• ベストアンサー

通訳の人って。

ふとした疑問なのですが、 通訳の人が通訳中に、もし相手が行った単語や意味がわからなかったら、どう対処するのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • oignies
  • ベストアンサー率20% (673/3354)
回答No.3

わたしの通訳の先生は国務省の通訳経験者でしたが、通訳の基本については私と同じ意見でした。話をきいているときには筋をおえ、ということです。筋がおえているかぎりにおいては、わからない単語などは省略します。もしくはあたらずともとおらかずの範囲で訳します。お菓子の味について、フェラーリのよう、と言っているときその部分が聞き取れなかった場合などは、う~ん。おいしい。とでも訳しておけばそうまちがいにはなりません。 専門用語については、会議通訳などに臨む場合には、関連しそうな英単語をリストアップするなどして、前日までに、100から200単位で単語をつめこみ通訳にのぞみます。手元におぼえきれなかった単語のリストなどは、ひとめでわかるようにした状態の紙をおいて通訳にのぞみますので、訳せないということは、あまりおきません。 あと、よくあることですが、通訳している場合文中の単語が一つだけわからなかった場合には、前後関係からほとんどの場合その単語の意味は推測できます。その場になれば文脈でわかるからいいんだといっているのをきいて、素人は驚愕していましたが、そういうものです。その場になると意味がわかる、というレベルの人間だけが同時通訳になれます。もっといえば、相手がこれからなにをはなしそうか、話をきくまえにほぼわかるというのも一流の通訳者の特質です。さらにいえば、話者が何をはなしていそうか、どうおもっていそうか、音声を消したTV映像から確実にあてられるのも通訳者の特徴です。これについては、通訳学校で実験されましたが、生徒全員が間違いなくこたえられたので、あるいみ、相手のきもちが忖度できることが通訳としての決定的資質だということがいえましょう。これができるので、相手の話のなかの単語がひとつわからなかったくらいで、相手のいっていることの意味をまちがえてしまうこがないのです。 訳しにくいものとしてはジョークがありますが、ジョークということはきいていればわかります。このときの訳し方として実例であったのは、今冗談をいったみたいな野ですがよくわからなかったので笑っていただけますか、と同時通訳中にいったところ、聴衆は大爆笑したという逸話があります。この話にはおちがあって、そのときの講演者はわたしの冗談がこんなにうけたのははじめでだといって通訳者に感謝したとという。 ただし実際の通訳場面では、相手の言っていることがわからなくて困るということはあまりありません。わからないとしたら、固有名詞くらいです。そしてもしわからなかった場合の最大の防衛策は、沈黙かもしれません。勝手に解釈してわかったように訳すということは訓練された通訳ならばしません。 ちょっとした話について、単語がわからないようでは、会議通訳などのレベルには程遠いので、単語についてはわからないことはあまりおこらない、ということは言えるでしょう。 ほとんどの人は知らないでしょうが、通訳それも会議通訳というのは、ものすごい勉強家です。外科手術はできなくとも、外科手術に関しては外科医なみの知識があり、話題についていける状態にしてから、当日の通訳にむかうことになっています。なので、ある意味、高校時代は一夜漬けの名人だった、うちで予習復習するのは大嫌いで、英語の授業も予習したことがなかったという人間でかつ成績は全分野において秀でており、英語の成績もよかったという人間が一番通訳にむいていることになります。 英語だけがとりえで、英語の授業の前日には徹底器に予習していたという人間は通訳にはむきません。いいところできたとして商談どまりの通訳でしょう。 とはいえ、冒頭で紹介した通訳の先生の言葉ですが、スピーチには二種類ある。言語明瞭意味不明。言語不明瞭意味明瞭。のふたつだということです。しかし、これを訳すのがプロです。なにいっているんだかほとんどわからないんだが、たびん、こうだ、という場所にさしかかっても、あてられる、それもひとつの才覚です。逆にいえば、わかるところだけ訳せる程度の人間であれば、どこにでもいるので、そういう人間をわざわざ雇う人間はいません。 それと、当時通訳にかんしては、常に二人一組です。ブースという場所に通訳者は待機してそこからマイクに向かって話すのですが、隣に相棒がいます。どうかんがえても相棒がつまづきそうなわからない単語ーーー自分もはじめてきいたーーーなどにかんしては、この相棒がきをきかせて、とっさに紙にかいておしえる、などができます。 また、一応そこそこのレベルだが、国家首脳同志の交渉というほどの深刻さはないというレベルの専門的な内容の会議に関する通訳などですと、よどみなくはなしているが、なにをいっているのかよくわからない、きいていても意味がとりづらい訳にとりあえずしながら、ついていくという例はみたことがあります。このレベルは、たとえば省庁内部でおこなわれる会議などのレベルではありますが、公開講演などにつかわれる通訳のレベルはもっとうえで、わけのわからない英語なり日本語なりに訳されてしまうことはありません。99%の正確さで専門用語まで訳しとおすことがおおいです。 最期に、言語能力の問題で、通訳として学校にはいれ、生き残れるのは、95%が女性です。一番上のクラスは全員女性などということも珍しくありません。男性でもつとまり、よくみかけるのは、ぼボランティアのガイド通訳など一番したのレベルの通訳ですね。重量挙げで女性が男性にかてないレベルで、男性は通訳で女性にかてないです。いろんな場面でいろんな人が訳すのをきいていますが、専門的な内容についていまのところは専門的な内容なので、訳してもおそらくわからないのでわたしは訳しません、などという情けない通訳はみたことがないです。 それから会議通訳では、多くの場合事前に、原稿の提出ないし、専門用語の対照表を話者にもとめ、話者も応じることがほとんどです。そして通訳がつくような会議での発言は、世界最先端の研究内容だとか提言だとかにかんするものですがので、専門性がともなうのは必須。ある意味、高度に専門的で先端的なもの以外について、通訳をかいしてまで話をききたいとおもいあつまる聴衆などいません。 まあひとくちに通訳といってもガイド通訳も通訳かあもしれせんので、そういう通訳にかんしての常識はわたしの知るところではありませんが、会議通訳、放送通訳、首脳間交渉の通訳のレベルの訓練では、わからなかったらごまかせ、という指導はありません。文脈から推測してはずれているとはいいきれないレベルの正確さで訳せというところでしょうか。 もっとも通訳学校というところは、あるいみ適性検査と、選抜のみの機能をはたしており、別段通訳のしかたについていろいろおしえてくれるだとかいうことはないです。理由はわからないが、きちんと訳せるという人間だけを残してあとは進級させないのが通訳学校です。ちなみに進級できるのは、そういうわけで、30人中1人規模ですがそのレベルですが、通訳学校からもうちではたらかないかというスカウトがありますし、うちの人材派遣会社に登録しないかというスカウトもありますし、在籍中に仕事を紹介されるなどのオファーもあります。 なおだめな通訳にかんして教師がなにをするかといえば、なにもいわずに、ほかの生徒にあてて正しい訳をださせるだけですl。正しい訳をきいて自分の訳がだめなのだ、とわかるレベルの学生しかそもそもきませんので、そこでとばされた生徒が不服を申し立てるなどもありません。 いずれにせよ、プロの会議通訳ですと、通訳中にあいてがなんといったかわからない、という場面をなんとか回避しようとする行動を事前にとります。なので仕事がはいったら、直前1週間は勉強づめ。単なるイベントの商談レベルでも前日は猛勉強です。出展者が自動車の備品メーカーという情報しかなかれば、自動車の主要部品については、全部おぼえてから仕事にのぞみます。まず必要ないんですけど。とういうわけで、せっかく覚えたのに当日使う機会がなかった単語の数のほうが膨大ということがおおいです。 通訳にとっての本当の問題は、意味はわかるが適訳がわからない場面の対処法です。問われるのは訳せる訳せないのレベルではなく、うまく訳せる訳せないのレベルだということです。なので、わからない単語があったらどうしたらいいですかと教師に質問する生徒はいませんでした。できない生徒がどうしているかといえば、あたりまえですが、わからなかったらみなそこは飛ばして訳しています。 また、相手の言っていることの意味がわからないレベルで困惑する学生というのは実は比較的すくない。ほとんどわかるのだが、いざ訳せといわれて訳し始めると、なにをはなしていたのか正確にはおもいだせない、というのがほとんどです。相手の話を完璧に再現する能力のあるなしが、通訳の特性をわけるといえましょう。 日本語できいたはなしを正確に伝言できない人間に通訳ができるわけがない。通訳になれるかなれないかはこの部分が決定的で、そこは先天的な能力です。語彙数なんか前日にいくらでも増やせるという強靭な記憶力のつわものが、通訳の世界でいきのびる。 知らない単語にはであわないよう日々精進が通訳の日常生活だということです。どのようにごまかしたらいいかかんがえていたらいい通訳にはなれません。そういう性格の人間は通訳にそもそもむいていない。

nyori115
質問者

お礼

とても貴重なご意見ありがとうございました! どなたをベストアンサーにするか迷ったのですが。。。思わずへぇ!と言ってしまったのと事細かに記載していただけたので^^ ありがとうございました!

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (3)

  • nishikasai
  • ベストアンサー率24% (1545/6343)
回答No.4

ポルトガル語の司法通訳をしています。裁判所、警視庁、検察庁、弁護士接見、入管などの通訳です。 会議通訳や要人の通訳ではなく、相手は犯罪の容疑者ですので気が楽です。 従って分からない言葉がでてきたらすぐ聞き返します。なにしろ刑事の取り調べの際、犯罪者などはスラングを連発するからです。 裁判のときは傍聴者がたくさんいる時がありますから、恥ずかしいですが聞き返します。 一度被告の言った言葉ではなく検察官が言ったギブスという単語をポルトガル語で何と言うか度忘れしてしまいました。でも慌てませんでした。ポルトガル語で「あのセメントみたいに固めるのがあったね、なんて言ったっけ」と被告に聞いたら「ジェッソ」と答えてくれたので事無きを得ました。(笑) まあ被疑者と若干のブラジル人支援者がわかればいいのですから気が楽です。 会議通訳もやったことがありますが、日本側は3名でブラジル側は2名と少数でしたので聞き返すことは可能でした。尤も、会議は難しい内容のものではなく親睦が目的の会議でしたし、スラングが出ませんでしたので聞き返す必要はありませんでした。 ブースに入ってやる同時通訳はやったことがありませんが、これは聞き返すわけには行きませんからこれは通訳の中のトップクラスで尚且つその議題に精通していないと無理だろうと思います。会議通訳みたいな通訳が本当の通訳なんでしょう。私にはできない自信があります。(笑)

nyori115
質問者

お礼

とても興味深いお話、ありがとうございました!!

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • Him-hymn
  • ベストアンサー率66% (3489/5257)
回答No.2

私は超一流の通訳者のところで通訳を3年間習い、多少通訳の経験もありますので、その経験から話をします。 通訳者にとって、ごまかしもテクニックです。 文脈をしっかりつかんでいれば、内容をフォローすることは難しいことではありません。 同時通訳者に音声が数秒間流れなかった(アクシデント)という場合でも、通訳は何も起らなかったかのごとくにつないでいけます。 日本語で話を聞いていても、知らない単語が出て来ても話についていけるーーあの感覚です。 ただし、ご本人が専門分野のことを難しく話した場合に、超一流の通訳者でしたが、この人は今ご自分の難しい専門分野の話に突入していますが、これは通訳できませんねーーできたところでみなさんわからないだろうしーーなどと言ってほどほどに通訳をしたという話を聞いたこともあります。相手が言ったことを数秒聞き逃しても何とかなるものですが、こういうわけのわからないことを言われるのが困りますね。あと、ジョーク。通訳できないようなジョークをやられると困りますね。とっさに別のジョークで誤魔化せればいいですが。 以上、ご参考になればと思います。

nyori115
質問者

お礼

ありがとうございました!

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.1

    僕がやってた時に、幸いそういう事態は無かったのですが、もしそういうことがあれば、その人に繰り返してもらう、それでも分からなければ、分かるまで言い直してもらう、ことにすると思います。

nyori115
質問者

お礼

ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 通訳を経験された方、コツを教えて下さい。

    今度、仕事関係のイベントで通訳(英和・和英)をする事になりました。 英語力にはある程度自信があるのですが、大勢の人の前で行うのでかなり緊張しています。 そこで、通訳を経験された事のある方にお伺いしたいのですが、通訳の席上、意味が分からない単語が出てきた場合、みなさんはどのように対処されますか? 例えば長いフレーズの中に登場する1つの単語の意味が分からない場合、フレーズ全体を意訳する事で、ある程度ごまかす事は出来ると思います。 でも、例えば "What's your impression of Japan?" という問いに対する答えが "I think Japan is ****." で、****の意味が分からない場合、ごまかしようがないですよね。そういう場合はどうされましたか? とても恥ずかしいですが、Speakerに対し、"I'm sorry, what does **** mean?"と聞くのでしょうか。 皆様のご経験に基づいたアドバイスを頂ければ大変ありがたいです。ぜひ参考にさせて頂きます。 よろしくお願い致します。

  • サッカーの通訳

    いきなり本題ですが、例えば今の日本代表の場合監督には必ず通訳がついてますが、練習中だとキーパーとフィールドプレーヤーが離れて練習をするとき通訳の人はどう対処しているのでしょうか? それとも通訳って何人もいるのでしょうか? 教えて下さい<m(__)m>

  • 通訳案内士(通訳ガイド)の単語について

    この質問を見ていただきありございます。 私は現在今年の通訳案内士合格を目指し独学で勉強している大学2年生(来年3年)なのですが、そのなかでどうしても10か15個ある単語の部分をどう覚えていくか悩んでいます。 単語帳を買ってひたすら覚えていくか、多くの関連した英文に触れていくか、どうすればいいか悩んでいます。 単語帳を買うにしてもそんなに専用の単語帳自体が出回っていないような感じがしますし、触れたものをどんどん覚えていくにしてもいったいどういうものを見ていけばよいのか。またどの程度の語数を覚えていたらとりあえずはいいか、も気になります。 試験に合格された方、もしくは今勉強中の方、どういった感じで単語問題について対処しているか、教えていただけませんでしょうか?

  • 通訳のトレーニングを受けたことのある方。

    独学で外国語を勉強し、検定試験では上級を合格するようになったとしても、意外と「わかったつもり」になっているだけということがあるかと思います。確かに単語を多く知っていて、聞くこともある程度できる。母語ほどぺらぺらとは話せないとしても、何とか言いたいことは相手に理解してもらえる。 しかし、通訳をするときのように、聞いたことを誰かに伝えなくてはいけないわけではない状態で聞いていても、結構重要なことを聞き漏らしていたり、集中して聞いていなかったりして、意外と「きちんと聞けていない」 (この点においては、もともと母語での聞き取り能力があるかないかも重要な点だと、ある英語通訳者の方が疑問をなげかけていました) 最近アルクの通信教材で発売になった「通訳トレーニング」の教材では、このような「わかったつもりになっている状態」を打破するためのトレーニングが目標になっているということです。自分だけがわかった気になる聞き方と、人に伝えることを目的として聞く聞き方には集中力には雲泥の差があると思います。 このような教材に興味がわくものの、私自身「他人の中でできない悔しさをバネに切磋琢磨すること」でしかなかなか上達できないので通信では難しいと感じます。同じ通訳トレーニングを受けるなら、ぜひ、通訳訓練を受けるスクールへ行きたい。 そこで、一生に一度、本格的な通訳訓練を受けてみたいと思い始めました。将来的に通訳で生計を立てるのは多分難しいと思う。しかしながら、今までぬるま湯の中でずっと勉強をしてきたけれど、もっと厳しい訓練で鍛錬してみたい。 通訳の訓練を受けてみたことのある方、通訳者になるためや、実力を伸ばすためなどいろいろな目的があるかと思いますが、どのような感触を持たれたか感想を聞かせてください。

  • 通訳の人の英語が聞き取れません

    笑っていいとも!でビヨンセと渡辺直美がご対面した時の映像(→http://jp.youtube.com/watch?v=lP5NylFcHig)の中で、3分27秒あたりで通訳の人が"Actually we have a comedian here in Japan, who....."と訳しているところがありますが、いくら音量を大にして、何回も聞きなおしても、一単語一単語何と言っているのかちゃんと聞き取ることができません。どなたか聞き取れた方、この英文の続きを教えて下さい。

  • 通訳の求人

    通訳派遣会社の求人の募集要件で、 TOEIC700点以上で、経験不問(あれば尚可) と記載してあったのですが、TOEIC700点、経験無しで通訳の仕事が本当に可能なのでしょうか? その会社について調べたのですが、通訳者養成スクールというのも業務としてやっているようなのですが、 通訳業に興味のある人を集めて、業務にまで力の及ばない人は、そちらの入学を勧められるのではないかと少し疑問に思うのですが、いかがなものでしょうか? 通訳エージェントの登録経験がある方などおりましたら、ご回答宜しくお願い致します。

  • 通訳者

    こんにちは。 通訳者は収入が不安定だと聞いたのですが、 平均して一体どれぐらいのお金を1年間に得られるのでしょうか? 高くてこれぐらい、低くてこれぐらい、 キャリアが○年ある人はこれぐらい、なってばかりの人はこれぐらい、 と具体に教えていただけるとありがたいです。 また、企業が通訳者として人を雇うことはあるのでしょうか? 派遣という形でなく1つの会社に所属して…という話を聞いたことがないため、気になっています。 何かご存知の方は教えてください。 ※通訳者とは通訳の仕事のみをしている人、ということでお願いします。

  • 通訳のコツ

    こんにちは。もうすぐ年末ですね。 通訳のコツについての質問です。 たとえば以下の(仮)設定の場合ですが… AさんとBさんの対話。通訳は私。 私とAさんは同じ職場の人間で(日本人)、Bさんは外部の人(ブラジル人)だとします。 BさんがAさんに対する苦情を言っていて、Aさんがそれに対して説明している場面だとします。 Aさんが、「私はこう思います」と言ったとします。 そのときに私は、 (1)Aさんのことばどおりに、第一人称で、「Eu acho que e ○○. =私は○○だと思います」と通訳した方がいいのでしょうか? それとも、 (2)仲に入っている人という立場をとり、第三人称で「Sr. A acha que e ○○=.Aさんは○○と思っているそうです」と通訳した方がいいのでしょうか? 特に苦情処理のような場面では、迷うことが多いです。 (1)のようにすれば、通訳に徹することができ、苦情や悪口を通訳しても、自分自身は感情移入せずに嫌な気分にならなくてすむのでラクです。 そして、A→←Bのように、話の通り道が一つだけになるので、お互いのニュアンスや表情なども理解しやすく、 相手の気持ちを考慮しながらことばを選ぶために、シンプルな話題では解決しやすいと思います。 しかし、話がこじれていても、私が内心「そうじゃないのにな~お互い勘違いしているよな~」と思っていても、私自身は黙っている他ありません。 (2)のようにすれば、AさんとBさんの話がこじれたときに、第三者として、話をはさむことができます。 しかしこの場合、相手に対する不満が大きいと、Aさんは私に愚痴を言い、Bさんは私に愚痴を言う、というような図式になることが多いです。 ひどいと、Aさんは私に対して、「ここ通訳しないでね。○○だよね。」なんて意見を求めてくることもありますし、 BさんはBさんで、「○○でしょ、Cさん(私)」なんて、話す相手が変わっていたりします。 なので、AさんとBさんの話題のはずなのに、お互いの気持ちを推し量ることがあまりできずに、お互いがお互いの言いたいことを私にぶつけるだけのようなことがあります。 これは私自身は疲れますが、ただ、AさんBさんの気持ちを和らげるという意味ではよい効果があるときもあります。(特に女性は、話すだけ話せばすっきりするという人も多いですし…) まとめると、 専門の通訳としてであれば、自分の意見は一切はさまずに(1)のように徹するべきなのでしょうが、お互いの理解者として緩衝材になりたいと思うとき、(2)の方が便利だとも思います。 …とここまでが、自分で考えた精一杯の答えなのですが・・・・どう思われますか?

  • 「通訳雇えばいいだろ」と答える人は通訳雇い代を把握して発言されているの

    「通訳雇えばいいだろ」と答える人は通訳雇い代を把握して発言されているのでしょうか? こういう質問って荒れそうだから、しないほうがいいのですが…OKwaveも知恵袋も、英語も中国語も韓国語も関係なくたまに見かける回答なんですけど… たとえば、 ・私は旅行会話くらいできるようになりたいのですが、どうすればいいですか?^^ ・将来、英語を使った仕事をしたいです。海外の会社と取引や交渉したいです。 という質問に対して、 「じゃあ、通訳雇って旅行すればいい。それだけ。」 「海外に交渉しにいくときは、常に通訳を連れて行けばいい」 といった回答をされる方がおられますが、あれは本気で答えてるのではないですよね?(-"-;) 中には、本気モードの人もいるんですが。全部読んでいくと。 通訳を連れて海外旅行なんて、まず、とんでもない金額がかかるでしょうし、一般的とは思えませんし(富豪のみですよね。そんなことするの)、通訳を常につれて海外に交渉してまわってたら、人件費どれくらいかかるのか、とか、そういうことはわかるはずだから、あれは、本気で答えてるのではないですよね? ああいったことを答えている人たちの心理や思想を教えてください。予想の範囲でいいので。 (「そんなこと知ってどうなるんですか?無駄です」以外の回答でお願いします。そう思った方は、答えないでスルーでお願いします。)

  • CODA 通訳の存在意味

    29歳のCODAです。手話中心で育ち、三年前に通訳技術を身につけ、○県の試験に合格しましたが、他の通訳の方と明らかに違った単語選びをしてしまい、おそらく趣旨はあっているのでしょうが、いつも全くちがう訳になってしまいます。まわりにCODAがいないからか、なんとなく手さみしく、自分に自信がなくなりました。両親から継いだ豊かな日本手話を広めたくて始めた「通訳」ですが、今の環境では自分があまりにマイノリティなため、存在意味を見失いつつあります。このまま少しずつでも通訳は続けていきたいのですが、どなたかモチベーションの高め方をお教えくださいませんか。