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ノンフィクション文学は芸術ですか?

文学は芸術の一つだと考えられると思います。ではノンフィクション文学は芸術に入るでしょうか? wikipediaの「芸術」のページによると、「文芸(言語芸術)」とは以下のジャンルを指すようです。 ・詩 ・小説 ・戯曲 ・文芸評論 ・随筆 一般に日記やエッセーは随筆の中に含まれますから、必ずしも「事実に基づかない、創作した世界」を記したものだけが「芸術としての文学」として扱われているわけではないはずです。 「ノンフィクション」といっても紀行文や自伝、回想録のように随筆に含まれそうなものから、暴露本、告発もの、戦記、業界レポート、体験記までかなり幅があります。 詩的な作品から政治色の強い物、学術的な物、ビジネス色の強い物までいろいろです。 どこまでを「芸術」とよぶべきでしょうか?

みんなの回答

  • ways
  • ベストアンサー率31% (79/253)
回答No.8

魅せる作品や、飽きさせずに最後まで読者を引っ張ってくれる作品は、良い作品と言えるでしょう。芸術は、「芸の術(すべ)」、つまり芸をする上での方法です。人を楽しませたり、感動させたり、笑わせたり、作者が持っている芸の幅と奥行きが、芸術を感じさせるものとなることがある。詩だから小説だからそく芸術か、というとそうではない気がします。面白いということも、含まれていないと、という気がします。

回答No.7

 ノンフィクションは内容によってジャンルに分類されます。例えば、歴史、自然科学、産業、芸能…、など事実を書いたものは文学の中には入りにくいと思います。芸術はあくまで創作ですので、最新の医学の研究成果を紹介するものは医学に分類されますが、それをミステリーの題材に使ったり、個人的な感想を綴った随筆は文学になります。

loadambala_2001
質問者

補足

>芸術はあくまで創作です それは「写真は芸術か否か」という議論で語り尽くされた議論ですね。 写真も芸術の一部として認められている現在、ちょっと受け入れがたいですね。 たとえばドキュメント映画のマイケル・ムーア監督の作品は演出過剰で、どう考えても創作的要素が強いですよね?

noname#194996
noname#194996
回答No.6

ウィキにはそのように書かれてあるのですね。 特にそれにこだわることもないと思います。 「記録文学」というジャンルがあって、ルポルタージュなどを広辞苑では含めていますが、ノンフィクション文学もそのジャンルに含められるのではないでしょうか。著者が「…文学」と胸を張った以上文学なのでしょうし、文学なら芸術として扱われて当然という気がします。 >「ノンフィクション」といっても紀行文や自伝、回想録のように随筆に含まれそうなものから、暴露本、告発もの、戦記、業界レポート、体験記までかなり幅があります。 詩的な作品から政治色の強い物、学術的な物、ビジネス色の強い物までいろいろです。 どこまでを「芸術」とよぶべきでしょうか? これは古くて新しい議論です。芸術とは何か?という問題は人間にとって結論の出ない永遠の課題だと思います。新聞の記事だってある意味立派な芸術にしてもいいものがあります。日本には写生にこだわった近代俳句の大勢力がありますし、わいせつ物の扱いについても西洋の芸術観よりも進んでいます。 要は、ジャンルやセクト思考から入って、ここまでは芸術で、ここからは違うというようなものではないということでしょう。 あらゆる人工の作品が芸術になりうると私は思っています。もちろん”なり得る”ということですが。

  • kadowaki
  • ベストアンサー率41% (854/2034)
回答No.5

まず、次の命題、疑問についてしかるべき見解を示した上でないと、本題の「ノンフィクション文学は芸術に入るでしょうか?」にも言及しようがないと思います。 >文学は芸術の一つだと考えられると思います。 >どこまでを「芸術」とよぶべきでしょうか? 確かに「文学は芸術の一つ」とは言われてきましたが、これについても既成概念を適当につなぎ合わせながら説明することで事足れりとするのでなく、この命題を土台で支えている様々な先入観、思い込み、通説等に囚われず、虚心坦懐に「文学は芸術の一つである」となぜ言えるのか?とか、「そもそも文学と非文学との差異とは?」とか、「芸術とは何か?、非芸術との差異とは?」とかと考え出していくと、実は「ノンフィクション文学は芸術に入る」かいなか?という本題に取り組む前にとても多くのハードルが横たわっていることに気づかずにはいられません。 そこで、ここでは、取り敢えず、芸術(作品)を最も広義に解するなら、人間が生きていくために環境世界に働き掛け、その正体、本質、真相を理解(把握、認識等)しようとする営為の結果(痕跡)であるということにしておきましょう。 すると、次には、科学的な理解と芸術的な理解とではどこがどう違い、いずれが先行するのか?という疑問が生じますが、これつについては、後者が前者に先行すると、具体的には、試行錯誤に充ちた芸術的理解の経験則が整理、抽象化された結果として科学知が生まれたことだけは確かで、その逆はあり得ないと言えるはずです。 で、この芸術的理解を具象化(創造・制作)するためには、必ず媒介が必要になるわけで、視覚芸術なら立体的、平面的な物質を、聴覚芸術なら音声を、身体芸術なら身体をそれぞれ媒介とします。 同様に、文学(文芸・言語芸術)は、言葉という、個人(固有・一回・独自・主観等)性と社会(歴史・制度・規範・客観等)性という両面性を兼備した媒介(ここでは、文字言語・記号に限る)でもって成り立っていると言えますよね。 その上で申しますと、常識的には、詩の媒介(言葉)がより個人(固有・一回・独自・主観等)性を帯びることで、その芸術性をより発揮するとしたら、小説⇒文芸評論⇒随筆⇒ノンフィクション(歴史書等)の順(これには検討の余地あり)で、より社会(歴史・制度・規範・客観等)性を帯び、芸術性から遠ざかっていくと《常識的》には言えると思います。 が、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ロマン主義の個人(固有・一回・独自・主観等)性がラディカルなまでに発揮された結果、種々の言語テクストを既成の文学ジャンル・様式ごとに分類できるかのごとき通説、それぞれに対応した意義・価値(観)等が自律(自立)的の存するわけでないことが露呈してしまったわけです。 その結果、その後の現代詩・現代小説にしても、必然的により自己言及的・批評的なモチーフが強く前面に押し出すという傾向を帯びるようになったわけです。 以上を踏まえた上で、「ノンフィクション文学は芸術に入るでしょうか?」にお答えするなら、言語テクストのジャンル・様式それ自体とその芸術的価値との間にはいかなる相関関係も認められないということになります。 具体的には、あるノンフィクション作家が、時代・社会の主潮、通念、常識等に囚われず、何を対象としようと、その表層レベルの概念的理解にとどまらず、その深層を掘り下げ、その真実(リアリティ)を描き得たとすれば、これは立派な《言語芸術》だと評さざるを得ないということになります。

loadambala_2001
質問者

お礼

長文ありがとうございます。 そうはいっても国内のアートの現場にいる方々はノンフィクションのみならず、文学そのものをアートだとは認めていませんよね。 (海外…この場合は欧米、韓国、東南アジア、南太平洋諸国、豪州、ニュージーランドなど…では違います。たとえばアートという枠で助成対象者を募集する場合、絵画、彫刻、身体表現などとならんで文学も同列に扱われています) 文筆家はアート関係者から「文学はアートではないから」と別枠扱いされます。 音楽や演劇は広義のアートとして「仲間扱い」されるようですが。 >取り敢えず、芸術(作品)を最も広義に解するなら、人間が生きていくために環境世界に働き掛け、その正体、本質、真相を理解(把握、認識等)しようとする営為の結果(痕跡)である 現代芸術の現代芸術たる所以は「批評性」の押し出し方にあると思うのですが、失礼ながらkadowakiの論を読むとモダンアート論を読んでいるようです。「時代・社会の主潮、通念、常識等に囚われず」では、アート界へも文学界へも世間に対しても批評を持ち得ません。 現実世界の切り取り方や掘り下げ方の提示、あるいは方法論実践の痕跡、だけでは前世紀の芸術表現に留まっているように思えてしまいます。

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.4

No.2です。 優れた物だけが芸術と呼ぶに値する、レトリックとしてはそうだなと思うのですが、定義とかジャンルの問題として考えると質が悪い物や自分としては心が動かなかった物もそこ(芸術)に入ると思います。

回答No.3

「なだいなだ」だったかな? 「嘘の糸を紡ぎ、できれば絢爛たる錦を織りたい」 といった営みが作家であるそうです。 これをノンフィクション作品にあてはめれば 「真実の糸を紡ぎ、できれば絢爛たる錦を織りたい」 ということでしょう。 ですから山崎豊子さんの作品のような、絢爛たる錦をめざす、ないし読み手がそう感じるノンフィクションであれば芸術足りうるんじゃないですか?

loadambala_2001
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 残念なことに山崎豊子さんはノンフィクションの書き手ではありません。 実話をもとに小説を書いている方です。

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.2

事実の記録を元にして物語や叙事叙景を行って人の心に何かを残そうというのですから小説や詩とそれほど変わらないように思います。 と言いますか小説や詩の原型はそのような物語や語り継ぎではないでしょうか。 年表のような羅列でも編集のしかたや語句の選びで表現のようなものは生まれると思います。 →円谷幸吉の遺書 「事実である」という説明が人に与えるものは強い。それを利用・うしろだてにした文学でしょう。言葉や文章にした時点で抽象とも言えるのでは。 写真・映像はもちろんですが、絵画、彫刻にも同じことがあります。 伝説とか年寄りのいつもの昔話というのもありますが、そのあたりが一種の限界芸術(境界線上)なのでは。

loadambala_2001
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「事実である」という説明が人に与えるものは強い。それを利用・うしろだてにした文学でしょう」。名言ですね。

  • alterd1953
  • ベストアンサー率20% (239/1173)
回答No.1

どこかで「科学は未だ知られていない自然法則を発見することが使命であり 芸術は未だ表現されていない人間の思いを表現することが使命である」 というような文章を読んで納得したことがあります。 そこで、いささか強引かもしれませんが ノンフィクションといえども、何かしら人間の思いを表現出来ていれば 芸術たりえるんじゃないでしょうか?

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