• ベストアンサー

19世紀からの欧州の繁栄は一時的?これからも永続?

ずっと、世界の歴史は中国、インド、イスラム圏など地域帝国の時代でした。 産業革命を経て、欧米は世界で一番繁栄した状態になりました。 アメリカは今回の議論から外して、現在欧州って昔ほどとびぬけた存在ではなくなってます。 昔から一人あたりのGDPはよかったものの、産業が特になく、毛皮とか銃とかしかなかったとか。 確かに政治などは成熟しているとは思いますが。 欧州がすごいのは歴史的な一時的な出来事なんでしょうか。 もしくは、これからも繁栄するんでしょうか。

noname#209756
noname#209756
  • 歴史
  • 回答数1
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Nebu3
  • ベストアンサー率29% (114/386)
回答No.1

 初めまして。 2つの観点で答えさせてください。 (1) 過去、どれほど強大な勢力を誇った地域(国家)もせいぜい  300年ほどもすれば衰えています。欧州だけ例外だとすれ ばそれを納得させるだけの理由があるでしょうが理由は△です。 (2) 欧州がなぜ、世界を支配しうるほど力を得たのか同時に、  なぜ世界の先進国は力を落としつつあるのかを考える必要あり。  ・日本が中国文明の影響を受け成長したように欧米もメソポタ  ミアやエジプト文明の影響を受けたクレタなどの地中海文明  そして後のドナウ川流域の文明など出現しますが、世界の文明  地域から見ると圧倒的な田舎でした。それは中世も同じで、  ルネサンスの直前にイスラム地域から古代ギリシャ・ローマの  文化が流入するまで人々はその文化の存在を意識しなかった。  ・欧州が飛躍的に発展をはじめるのは産業革命期とその前の  絶対王政期末期の重商主義時代です。なぜ欧州だけが産業革命  に成功できたのか、最も大きな原因は欧州各国の王権の弱さに  あったと言えます。アフリカを含め欧州以外の地域は庶民や貴族  と比較できない権力を王・皇帝がもち国を支配していた。だから  庶民が生み出す富を一部の支配勢力で収奪し庶民の成長を阻害  した。くらべて欧州は王権や貴族の力が弱いため市民の成長を  容易くしたのだと思います。日本の王権も他のアジア諸国とくらべ  れば弱く明治維新の成功になりました(欧州と違い中途半端でしたが)  ・農業の衰退、商業の発達、工業の発達、資源を得商品を売る植民地  の獲得、それを実行する近代軍隊の創設、それを保障する国民国家  つまり身分制をやめすべての人々を一つにまとめる国家の実現。  ・欧州だって今でこそ世界の国々の模範のようにされているけれど  身分差別や女性差別はひどいもの。絶対王政の時代にできたレディ  ファーストだって元々は最下層貴族であるナイト(騎士)たちが、  ゲームとしてだれがいち早く淑女(身分ある良家の娘)を落とせるか  競い合う中でできたテクニック、いかに良家の娘を良い気分にして  一夜の遊び相手とするかの勝負で有った。彼等にとって庶民の娘は  強姦相手くらいのイメージしかない。  ・現在、欧州が世界のスタンダードになる理念を2つ生み出した。  1つは民主主義。もう1つは男女平等。  ⇒独裁国家では国民を1つにできない、国民の創意を集められない。  人は自由な雰囲気の中でこそベストが尽くせるようだ。  ⇒男女平等理念は決して欧州の男が優しいから女を優遇してできた  のじゃない。欧州は第一次世界大戦・二次大戦の総力戦でどうしても  女性労働力がひつようとなり女性の社会進出が理念よりも先になされ  たから。世の中で活躍した実績が発言権を増し女性を無視できない存在  にした。かつてあった社会主義国で女性の政治家割合が多いのも同じ。  さて今、世界の先進国が軒並み経済的な不振に苦しんでいる。問題を  抱えつつも先進国に追いつける経済成長を遂げる国々がアジアとラテン  アメリカに現れ、ここ2・3年ほどでアフリカ諸国の経済成長が目立つ。   アフリカ諸国は1960年代の独立以後も欧米諸国(特に英仏)の経済  支配をうけて国民が働いて生み出す富を奪ってきた。その中でもやっと  アフリカは離陸をはじめた。十年・二十年で世界の経済地図は変化して  いると思います。   けれど欧州の生み出した民主主義・男女平等の理念をもたない国は  伸びないでしょう。(今のままの日本も伸びない)

noname#209756
質問者

お礼

王権の弱さがキーワードだったみたいですね。 今は世界の潮流を早くつかんで行動できるスピーディーさの環境、ビジネス環境などが中進国以上になれるチャンスなんでしょうね。 ご回答ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 歴史上で欧州の繁栄はフロック?本物?

    以前、よく似た質問をしましたが、少しニュアンスを変えて。 ずっと、世界の文明は中国やイスラム、インド圏が先進的でした。 欧州というとそれにくらべると発展途上的で一人あたりのGDPはよくても、土地が悪くて産業も少ない地域だったかと思います。 科学や民主主義は進んでましたけど。 それが、産業革命を経てそれ以来戦争を繰り返し、世界に帝国を築きました。 今は、先進国でEUなど平和的です。 欧州(のちは米国)が世界を引っ張るあるいは先進国の位置にいるのは、時代でたまたまなのか妥当なのかどちらでしょうか? 繁栄しうる文化なのかただラッキーだったのかがわかりません。 科学や哲学があったけど、産業が弱かったのは土地が弱いせいでしょうか?それとも物質面では弱めなんでしょうか? 日本も同じ時期に先進国になりましたし、現在の欧米以外の地域は東アジア除いて、経済の優位性はまだまだか現状かと思います。

  • なぜイスラム諸国は欧州圏に負けたのでしょうか?

    なぜイスラム諸国は欧州圏に負けたのでしょうか? 中世の頃は文化的にも政治的にも欧州諸国よりも進んでいたはずなのに、なぜ今では落ちぶれてしまったのでしょうか? 現在では他宗教(特にキリスト教)に対して異常に攻撃的だし、イスラム独自のベールなどの文化が先進国(欧州)に批判され、遅れた文化だとか残虐な宗教だと小馬鹿にされたりと、かつて栄華を誇った宗教も最早見る影もない感じです。 やはり欧州でいう産業革命や宗教改革が起きなかったのが敗因でしょうか?

  • イギリスが18世紀以降、急速に強くなったのはなぜ?

    イギリス帝国(大英帝国)18世紀以降、急速に強くなり、近隣諸国(フランス、スペイン)を圧倒し「太陽の沈まない国」になりましたが、どのような歴史的背景が関係しているのでしょうか? 当時のイギリス独自の科学技術や軍事力があったのでしょうか? 非凡な才能の軍師がいたのでしょうか? 世界ではじめて産業革命を経験したのは18世紀末のイギリスですが、それまでに世界を圧倒できたのは別の要因が考えられますか?

  • 欧州・東欧の歴史を知る本・映画を探しています

    今、欧州の歴史や各国対立の変遷を幅広く知ることが出来る「映画」や「本」を探しています。 というのも、南東欧のカントリーリスク等について分析する仕事になり(全く未経験)、欧州全般の歴史的な背景や政治体制、その変遷、欧州各国の覇権争いの背景などを知らないと、理解が出来ないことが多いです。 とはいえ、真正面から歴史を捉えた学術的な本は、頭に入りづらく困っています。(特に、海外本の日本語翻訳版は理解するのに難しいです) このような背景から、例えば「プラハの春」「百年の預言」などドキュメンタリー要素が入っている小説や(核心に近いものではありませんが、東欧革命前後の雰囲気がなんとなく分かりました)ハプスブルグ帝国の歴史本など、雑多に読んでいます。 また、第二次世界大戦前後の各国列強(特に欧州)の対立関係や、共産主義社会とはいったいどういうものなのかをイメージするのが難しかったので、「ヒトラー~最後の12日間」というビデオを見ました(ただ、短期間にフォーカスした映画だったのであまり得るものはありませんでしたが・・・)。 あまりに自分が欧州・東欧・歴史・政治について何も知らないので、幅広く知識を収集したいと思っています。 どんな本、映画(古い映画)でも構いません。 キーワードとして思いつくのは ・東欧革命 ・共産主義 ・バルカン ・EU ・社会主義崩壊 ・チャウシェスク、スターリン、ヒトラー 共産主義、社会主義時代を記録した映画、風刺、人々の生活、密告社会などが映画を通じて垣間見れると嬉しいです。 幅広い質問で恐縮ですが、お勧めがあれば教えて下さい。よろしくお願いします。

  • イギリスのインド支配について質問します。 イギリスのインド支配はイギリ

    イギリスのインド支配について質問します。 イギリスのインド支配はイギリス東インド会社によって1600年代から少しづつ行われていたが、イギリスは産業革命によって帝国主義になり、インド支配の重要性が高まったという解釈でよいのでしょうか? インド支配は帝国主義の影響を強く受けているのですか?

  • フランスの宮廷の文化って歴史上ではどれくらい?

    世界的には中国やトルコなど宮廷文化が存在します。 欧州自体は産業革命以前は、他の地域の方が産業など先進的だったりもしたと思います。 今の先進国で宮廷文化をもっていたというのは、フランスなど少数かもしれないのですけど、歴史上ではどれくらいなのでしょう?

  • 第4の革命について

    世界の第1の革命は、農業を始めたこと。第2の革命は、産業革命。第3の革命は、インターネットの普及である。という話しを歴史の本で読みました。第4の革命は、何が起こると思いますか?教えて下さい。

  • イスラム過激派の人達は、祖国の発展を考えないの?

    イスラム過激派の人達は、祖国の発展を考えないのですか? かつて自分達の国と同じく欧米諸国に植民地にされた国々の中には発展している国もあります。日本は太平洋戦争の傷跡から立ち直り、世界屈指のGDPを誇る国に成長しました。中国も清朝末期の悲惨ぶりから一転、今や国力は日本を凌駕するほどになっています。対してイスラムの国々ではGDPは日本や中国に遠く及ばない国が大半を占めているのが現状です。トルコやインドネシア、マレーシアはイスラムの国でも発展している方ですが、それでも日中と比べれば見劣りします。 イスラム過激派の人達はイスラム諸国の発展という発想など頭になく、アメリカなどの国々にテロを仕掛けています。欧米諸国を恨むのであれば、なぜテロでしか抵抗をしなのですか?中国、韓国でさえ、日本に対して謝罪や賠償を要求しているだけで、自爆テロなどをしているわけではありません。しかしアルカイダ、ヒズボラ、ハマスなどのイスラムテロ組織は、銃や爆弾、ロケット砲で欧米の人達を殺したりしています。こんなことを続けていても無意味なこと位分かりそうなものですが、なぜイスラム過激派、ならびにイスラムの人達は国の発展、近代化を積極的に行おうとはしないのですか?過激派でない普通のイスラムの人達を見ていてもあまり近代化に熱心とはいえません。イラン革命を見ても、パーレビ国王の時代とは違って、厳格なイスラム法を適用しているせいで近代化とは遠くなっている気がします。イスラムの人達は近代化に嫌悪感でも抱いているのでしょうか? やはりイスラムの人達は欧米から受けた恨みを忘れようとしないのですか?ベトナムなどはベトナム戦争で、多くのベトナム人がアメリカ軍に殺されましたが、アメリカを恨まず、反米でもありません。日本は原爆を落とされても、アメリカに謝罪や賠償を要求もしないという態度を取っています。日本人らしく「昔のことは忘れる」ような考えがなぜイスラムの人達にできないのですか?過激派ではないイスラムの人達でも、アメリカなどの国々を恨んでいる人は多いと聞きます。イスラムの人達の考えは中国、韓国の文化である「恨」という考えに近いのでしょうか?

  • なぜキリスト教社会が世界を支配?

    歴史を振り返ってみると、キリスト教とイスラム教の勢力が拮抗している時代というのは結構あったように思います。 然しながら中世以降、キリスト教文明社会は大航海時代、産業革命、植民地政策という過程を経て、ついには現在のように世界のリーダーとなったように思われます。 「歴史に if はない」 と言いますが、もし中世以降の歴史をイスラム社会がリードし、その結果、たとえばサウジやイランがスペインやイギリス、あるいはその後のアメリカのような世界のリーダーの立場であったなら、二度の大戦もなかったでしょうし、今の世界地図とは全く異なる世界情勢となっていたように思います。 そこで質問なのですが、中世以降、なぜキリスト教社会が勢力を伸ばし、逆にイスラム文化圏が頭打ちの状況になったのか、お教え頂けないでしょうか?

  • イギリスの製造業の衰退(特に自動車)

    世界に先駆けて産業革命を成し遂げ、「世界の工場」として繁栄してた イギリスの製造業は今日では見る影もなく衰退してしまいましたが なんでこんなことになったんですか? 特に自動車産業は壊滅してて、ベンツ、BMWなどのドイツと比べると 惨憺たる有り様です。 戦後のイギリスの何が悪かったのでしょうか?