしょうか? どんなことでも良いのでアドバイスお願いします. どうかよろしくお願いします.

  • 伝熱学問題です

    平行に向き合い2枚の無限平板1,2がありその表面は、それぞれ温度T1、放射率ε1、および温度T2、放射率ε2である。T1>T2であるとき平板1から2への放射熱流束を求めよ。 という問題です。どなたか分かる方がいらっしゃったら教えてください。

  • 熱伝導の問題

    熱伝導の問題 厚さd=1[mm]の無限平板が縦に立っているとします。 無限平板左側の大気の温度T1=773[K]の時の右側の大気の温度T2[K]を求めたいのです。 以下の条件で求めることができるでしょうか? 板を通過する熱流束q[W/m^2]は分かりません。 ・温度勾配⊿T/d=50000[K/m] ・熱伝導率λ=80[W/(m・K)](一定) ・無限平板の左の大気の熱伝達率α1=100[W/(m^2・K)] ・無限平板の右の大気の熱伝達率α2=10[W/(m^2・K)] ご存知の方、大変お手数ですが、教えてください。 よろしくお願いします。

  • 放射伝熱について教えてください!!

    放射伝熱について教えてください!! 放射伝熱に関して質問なんですが、下の図のような平行平板内の●の位置に温度Tの黒体の物体があるとして、その位置での放射熱流束の値を調べたい場合、計算式がわかりません。ちなみに上下の壁は黒体とします。 上下平行平板のみの放射熱流束を考えた場合 q=ε(σTh^4-σTc^4) となることはわかるのですが・・・ 一応、自分の考えでは下の式になるのではないかと思ってるのですが、どうでしょうか? q=ε(σT^4-(σTh^4+σTc^4)) ※εは放射率であり黒体の場合ε=1 ―――――――――――― Tc:上壁温度         ↓  上壁からの放射エネルギー         ● T:この物体がもつ温度         ↑  下壁からの放射エネルギー ―――――――――――― Th:下壁温度 詳しい方がいらっしゃれば教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。