畳み込み積分の積分区間の特定について
- 統計の参考書中に、畳み込み積分の解説がされており、確率変数X、Yが独立ならばf_XY(x,y)=f_X(x)・f_Y(y)と変形でき、T=X+Yと新しい確率変数を定義した場合、Tの確率密度はf_T(t)=∫-∞→∞ f_X(x)f_Y(t-x) dxとあらわせる。
- 例題ではX,Y独立でf_XY(x,y)に従うとき、f_XY(x,y) = 1/9 (0≦x≦3,0≦y≦3) 0 (それ以外の(x,y)のとき)となる。ここでT=X+Yによりあらたな確率変数Tを定義する。このときのTの確率密度f_T(t)を求めるために、以下の解説を行います。
- 解説では、独立より∫0→3 f_X(x)dx = ∫0→3 f_Y(y)dy = 1を考慮に入れて、f_X(x) = 1/3となることが示されました。また、積分区間に関しては以下のように分けられます。(i) 0≦t≦3のとき、(ii) 3≦t≦6のときとなります。詳細については次の解説をご覧ください。
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畳み込み積分の積分区間の特定について
統計の参考書中に、畳み込み積分の解説がされており、確率変数X、Yが独立ならば f_XY(x,y)=f_X(x)・f_Y(y)と変形でき、 T=X+Yと新しい確率変数を定義した場合、Tの確率密度は f_T(t)=∫-∞→∞ f_X(x)f_Y(t-x) dx とあらわせる。 と書いてありました。 ここまではいいのですが次の例題で早くもわからなくなりました。 例題 ではX,Y独立でf_XY(x,y)に従うとき、 f_XY(x,y) = 1/9 (0≦x≦3,0≦y≦3) 0 (それ以外の(x,y)のとき) ここでT=X+Yによりあらたな確率変数Tを定義する。このときのTの確率密度f_T(t)を求めよ。 というところで、 独立より、∫0→3 f_X(x)dx = ∫0→3 f_Y(y)dy = 1を考慮に入れると、 f_X(x) = 1/3 となる。 ここまでは、全確率の関係と独立の関係から解釈はできたのですが、次の解説で 以上から積分区間は (i) 0≦t≦3のとき (ii) 3≦t≦6のとき と場合分けができる。 (i)のときは0≦x≦tとなり、 (ii)のときはt-3≦x≦3になる と書いてありましたがここの理解がまったくわかりません。 どうして積分区間が上記のことからi&iiの場合に分けられて、そしてそのときのxの区画までも表せるのでしょうか。 お恥ずかしいですがここの積分区間の理解ができていないので大変困っています。 ご指導お願い申し上げます。
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ほかの方がもっと正確に回答してくださるでしょうけど、簡単に。 t=x+yと定義しています。そして、0≦x≦3 0≦y≦3です。 この式のグラフを書いてみてください。 つまり、y=-x+tのグラフです。範囲は0≦x,y≦3です。 そうすると、グラフの切片であるtの範囲はおのずと、0≦t≦6となります。 x,yの範囲は決まっていますので、グラフは、縦横3×3の正方形の左から右下がりのシマシマになります。 (i) 0≦t≦3 グラフをみてみてください。tとxは対応しています。つまり、0≦x≦tとなります。言葉で説明するのは難しいですが、グラフを見てかんがえてみてください。このときのグラフは、x,yが縦横となる直角三角形のシマシマとなります。 (ii) 3≦t≦6のとき この範囲であれば、tは3を超えることはあっても、xが3をこえることはありません。 たとえば、tが4のとき、4=x+yで、(x,y)=(1,3),(3,1)が極端となります。tが5のとき、(x,y)=(2,3),(3,2)がそれとなります。 Xに、注目すると、xの最小値は、t-3となります。ややこしいことを言いましたが、まあ、グラフを書いてみればわかります。 つまり、t-3≦x≦3となります。 ちなみに、グラフは逆さにした直角三角形のシマシマになります。 とにかく、t=x+yのグラフを書いてみて一度考察してみてください。
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