結晶粒粗大化の原因とSi,Mnの濃度減少の関係について

このQ&Aのポイント
  • 結晶粒粗大化の原因とは何でしょうか?また、結晶粒が粗大化した理由にはSi,Mnの濃度減少が関係しているのでしょうか?
  • SCMの浸炭材について結晶粒を調査した結果、結晶粒が粗大化していました。EPMA分析によると、結晶粒粗大化の部位ではSi,Mnの濃度が減少しており、Al,Crの濃度も多少減少していました。
  • 結晶粒が粗大化の原因は、Alが減少したことによってAlNのピン止め効果が低下したためでしょうか?ただし、Si,Mnの濃度減少と結晶粒粗大化の関係についてはまだ不明です。
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結晶粒粗大化について

結晶粒粗大化の原因について教えてください。 SCMの浸炭材について結晶粒をしらべえたところ、結晶粒が粗大化していました。 EPMA分析をしたところ、結晶粒粗大化の部位で、Si,Mnの濃度が減少しており、また、Al,Crの濃度も多少減少していました。 結晶粒が粗大化の原因は、Alが減少したことによって、AlNのピン止めがうまく働かなかったからでしょうか? Si,Mn,の濃度減少と結晶粒粗大化はどのような関係があるのでしょうか? 教えてください。

noname#230358
noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.1

ご質問の中に書かれている通りの原因だと思います。 Nとの結合力が強く窒化物を形成してピンニング効果を発揮することで 粒径制御に有用な添加物は Ti,Al,Si,Cr,V,Nb,B 等。 Siの減少、更にAlはとりわけAlNとなった時の分散が微細で効果が 高いとされますので減少が悪影響を与えているとおもいます。

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