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iPS細胞について教えて

Oct4、Sox2、Klf4、c-Mycの4種類の遺伝子を人の体細胞に組み込むと初期化され、iPS細胞ができるとありますが、 1. 問題の4つの遺伝子は、個々の人に応じて逐一作成するのでしょうか? それとも 2. 共通因子として別に大量に培養しておき 個体の区別なく導入するのでしょうか? 後者の場合、免疫反応は問題ないのですか?初歩的質問ですが誰か教えてください。

みんなの回答

  • stringf35
  • ベストアンサー率66% (69/104)
回答No.2

塩基数ですが、cDNAの開始コドンから終始コドンまでということなら Oct4 ... 1000ぐらい Sox2 ... 1000ぐらい Klf4 ... 1500ぐらい c-Myc ... 1300ぐらい です。非翻訳領域を含むともう少し大きくなるでしょう。 遺伝子の大きさとしては平均的だと思います。

  • stringf35
  • ベストアンサー率66% (69/104)
回答No.1

2です。 初期の高橋さん、山中先生の論文(Takahashi et al., Cell, 2007)で用いられた方法は、Oct4、Sox2、Klf4、c-Mycという遺伝子を人工的に組み込んだレトロウイルスを作製し、皮膚の線維芽細胞に感染させて初期化させています。ここで用いられたレトロウイルスは、細胞に外来の遺伝子を人工的に発現させるのに普通に用いられるものです。 ウイルスはあらかじめ別の細胞を用いて作製しておき、これを皮膚の細胞に感染させてiPS細胞を作るので、iPS細胞は元の細胞由来の組織適合抗原を発現しています。また、iPS細胞からレトロウイルスが複製されることもありません。よって免疫反応の問題は生じません。一方、レトロウイルスを用いて細胞を初期化することから、初期化された細胞ががん化しやすいことも知られており、最新の手法ではウイルスを用いない方法、c-Mycというがん原遺伝子を用いない方法などが開発されています。

clear-eye
質問者

お礼

ご丁寧な回答に感謝します。ちなみに、Oct4、Sox2、Klf4、c-Mycの4つのフラグメントDNAはBASE換算でどのくらいの長さを持つのでしょうか? 非常に長い高分子なのでしょうか、それともオリゴマー程度の短いものでしょうか? 大まかな数値で結構です。お分かりでしたら教えていただけないでしょうか?

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