野口英世の業績は偉大ですが。その人物評価について？

質問

「人は能力だけでは、この世に立つことはできない。たとえ、立身しても、機械と同様だ。人は能力と共に徳を持つことが必要である。」

これは野口英世の格言だとされていますが、いつごろ、どういった場で、または著作、日記、寄稿、発言なのか知りたいです。

理由は：私の知る限りでは、野口英世はその名声とは裏腹に人格的、金銭的に問題があった人物で借金魔、変節漢、自己中と呼ばれ、このような「徳」を云々できる立場には無い、と承知しているからです。

業績で評価はされても人格的に問題があるいわゆる偉人は古今東西を問わず多く存在します。

私が野口英世に持つ人物像に誤りがあれば正していただきたいとも思います。

アフリカがらみで言えば、聖者扱いされたかのシュバイツアーでさえ、人種偏見者として近年は厳しい評価の対象になっています。

野口英世の人物に関して、「毀誉褒貶合半ば」は世の常、で済むようなはなしでしょうか。

回答No.1

kaitara1

ご質問の格言については全く何も知りませんが、業績の評価にについても問題がありそうです。人によると野口の最大の業績は脳梅毒患者の脳組織の中に病原体トレポネーマ・パリーダムが存在していることを見つけたものだということです。アフリカで偉人視されているそうですが、彼は黄熱の病原体を見つけようとして、彼の手法では原理的に見つけられなかった原因ウイルスに実験室感染して落命したそうです。彼は細菌のことしか知らなかったのは当然としてもそれほど優れた才能を持っていたわけではないのではと思います。

お礼

格言について確認ができないとのこと、残念です。

おっしゃるとおり、彼は大した才能の持ち主だったわけではないようで、出自が貧困だったため、人格以前の偏狭な価値感に基づく立志伝の主人公を目指し苦学したのだと思います。

彼にふさわしくない「徳」については、彼は彼なりに世間体で言う功なり名を遂げてから、ある意味己に欠ける「徳」を意識した結果、劣等感の裏返しの虚勢か、罪滅ぼし的にポロっとでてきた本来不本意なコトバだったのかもしれませんね。

皮肉な見方をすれば、当時の大日本帝国の国威宣揚に必要な大本営発表のような作られた偉人の一人だったかもしれません。

英世自身内心忸怩たる思いがあったかもしれませんし、そうなると、あまり彼の墓を暴くようなことは控えるべきかもしれませんね。

早速のご回答有難うございます。