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[MRI]磁気モーメントについて

MRIの原理について勉強中の学生です。 測定対象となる核種が陽子と中性子のうちどちらかが奇数個あることが条件であると習ったのですが、 電子の核磁気モーメントと原子核の核磁気モーメントを比較した際、電子の核磁気モーメントがはるかに大きい(約640倍)と本に書かれていました。 原子核の核磁気モーメントが相殺されていても電子の核磁気モーメントがあれば測定可能なのではないでしょうか? どなたかご回答頂ければ嬉しいです。

みんなの回答

回答No.1

電子スピンによる磁気モーメントを「核」磁気モーメントとは言わないと思いますが、それはともかくとしまして、 「電子の核磁気モーメントがあれば測定可能」というのはそのとおりでしょう。 すなわち、 核磁気共鳴のNMRと同様に電子スピン共鳴 ESR electronic spin resonanceという手法があります。イメージングも原理的には可能ですが、共鳴周波数が極めて高いなどで医学(人体)用のイメージングはどうもまだ無理っぽいです。 何しろ、ESRで検索してみてください。

yukkuzenon
質問者

お礼

どうもありがとうございましたwikipediaで調べてきましたが、ESRはまだ応用も少ないようですね。

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