• ベストアンサー

iPS細胞について

曖昧なタイトルで申し訳ありません。 最初にiPS細胞に導入された4つの遺伝子はデータベースから選び出したと聞きますが、 そのデータベースはヒトの遺伝子のものでしょうか? もしそうだとしたら、その遺伝子は皮膚などの細胞にももともとあるはずで、 活性化していないだけではと推察されます。 遺伝子を導入しただけで、なぜそれらから蛋白が作られるのでしょうか?

noname#234314
noname#234314
  • 科学
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#250373
noname#250373
回答No.2

使用したデータベースはマウスのものです。 最初の実験はマウスで行なっていて、その後ヒトの細胞でも成功しています。 推察の通り、どの細胞の染色体上にもその遺伝子がありますが、活性化していない状態です。 iPS細胞を作成する際には、染色体上の遺伝子を活性化するのではなく、 「恒常的に転写するプロモーターにつながれた4遺伝子」を外部から導入しています。 このため、細胞の分化状態に関わらず、4遺伝子を発現させることができるのです。 おまけ:iPSの樹立効率は1%以下と低いです。 この値は4遺伝子の導入効率より低く、実際にiPSの状態になれるのは一部の細胞だけ、というのが現状です。 がん化の恐れの少ない安全なiPSを樹立する方法と、樹立効率を上げる方法は大きな研究テーマで、現在も様々な工夫が試されています。

noname#234314
質問者

お礼

「恒常的に転写するプロモーターにつながれた4遺伝子」 …なるほど、それがあったんですか。 わかりました。すっきりしました。

その他の回答 (1)

noname#175206
noname#175206
回答No.1

 以下を一通り読むといいでしょう。ES細胞の知見をもとに24遺伝子を選び、その24個でOKなことを確認した後、4つに絞り込んだわけです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%A4%9A%E8%83%BD%E6%80%A7%E5%B9%B9%E7%B4%B0%E8%83%9E

noname#234314
質問者

お礼

ご提示ありがとうございます。 要するに、今のところはその4つの遺伝子を導入した細胞すべてがiPS細胞となるわけではない、ということでしょうか?

関連するQ&A

  • iPS細胞作りに使う4つの遺伝子について

    iPS細胞作りに使う4つの遺伝子について幾つか教えてください。 1.iPS細胞作りに使う4つの遺伝子は、人間の遺伝子ですか。 2.iPS細胞作りに使う4つの遺伝子は、その人自身の細胞からとったものですか。 3.iPS細胞作りに使う4つの遺伝子は、人間の遺伝子として、もともとすべての細胞に含まれているのではないのですか。 4.人の受精卵には、iPS細胞作りに使う4つの遺伝子があるのでしょうか。 5.もし、人の受精卵にiPS細胞作りに使う4つの遺伝子が存在するとすると、その遺伝子はどこからきているのですか。受精段階で細胞内部で作られるのですか。それとも、卵子や精子に含まれているのでしょうか。卵子や精子に含まれているとして、その場合、4つの遺伝子はどういう状態で卵子と精子に含まれているのでしょうか。

  • iPS細胞について教えて

    Oct4、Sox2、Klf4、c-Mycの4種類の遺伝子を人の体細胞に組み込むと初期化され、iPS細胞ができるとありますが、 1. 問題の4つの遺伝子は、個々の人に応じて逐一作成するのでしょうか? それとも 2. 共通因子として別に大量に培養しておき 個体の区別なく導入するのでしょうか? 後者の場合、免疫反応は問題ないのですか?初歩的質問ですが誰か教えてください。

  • iPS(induced pluripotent stem)細胞誘導に用いた Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc の4種の遺伝子はヒト由来ですか?

     iPS(induced pluripotent stem)細胞の誘導にOct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc の4種の転写因子の遺伝子を導入したとのことですが、この遺伝子はヒトの遺伝子なのでしょうか?  今回のiPS細胞はヒトの皮膚の細胞に上記4種類の遺伝子を導入したとのことですが、元になるヒトの皮膚の細胞の核のゲノムにはこれらの遺伝子は存在しないのでしょうか?  もし、ヒトの遺伝子でないとすると、何由来の遺伝子でしょうか?

  • iPS細胞の作出とがん遺伝子の関係

    ○万能細胞2割発がん 京大研究チーム http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070607-00000022-san-soci 「…甲状腺がんが発生した。万能細胞を作る際に利用しているがん遺伝子が再び活性化するためで、研究チームは安全性確保を目指して、遺伝子導入の方法を再検討する。」 このニースに接しまして,がん遺伝子がどのようにiPS細胞の作出に関係しているのかわかりません。ベクターで4種の遺伝子を導入したらしいですがその中にがん遺伝子が入っているのでしょうか。もしそうなら何のために必要なのでしょう。素人ですので簡単で結構ですがご教示ください。

  • IPS細胞とDNA、RNAとの関係について

    IPS細胞とDNA、RNAとの関係について教えてください。 山中教授がIPS細胞でノーベル賞をとり有名になりましたが、遺伝情報ををつかさどるDNAや、DNAと蛋白質の仲介者ときいているRNAとの関係が良く分かりません。一言で書ける内容ではないのかもしれませんが、解説してあるHP等の紹介も含めて教えてください。 おねがいします。

  • 体細胞クローン、iPS細胞、ドリー、ES細胞・・・

    体細胞クローン、iPS細胞、ドリー、ES細胞・・・ といろいろ聞くのですが、いまいち違いがよくわかりません。 確か、 ES細胞はヒトの未受精卵は何にでも分化できる全能性をもつので、 そこからクローンを作るが、ヒトとなるのが可能な胚を使うのが倫理的に問題ありで、△。 一方IPS細胞は、体細胞?から脱分化させるんでしたっけ? いまいちよくわかりません。 クローン作成に生殖細胞を用いるではなく…といった場合は、ES細胞のことをいっているんでしょうか。 ドリーは乳腺細胞からの核を用いて作られたはずだから、 ES細胞かIPS細胞かというと、IPS細胞?から それとも、分類自体が間違っていますか。 よくわからなくて… 教えていただけるとありがたいです。 (大学受験レベルで御願いします。)

  • リン酸化タンパク質の細胞内機能解析について

    スクリーニングしてきたリン酸化タンパク質の細胞内機能について知りたいのですが、リン酸化されるという報告のあるタンパク質の組換えタンパク質を作成または購入し、タンパク質導入試薬を用いて細胞に導入したら、この組換えタンパク質は細胞内でリン酸化されるのでしょうか?特異的なkinaseの活性があればリン酸化されると思うのですが。 また、試験管内で組換えタンパク質をリン酸化させる方法はありますか?

  • プラスミドベクターを用いたips細胞と免疫機構について

    私の周りでは最近よく話題にのぼるips細胞についてですが、レトロウィルスベクターを用いずに人工多能性肝細胞の樹立に京都大学の山中伸弥教授らが成功したようです(2008年10月10日)。下記のURL http://www.icems.kyoto-u.ac.jp/cira/doc/081009_Science_J_b.pdf を見てみると、その背景にはウィルスベクターでなく、プラスミドベクターを用いたようですが、このプラスミドにはAmpやCAGという遺伝子も入っています。ここで思ったのですが、これらの遺伝子が発現しMHCクラスI蛋白質によってCD8+T細胞などに提示されたら、再生医療どころではないと思うのですが、これは私のカン違いでしょうか?どうか理解の手助けを差し向けてはもらえないでしょうか。

  • 遺伝子工学の事で質問です.

    初めまして. 生物は全くやっていないようなものなのですが,最近のiPS細胞などといったトピックスを見ているうちに将来は遺伝子工学をやってみたいなあと思い始めた高校生です。 過去の質問回答集を見ても上手く検索できなかったので改めてここで質問させていただきます. よくマウスの細胞に遺伝子を導入して,,,というフレーズを見ますが (1)そこで言う遺伝子ってマウスの遺伝子ですか?それともヒトの遺伝子ですか? (2)もし異種の生物の遺伝子だった場合,それはちゃんとタンパク質になるのですか? (3)導入される方の細胞にも同じような遺伝子が存在する場合,改めて同じような遺伝子を導入する意味って何ですか? 「将来は遺伝子工学」って言ってる割には初歩的な質問かもしれませんが,どうぞよろしくお願いします.

  • iPS細胞発展の弊害?たくさんの意見をお聞かせ下さい.

    iPS細胞では,角膜から脊髄回復までいろいろな物を作ることができるようになるようです. このままいくと,いずれ心臓や肝臓などあらゆる内臓を作ることが可能になるかもしれません. (簡単に言ってしまって申し訳ない) 将来,足を切断してしまった人の足を再現することが出来たり, 脊髄損傷によって,半身不随になった人を回復させることが出来たりととても素晴らしい 研究だと思います. しかし一方で,あまりにすべての物を再現することが可能になってしまうと,人の寿命が あまりに伸びてしまうことになってしまわないでしょうか? つまり,体のどこかが調子が悪くなったと思えば,その部分をiPS細胞で再現してしまえば 良いわけです.そうすると,極端な話,脳以外いつでも取り換えが可能になってしまうのではないでしょうか? このことが,人類にとって必ずしもプラスに働くとは思えないのですが. つまり,人の寿命が極端に伸びることによって,地球から人が溢れてしまう事態にはなりえないのでしょうか? 違う惑星に人を移住させればよいという考えもあるはずですが,この医療の発展と他惑星移住の発展の スピードを考えると,それは現実的な考えではないと思います. もちろん,この最先端医療が,確立してもすぐに適用できるのは一部の先進国の人間だけでしょう. しかし,いずれ時間がたてば,すべての人類に適用することが可能になるはずです. このことはiPS細胞の発展にあたっての弊害にはなり得ないでしょうか? 私は,再生医療に一定の基準を作り,基準以上の再生を規制するべきだと考えています. もちろん,脊髄損傷の方が,回復するというようなことへの適用は大賛成です. しかし,老化により,不具合が出てきた場合に取り換えるというような適用は規制するべきだと思います. みなさんは,この意見をどうお考えですか? 企業の「気になるニュース」の欄にこの意見を載せたいと思っているのですが,あまりにぶっ飛びすぎた意見でしょうか? そのことも併せて教えて下さい. 長くなって申し訳ありません.よろしくお願いします.