ユダヤ人が迫害を受けた理由は

質問

第二次世界大戦時
ユダヤ人が迫害を受けた理由は
お金持ちだったから僻まれたのが原因なのですか?

回答No.4

teppou

理由は全てこじつけです。
　以前から、シェークスピアの「ベニスの商人」などでもわかるように、反ユダヤの感情がヨーロッパの人々の間のあったのですが、その感情を増幅し、憎しみの対象を明確にすることで、反政府的な言動を抑え込みやすい風潮を作ったということです。
　悪いのは政府（ナチス）ではなく、ユダヤ人だ、と言うことにしてしまったのです。
　それまで多くのユダヤ人は、宗教上のしきたりこそ違え、他の宗教の人々と一緒に生活していて、大きな反感を持たれているとは感じていなかったはずです。そうでなければ、ナチスが反ユダヤののろしを上げたら、多くの人がすぐにドイツから逃げ出したでしょう。逃げ出そうとした人数があまりにも少なすぎます。どうすべきかよく分からなかった人が大部分だったのでしょう。
　実際の反ユダヤ感情はその程度だったと思われます。
　ナチス政府が、実際にユダヤ人にしたことは、あまりにもひどいことですが、政府が必要とする以上の迫害をしなければならない流れになってしまったとも言えるかもしれません。
　こういうことは歴史上、時々あります。アメリカで、日系人が収容所に入れられたたと言うのも同様のことでしょう。虐殺されたわけではありませんが。
　安倍総理と麻生財務相は、ナチスのやり方を研究したようですので、現在のわが国にも、ちらちらとそのように影が見えるように思います。