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中世文化について

中世の社会はどうして動乱期と言われましたか。その原因(当時の社会背景)を詳しくて教えていただけませんか。 よろしくお願いいたします。

  • 歴史
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みんなの回答

回答No.3

No2です。 他質問で、室町時代を質問されていると言う事は、日本の中世の事でしたかね。 これは失礼。忘れて下さい。

回答No.2

中世とは、ヨーロッパの事でしょうか?それを仮定して答えます。 まず、「動乱期と言われている」と言う貴方の意図を、汲み取れているか分りませんが、中世のヨーロッパは動乱が多く「暗黒の時代」と言われています。具体的には、キリスト教の宗教支配がヨーロッパに蔓延する、ローマ帝国末期から、30年戦争の1300年間はまさに暗黒の時代です。 その背景は、キリスト教にあります。(ローマ帝国を滅ぼしたゴート族が切欠かもしれないが、ゴート族を撃退できないくらいローマ帝国を弱体化させた原因は、キリスト教の宗教支配がある。) キリスト教が、科学的な観点で考える事を全て否定します。 「神の目をもって描写してはならない(写実画の禁止)」「数学は悪魔の学問である」「全ての英知は聖書にある」これらの価値観が支配する事で、ローマ帝国全盛期では世界最高クラスの建築技術や水道技術、芸術や学問。(←当時から中東の方が発達していたが、ローマの五賢帝時代は結構凄かった)あらゆるものが「退化」します。 そして、宗教価値観は一般市民にも影響を及ぼします。 ローマ時代は、税さえ払えば信仰の自由を認めていましたが、国教以外認めなくなりオリンピックの禁止などが始まります。その傾向は数百年と立つにつれ深刻になります。 最も深刻だったのが、「悪魔は殺さねばならない。悪魔との交渉は、悪魔に魂を売る行為である」と言う価値観です。この場合の「悪魔」とは「異教徒」を指します。 中世のヨーロッパ当時、台頭していた宗教は、カトリックとプロテスタントです。 両者とも、異教徒同士なため、「殺さなければならない存在」でした。 文字通り、殲滅をかけた戦いが繰り広げられます。 両者とも、外交も交渉も「悪魔に魂を売る行為」なので行う事は不可能です。外交問題が発生したら、平和的交渉による解決。それが不可能と言う事です。あるのは文字通りの殺戮のみです。 元々キリスト教の教義が、「キリスト教徒は人間である」「汝姦淫するべからず」などが有名ですが、これら危険思想だったのが原因です。 「キリスト教徒は人間である」と言うのは、「異教徒は人間じゃない」と言う事です。当時は、悪魔とみられました。悪魔は殺さなければならない存在です。その悪魔を拷問にかけて見せしめにしている際に、歓喜しなければ悪魔の仲間とみなされ、異端にかけられ異教徒よりも異端は重罪ですので、それ以上の拷問の末殺されます。 「汝、姦淫するべからず」というのは、現在では当然の精神の自由を侵害する行為で、「お前、神を今、心の中で冒涜したな」と、司祭に言われただけで魔女狩りになります。それを悪用した司祭の犯罪も横行します。 そう言う価値観の事を「宗教価値観」と呼びます。 その宗教価値観が支配した宗教の対立なので、文字通りの血みどろの殺戮が蔓延した時代が中世の「暗黒の時代」です。 しかしその中で、この不毛な宗教支配から脱しようという考えも芽生えます。 その総決算が、30年戦争です。 30年戦争とはカトリックVSプロテスタントと教えられますが、本質は「宗教価値観勢力」VS「近代勢力」です。 そして、近代勢力が勝利した事で、ヨーロッパに近代思想が芽生える切欠となります。 30年戦争の戦勝国、スウェーデンのクリスティーナ女王が「異教徒は殺さなくて良い」と言う、画期的な発言をしました。普通なら異端となり、拷問の末に殺さねばならない問題発言です。しかしその言葉に味方のプロテスタント側は勿論、敗者のカトリック側も反発しませんでした。(しかし、「異教徒は殺してはならない」の時代になるまでは、数百年の殺し合いが必要になるが) そして、「ローマ帝国最盛期のかつての繁栄を取り戻そう」と言う思想から、「ルネサンス時代(ルネサンスとは再生と言う意味)」を迎える事になります。「中世」の終わりを意味します。 お門違いだったらすみません。参考になれば幸いです。

  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2201)
回答No.1

他所を攻めるコストに見合ったリターン、つまり収入増が見込めるようになったからでしょう。 中世以前は集落同士が離れていたことと、貧富の差も大してなかったもの。それが交易が盛んになるにつれて「道」が通じていき、やがてはモノ、つまり富が集中するところが出てきました。 そうなるとそれまで割合に平等であった者達の中にも富のや生活品のやり取りによる上下関係が生じてきて、生活的な危機を感じることなく暮らしていける連中が更に周囲から富を集めることができるという図式ができてくる。借りを返せないまま土地を失う小作人や、地域を統括する貴族の台頭ですね。 さて、ちょっとした富を得た人は次に何を思うでしょうか。そう、「もっと富を」です。 楽しい暮らしを続けていると刺激が足りなくなり、もっと珍しやかなる物を、もっと面白き物を…と、欲には限りというものがないものです。「年貢」を重くしたところで限りがあるが、周囲には自分の言う事を聞く連中や武具を作ることができる職人も手元に揃っている。ならばそれらを使って余所から更に富を得ようとしたところで何か不都合なコトがあろうか? いや、むしろこれが天命か? なんて感じ。 勝てば官軍と言いますが、中世では負けた側は文字通り全てを失うことになります。しかし、人手や武器類を調達できるだけの富を手にした者にとっては「勝てばボロもうけ」の誘惑は抗いがたいものがあったことでしょう。仕掛けられて応じ、その勢いで逆に乗っ取りをかけた例もあるでしょうし、やられる前にやれってのもあったでしょうね。「1番でなきゃだめなんですか?」と口を挟む人も少なかったのでしょう。 あるいは逆に、搾取されている側が結託して立ち上がり、上の者を除いて苦しい暮らしを改善しようとする動きもでてきます。飢饉のおりには「一揆」もおきましたね。「肩入れしてやるから上の者を倒せ」なんて両方が組み合わさったこともあったでしょうね。 そんなところじゃないですかね。 「ガキ大将」よりちょっと力がある「ツッパリ」クラスがポコポコ湧いて、初代「首領」を夢見て頑張っちゃったと。そうして争いの中から「本職」の方々が頭角を伸ばし始め、争いは大規模化・複雑化していきます。

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