今でも牛乳と魚介類に注意した方が良いのか

質問

• 放射能汚染で牛乳や魚などに注意する必要があるのかについて疑問があります。ネットでは放射能に関する報道があり、心配している人も多いです。特に、牛乳の産地表示がなく、魚介類の産地表示があるため、牛乳の方が不安だと感じることがあります。
• 放射能による健康被害に関しては、ネット上では様々な情報がありますが、病気につながるレベルの影響かどうかはわかりません。一部では芸能人の病気が放射能の影響である可能性や地域ごとの異常な魚介類の報告もあります。
• 牛乳を飲んだ場合、放射能の影響による健康への悪影響がどの程度あるのかについて具体的な情報はありません。質問をまとめると、放射能汚染により牛乳や魚介類に注意する必要があるかどうかについて、具体的な回答はわかりませんが、安心できる情報が欲しいです。

回答No.6

WW-B · ベストアンサー

今の日本で商業ルートに乗って出回っている放射性食品は、それに気が付かないで食べてしまったからといっても、食べたら100％死んだり50％死んだりするような高度な危険物ではないため、うっかり食べてしまったとしても大騒ぎするほどのものでもありません。
若干だけ【死ぬ確率が上昇】してしまうだけです。

放射線被曝による健康被害には、【確定的影響】と【確率的影響】があり、放射性食品による内部被曝はこのうちの確率的影響になります。
放射能や放射線は確率的影響により「しきい値」なしに低線量でも健康(生命)に影響を及ぼし、確率的に「ガン」や「遺伝損傷」の可能性を発生させます。

「しきい値」なしですから、検査機によって放射能が検出されずとも単なる検出下限値以下であって実は含有されている場合が多いのであれば、それらもキチンと日本人の健康(生命)に悪影響を与えています。
そこまで神経をとがらせて放射能を警戒するか、或はそんなもんをいちいち気にしてらんねーとして無視するか。
それは個人の生き方、健康や命に対する考え方の相違による部分ですね。（ただし若い人ほど放射能の影響が大きくなります）

確率的影響とは、沢山食べたからといって必ずガンになるとは限らないし、少しだけ食べたのにガンになることもあるということ。
100mSvの被曝をすると確率的に0.5～1％のガン死が起こるとされてます。
放射性食品を食べ続けて1年間に1mSvの内部被曝をすれば、それによるガン死の確率は0.005～0.01％になります。つまり日本人1億3千万人のうち6500人～13000人がその為にガンで死ぬ計算になります。

福島事故に対応して作られた日本の食品安全基準は、普通の食生活をしている人なら年間1mSvの内部被曝を超えないと想定される規制値が設定されてます。
ですので、日本人皆がこの規制を守って危ないものを流通させたりせず、自分でも池の魚とかイノシシ、山のキノコを採集して食べたりしなければ、日本人の被曝死者は年間6500人～13000人の範囲に収まります。

しかし年間6500人～13000人の死者というのは、実は物凄い量なので、自分や家族がその中に入らないようにするちょっとした心がけが必要になりますね。
ちなみに日本の交通事故の死者（24時間以内死）の人数は2014年の1年間で4113人でした。1mSvの被曝死の半分以下です。

以下、具体的に。
日本の牛乳の殆どは牛舎の中で牛に（購入）飼料を与えて生産されてるはずですので、放射性干し草を与えていない限り、牛乳に原発事故放射能が検出されることは今では福島県の重汚染地域以外ではなくなりました。
ですが検出下限値以下なので検出されてないだけとも言えるので、放射能汚染の可能性の高いものを避ける工夫は相変わらず必要です。
牛乳は大メーカーから中小メーカーまで色々な会社が商売をやってます。大メーカーの牛乳はどこの産地か得体のしれないものがあり、過去には度々放射性セシウムが検出されてきてます。
牛乳は中小メーカーを選んでください。そうすれば産地は大よそ特定できます。北海道の中小メーカーなら北海道産でしょうし、山口県の中小メーカーなら山口県産ですよ。
ただし、福島あたりから放射性干し草を安値で仕入れて飼料として与えているのなら、話は別ですが。

魚介類については、
淡水魚（湖や池や河川で取れる魚）は東北地方南部～関東地方で取れるものは絶対に食べないでください。非常に高い確率で放射能汚染されてます。
それら地域の湖水・河川は周囲から流れ込んだ原発放射能が集積されており汚染度が高く、更に淡水魚は放射性セシウムを体内に蓄積しやすく、危険です。

海水魚は福島県沖は相変わらずダメです。
海は繋がっていますので、隣接する茨城県沖も危険度大。宮城県沖も危険度中。念を入れれば千葉県沖と岩手県沖も要注意レベルになるやもしれません。
また、海水魚で危険度が高いのはヒラメのような海底魚です。海水は流れ去りますが海底土は汚染されたままです。そこに生息する海底魚の汚染は甚だしいものがあります。（放射能だけでなくとも、その他有害物質汚染も危険）

山に自生する山菜やキノコ、イノシシや鹿・熊、野鳥も汚染地域の物は食べないでください。
山林の土壌は原発事故放射能を集積しやすく、そこに生息する動植物は高度に汚染されてます。
特にキノコ類は原発放射能が大好きでして、極めて危険です。

注）流通ルートに正規に乗っているものは比較的安全な傾向にありますが、その正規ルートから外れた物の中に危険度が高い物が混じっている可能性があります。
汚染地域での自生物の採取は特に危ないです。

お礼

回答ありがとうございます。

＞淡水魚（湖や池や河川で取れる魚）は東北地方南部～関東地方で取れるものは絶対に食べないでください。非常に高い確率で放射能汚染されてます。

ありがとうございます。やはり避けておきます。

＞隣接する茨城県沖も危険度大。宮城県沖も危険度中。念を入れれば千葉県沖と岩手県沖も要注意レベルになるやもしれません。

魚介類は特に注意します。

＞山林の土壌は原発事故放射能を集積しやすく、そこに生息する動植物は高度に汚染されてます。

やはりそうですよね。。

やはり引き続き注意してみようと思いました。
丁寧な解説ありがとうございました。