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漢字を使った新語を作る公的機関は必要か

カタカナ語が氾濫していますが、漢字による表現でないとなかなか定着しにくいのではと思います。ただ公約をマニフェストなどというようなものは新しいカタカナ語とは思えないのですが、本当に必要なカタカナ語も少なからず存在すると思います。こういうものを適切な造語で解決する公的な機関があったほうが良いようにも思いますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。

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回答No.5

>こういうものを適切な造語で解決する公的な機関があったほうが良いようにも思いますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。 たしかにそう思います。ここはひとつ,漢字本舗の中国人にやってもらう手もあるでしょう。彼らは,たとえば「研究センター」も「研究中心」といいますからね。 それ以前に問題なのは,欧米からの舶来品を有り難がる,日本人のココロの問題かなとも思います。とくに近年の「アカウンタビリティ」のような直輸入語は,「欧米でやってんだから,いいに決まってる。おまえらもやれ」という魂胆がみえみえです。 日本人が造語した「ヒューマン・グリーン・プラン」(林野庁)は,なんの意味だかわからず,ほとんど馬鹿。

kaitara1
質問者

お礼

日中協力は良いですね。もっと仲良くして少なくともアジアは平和になってほしいと思います。

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回答No.10

>カタカナ語が氾濫していますが 日本が国際化を目指したり外国の文化を積極的に取り入れようとする限りやむを得ません。 >漢字による表現でないとなかなか定着しにくいのではと思います。 そうとは限らないのではないのでしょうか。 「電子計算機」よりも「コンピューター」あるいは「地球化」よりも「グローバル化」の方が定着しているかと思います。 「情報技術」はカタカナ表記を通り越してアルファベット表記「IT技術」が定着しているかと思います。 >こういうものを適切な造語で解決する公的な機関があったほうが良いようにも思います 国立国語研究所に「外来語」委員会が設けられています。 江戸時代には武士などの知識階級の子弟は漢字で書かれた千字文とよばれる長い詩を徹底的に教育されていて漢字に関する豊富な知識がありました。 明治に入り外国語の文献を翻訳するのに当たり沢山の和製漢語というものが作られました。 和製漢語を作る側も受け取る側も豊富に漢字の知識を持っていました。 更に明治以降敗戦までの間には、高等学校では漢文が必修科目でした。 戦前の知識階級の人達は漢字に慣れ親しんでいました。 現在国語研究所の専門家が外来語を漢字表記しようと努力していますが、受け取る側人々が漢字に対する充分な知識を持っていません。 結果として漢字表記よりもカタカナ表記の方が普及しています。 質問者さんのご意見を実現するには作る側よりも受け取る側を教育する必要があります。 漢字検定などという小手先ではなく中高等学校で漢文を必修科目にして入試に取り入れれば宜しいかと思います。

kaitara1
質問者

お礼

そうですね。漢字をもう少し大切にした方が良いと思います。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.9

 #1です。補足です。 >>英語の場合は逆転した劣等感のなせる業ですね。しかしバットを打棒などというのはなかなか面白くありませんか。  同じような反応は、日本だけでなく、franglais (下記)と呼ばれる「仏製英語」にも見られ、下記にはありませんが識者の顰蹙を買っています。   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AC  フランス語に翻訳した例(打棒型)には、コンピュータのUne souris (マウス)、Une puce(チップ)、Un pirate (ハッカー)などがあり。  意味が変わった例には Le smoking (喫煙>タキシード)、Le footing (足がかり>ジョッギング)、Le parking(車を停める>駐車場)などがあります。

kaitara1
質問者

お礼

なかなか今日深いお話ですね。漢字を大切にしたいという気持ちに変わりはありませんがフランスの植民地時代にベトナムの漢字制度が廃止されたことを思い出します。フランスという国も結構野蛮です。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10485/32980)
回答No.8

新しい思想と言葉が怒涛のように西洋から押し寄せてきたのが、明治の日本でした。これらの新しい言葉を翻訳しなければならなかったのですが、カタカナ語にしても日本人には馴染みがなくてピンとこない。なので幕末から明治にかけて怒涛の新語ラッシュが起きました。経済、文明、宗教、科学、時間といったような今我々が当たり前のように使っている言葉はこの時代に作られ、中には中国語にもなっているものも珍しくありません。 それを翻訳したのは当時の知識人だったわけですが、この頃の知識人は漢詩、漢文を学んでいるのが常識でした。今のインテリが英語ができるのが常識なように、当時のインテリは漢語が常識だったのです。 なので豊富な漢語の知識と文学的センスから相応しい言葉をどんどん生み出せました。 しかし今作られる和製漢語は、パソコンの直訳のようなセンスのなさです。「言葉を正確に伝えないといけない」ことにこだわるあまりに直訳しちゃうんですよね。「日本語としての自然さ」が考えられていないのです。 これはそれだけ漢詩のセンスがある翻訳者がいないということなのだと思います。上手な翻訳には、文学的(芸術的)センスが不可欠です。 しかし日本の公的機関でそのような文学性を持った人が採用されるはずがないので、普及しないのも当たり前だと思います。日本語として不自然だったら、みんな使わないですよ。

kaitara1
質問者

お礼

現代のインテリに奮起してもらいたいです。カタカナ語を駆逐(?)するには漢語文化を再興する必要があるとも思います。もっとも本家のほうは少なからず消極的かもしれません。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.7

 #1です。補足です。 >>興味深いご意見を伺いました。漢字の造語力を用いないのは損失だろうと思っています。カタカナ語からは何も出てきませんね。  実は日本で失敗した先例があるのです。戦時中、英語は「敵性語」だから漢字で書く政府の方針で、アナウンサーを放送員、ニュースを報道、などと変えました。  これが昂じて下記のように、バイオリンが提琴、トロンボーンが抜き差し曲がり金属真鍮喇叭、ポストが40年式直立円筒上方差入下方抽出式郵便箱となりました。   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B5%E6%80%A7%E8%AA%9E  しかしこれは陸軍の圧力圏内で、海軍ではハンドポケット(手をポケット=陸軍の隠し)に入れた悪い姿勢)、オスタップ(wash tub)などが残っていました。

kaitara1
質問者

お礼

狂気の時代はともかくと思いますが、当時ドイツ語かぶれの軍人がおかしなことを画策していたのではと思います。英語の場合は逆転した劣等感のなせる業ですね。しかしバットを打棒などというのはなかなか面白くありませんか。

回答No.6

公的って、国や自治体、あるいはその設置期間ということですか? 言論の指導や統制に繋がりかねませんね。 みんなで工夫し使用していって、定着する方がいいと思いますよ。 安易にカタカナ語に頼りすぎるのは嫌ですね。 ご質問の公的機関が特定のカタカナ語の漢字表記を定めて使用を奨励したり教育や統制するのはあまり好みませんね。 事柄は違うが、○○は差別用語だというのも嫌ですね。

kaitara1
質問者

お礼

しかし個人が新造語を作るのもなかな難しいのではないでしょうか。マスコミが最適かとも思いますが、不要論にに揺れている大学の文学部でやってみるのも一案かなと思います。

回答No.4

国立国語研究所が「外来語」の言い換え提案をしています。 http://pj.ninjal.ac.jp/gairaigo/ そこそこ報道もされましたが、全く影響力がありませんでした。 言い換えの言葉を考えるのはかなり労力が必要です。 しかし、次から次に新語がやってきます。 明治期のような、悠長なことはやっていられません。 定着するかどうか分からないような語は無視するとすると、定着したものから言い換えを考えなければなりませんが、いったん定着してしまった語をやめるのは、こちらもまたかなりのエネルギーを要します。 結局の所、やっても無駄ということです。

kaitara1
質問者

お礼

説得力のあるご教示でした!

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.3

 #1です。補足です。 >>機関が無力という意味ですね。漢字にする方はいかがでしょうか。  言葉は、話すものです。それを記録するのは文字です。その書き言葉を、現代仮名遣いとか常用漢字とか国語審議会で規制することはできます。  でも話し言葉に規制はできません。昔中国からの輸入語が来たように、今は欧米から外国語がなだれ込み、それを塞き止めるのは難しいと思います。  漢字にするにも二通りあって、「アナウンサー」を意味をとって「放送員」とするか、音をとって「穴雲差亜」と言うか、考えものですね。

kaitara1
質問者

お礼

興味深いご意見を伺いました。漢字の造語力を用いないのは損失だろうと思っています。カタカナ語からは何も出てきませんね。

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1444/3521)
回答No.2

日本では「公的機関が新しい日本語を創造する」という歴史・伝統がないので、今さらそのようなものを創設してもうまくいくとは考えられません。 フランスでフランス語における「アカデミー・フランセーズ」の権威が認められてきたことは、設立以来400年近い歴史・実績があることと密接な関係があるでしょう。 江戸時代の後半から明治の初めにかけては、多数の西洋の文物の流入にともない、多くの漢字を使った新語が作られました。この中には「本家」の中国でも使われるようになったものが少なくありませんが、当時の教養ある日本人の漢字・漢語に対する知識は、漢学者に限らず現在とは比較にならないほど高かったことがその背景にあります。例えば、「神経」という用語は、オランダ語で書かれた解剖書を翻訳するにあたり、杉田玄白らが初めて作り、使ったものです。(神気と経脈を合わせた新造語) このように新語が必要になるのは、多くの場合「それまで専門家だけが使っていた言葉がより広い社会でも使う必要に迫られたとき」です。(専門家だけしか使う必要がない用語なら原語のままでも支障がない)このため、杉田玄白や前野良沢らが行なったように、その分野の専門家自身がまずは「新語をつくる」ほかなく、その意味からも、個別の専門分野でなく新語一般を統括するような公的機関が新語を作ることは望み薄です。 なお専門的な学術用語については「日本学術会議」が分野ごとの用語集をまとめたり提言を行ったりしています。公的機関が関わる必要があるのはこうした「交通整理」のようなことであって、新語そのものの創造ではなかろうと考えます。

kaitara1
質問者

お礼

結局、個人が作る以外ないということでしょうか。

kaitara1
質問者

補足

カタカナ語は専門家だけが使っているというのも興味深いです。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.1

 有っても無力ですから、いらないと思います。

kaitara1
質問者

お礼

機関が無力という意味ですね。漢字にする方はいかがでしょうか。

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