iPS細胞発展の弊害?たくさんの意見をお聞かせ下さい.

このQ&Aのポイント
  • iPS細胞の発展により、心臓や肝臓などあらゆる内臓の再生が可能になるかもしれない。
  • しかし、あまりにも再現が容易になるため、人の寿命が極端に伸びてしまう可能性もある。
  • このような弊害を考慮し、再生医療に基準を設けるべきだという意見もある。
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iPS細胞発展の弊害?たくさんの意見をお聞かせ下さい.

iPS細胞では,角膜から脊髄回復までいろいろな物を作ることができるようになるようです. このままいくと,いずれ心臓や肝臓などあらゆる内臓を作ることが可能になるかもしれません. (簡単に言ってしまって申し訳ない) 将来,足を切断してしまった人の足を再現することが出来たり, 脊髄損傷によって,半身不随になった人を回復させることが出来たりととても素晴らしい 研究だと思います. しかし一方で,あまりにすべての物を再現することが可能になってしまうと,人の寿命が あまりに伸びてしまうことになってしまわないでしょうか? つまり,体のどこかが調子が悪くなったと思えば,その部分をiPS細胞で再現してしまえば 良いわけです.そうすると,極端な話,脳以外いつでも取り換えが可能になってしまうのではないでしょうか? このことが,人類にとって必ずしもプラスに働くとは思えないのですが. つまり,人の寿命が極端に伸びることによって,地球から人が溢れてしまう事態にはなりえないのでしょうか? 違う惑星に人を移住させればよいという考えもあるはずですが,この医療の発展と他惑星移住の発展の スピードを考えると,それは現実的な考えではないと思います. もちろん,この最先端医療が,確立してもすぐに適用できるのは一部の先進国の人間だけでしょう. しかし,いずれ時間がたてば,すべての人類に適用することが可能になるはずです. このことはiPS細胞の発展にあたっての弊害にはなり得ないでしょうか? 私は,再生医療に一定の基準を作り,基準以上の再生を規制するべきだと考えています. もちろん,脊髄損傷の方が,回復するというようなことへの適用は大賛成です. しかし,老化により,不具合が出てきた場合に取り換えるというような適用は規制するべきだと思います. みなさんは,この意見をどうお考えですか? 企業の「気になるニュース」の欄にこの意見を載せたいと思っているのですが,あまりにぶっ飛びすぎた意見でしょうか? そのことも併せて教えて下さい. 長くなって申し訳ありません.よろしくお願いします.

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  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11114)
回答No.1

ええっとですね、まあおっしゃることはわかりますが世の中そんなに単純ではありません。 細胞にはテロメアというのがあります。イメージとしては回数券のようになっていて、細胞は分裂するとそのテロメアが回数券を使うように減っていくんですね。そして20回くらい細胞分裂をするとテロメアがなくなり細胞はそれ以上分裂せずに「死」を迎えます。 クローン羊として話題になったドリーを始めクローン生物にはある課題というか問題が発生しています。それは、クローン生物は長生きしないということです。どうも、元になった細胞の寿命をクローンは引き継いでいるのではないかといわれています。つまり、例えば30歳の人の細胞からクローンを作ったとするとそのクローンは見た目が赤ちゃんだったとしても30歳であるということです。 その問題もありますし、ご指摘のように仮に脳以外を全とっかえしたとしても脳そのものは新しくないわけですから見た目だけ若くてそのうち中身の脳が老化して死ねば当然肉体も死を迎えるのは当然です。生命をコントロールしているのは脳ですから。 となると、じゃあ脳細胞もクローンで引き継ごうとなりますが、それで新生された脳細胞にはデータが何も入っていません。そうなると記憶も失われるわけで、それを不老不死というかどうかは非常に疑わしいです。だって、それで仮に500年生きた人に「300年前に何がありましたか?」と聞いても「細胞が入れ替わっているから覚えてないよ」といわれてしまうからです。 また単純にいっても再生医療には非常に金がかかるはずで、もし体の臓器全とっかえとなったらものすごい金額がかかるはずです。到底庶民には不可能ですし、どんなにお金持ちでも2回はできても3回はムリでしょう。だって、生きるにもお金はかかるんですから、いくら金があっても足りません。それであれば地球から人が溢れることはありません。というか、現実的には既に今の段階で人が溢れているような状態です。日本は少子高齢化社会に突っ込んでいますが、全世界規模では文字通りの人口爆発です。 というわけで、貴殿のご意見への回答は「それを中国のことわざで杞憂といいます」でしょうか。 またクローンの欠点としては遺伝子のシャッフルが起きないので環境変化に極めて弱い点が挙げられます。その典型例のひとつが競走馬です。競走馬は「走る」というたったそれだけのことで骨折の危険を伴うほど弱い生物です。おそらく人類が滅亡したら競走馬も絶滅するでしょう。また、日本人が好むサクラ(ソメイヨシノ)も日本中のソメイヨシノはクローンらしいのでちょっとした環境の変化で絶滅する危険があると指摘する専門家もいます。 (蛇足・実はガン細胞にはテロメアがないそうです。だからガンは暴走して死を招くのですが、なぜガン細胞にテロメアがないのかは謎だそうです。そこで私はそのガン研究をしている先生に「ガン細胞になぜテロメアがないのかわかったら、それを応用して細胞を再生すれば文字通りの不老不死ができるのではないですか?」と聞いたら、先生はニヤリと笑って「それはとても面白い話ですね」とおっしゃいました)

zetton7
質問者

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