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日本語はなぜ昔の書物は読みにくい

eroero4649の回答

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  • eroero4649
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回答No.11

他の方も指摘していますが、シェークスピアは原語で読もうとしても研究者じゃないとサッパリわからんそうですよ。元々、欧米では「文字が読める」というのはインテリの証であり、そもそも庶民向けに文字が使われたというのは日本に比べるとごくごく最近であるといえると思います。 「とはいえ、明治の新聞だって読みづらいし、江戸時代のものとなるとサッパリだ」と思われることだと思いますが、えーと、文句は夏目漱石先生と森鴎外先生にいってください・笑。 元々日本語は「書き言葉」と「喋り言葉」があったんです。文語と口語ですね。これはそれぞれ別だったんですね。江戸時代や戦国時代の手紙には「○○にて候」なんて書かれていたわけですが、当然当時の人たちはそんな喋りはしていなくて、それは書き言葉だったわけです。それぞれ使い分けていたんですね。 それを、「文学でも口語で表現した方がより自然ではないだろうか」という運動が明治以降に出てくるのです。いわゆる「言文一致」ってやつです。この基礎と、近代日本文学の基礎を作り上げたのが夏目漱石先生だといってもいいでしょうね。漱石先生らの功績によって、現代日本は言文一致となったのです。 でもね、私も古文書は読めないのですが、江戸時代は庶民にも浮世絵やかわら版なんかが普及していて、そういうものは平易な表現が使われていたので、読み方のルールや文字(草書体ですからね)がわかれば、江戸時代の浮世絵の説明書き程度なら割と読めるようになるそうですよ。最近は教科書形式の解説本なんかが出ていますね。私は旧字体と文語は少し分かるので、大正時代くらいの新聞なら概ね読めます。日本は明治維新と戦後に国語の大改革があったのでそこのタイミングで読みづらくはなりますね。個人的な意見ですが、聖書なんかは口語体より文語体のほうが文学性が高いと感じます。教会では信者さんたちが聖書のお祈りの言葉を唱えますが、あれ、文語体で唱えますからね。「願わくは御名の尊まれんことを。御国の来たらんことを」ってね。 古文は苦手だったので詳しくは分からないけれど、百人一首(和歌)は今でもみんな読めるのだから、そう考えるとむしろ分かりやすいのかもしれませんよ。

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