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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:当たり前だけど不思議な疑問)

何故私は他の誰かではなく、この人物なのか?

manuke22の回答

  • manuke22
  • ベストアンサー率54% (19/35)
回答No.15

文献の著者はたぶん永井均さんかな。 「なぜ私は他の誰かではなく、この人物なのか?」。これと同じような疑問をもったことがあるという意味での「わかる」なら、私はわかる。この疑問の「正解」を答えることができるという意味での「わかる」なら、私にはわからない。その疑問は正解を用意すべきものではなくいわば門、始まりであり、なんの始まりかと言えば思索の始まりであり、それについての思索が役に立つとか立たないとかは関係ない。考えざるをえない、どうしても気になる、そういう類のことであり、考えてもわからないならそれを考えることに有用性(価値とか意味とかも言われる)がないという類の話ではない。 私と言っても、私が胎児だったころと今の私は異なる。そもそも「私が胎児だったころ」という語句じたいに違和感がある。脳を研究しても、脳は私ではない。脳で起きている発火現象を見ても、その発火現象には「私」「Ich」とかはない。痛みを感じたときに活性化する脳の部位やお腹で起きている現象をスキャンしても、「この人のお腹にはいま痛みが起きているだろうと考えられる」という推測しか成り立たないし、結局はその人の痛みはわからない。かりにバーチャルだとしても、バーチャルがあることは確かであり、それをバーチャルだと認識する私はなんなのかはいまだわかっていない。私は「私」をデカルト的な実体だとは見なしていないが、それでも実体だと見なしていないxとして私がいる。かりにすべてがバーチャルだとしたら、バーチャルという語の意味がなくなる。それによってわ寝ているときに見える夢の世界と目が覚めているときに見える世界との区別や、幻視と幻視ではない視覚との明らかな区別などを看過することになるが、それはどうもおかしい。私が痛みを感じるのかバーチャルだとして、他人の痛みを感じないことは、明らかに事実であり、バーチャルではない。すべてがバーチャルだと言うなら、「すべてがバーチャルだ」もバーチャルであり、結局はすべてがバーチャルなのかわからない。物理現象もバーチャルだとなってしまう。なぜなら物理現象を見ている科学者がおり、科学者も人間である以上、科学者が見たものはバーチャルなのだから。 脳や身体の現象と、痛みの感じとのあいだにはギャップがある。「Brain is ~」についていくら書いても、「I am ~」を書いたことにはならない。「Human is~」についていくら書いても、「I am~」については書いていない。 私はタバコを作っていないし、近所で買われている猫を作っていないし、家を作っていないし、永井均の著作を作ってもいない。 たとえチョーすごいコピーマシンで私を複製しても、私を見ている私と、私に見られている私は異なる。私に見られていた私が死んでも、死んだ私を見ていた私は死んでない。双頭の蛇の一方の頭を潰しても、もう片方の頭を潰したことにはならない。 しかし、「なぜ私は他のだれでもなく他ならぬこの私である、という考えができるのはいかにしてか」ということしか、私は言っていない。一時間前の私は存在しない、という立場であり、かりにその連続性を、一時間前になにをしていたかなどを想起できることに求めても、それは一時間前の私と二時間後の私の同一性を示しはしないと考える。

hi-rinngu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 永井均さんはこのことについて考えるも、 結局は解らない的な発想だったように思います。 >かりにすべてがバーチャルだとしたら、バーチャルという語の意味がなくなる。それによってわ寝ているときに見える夢の世界と目が覚めているときに見える世界との区別や、幻視と幻視ではない視覚との明らかな区別などを看過することになるが、それはどうもおかしい。  確かにそうですね。私も瞑想を長時間しておりますと、  現実と創造の区別があやふやになるときがあります。  バーチャルから掘り下げての説明ありがとうございました。

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