不動産投資における複利現価率と期待利回り

質問

参考書の記述で、複利現価率を例えば4％としている場合、対象不動産に求める期待利回りが4％であることがわかるとあるのですがなぜでしょうか？どなたかご教示お願いいたします。

回答No.1

answer119

あまり難しく考えることはありません。

利回りrの投資案件があるとします。
元金をPとすると、一年後には元利合計でP(1+r)になりますね。
次の１年後を考えると、複利であれば元利合計でP(1+r)(1+r)になります。

この元利合計をKとします。
P(1+r)(1+r)=Kということです。

Kが分かっているとして、それからPを求めようとすると P= K÷(1+r)÷(1+r) =K×1÷(1+r)÷(1+r)ですね。
この1÷(1+r)÷(1+r)の部分を複利現価率、あるいは複利現価係数と呼びます。

複利現価率は、利回り(割引率)と年数で決まるのです。
利回り5％、年数３年の複利現価率は1÷(1+5%)÷(1+5%)÷(1+5%) = 約0.8638となります。
利回り5%、年数３年の投資案件の終価が150としたら、その現価は、150×0.8638=129.57となり、逆に129.57×(1+5%)(1+5%)(1+5%)=129.57÷0.8638=150となるわけです。

補足

うーん申し訳ないわかりません。