バルトーク：ピアノ協奏曲第3番について

質問

緊急の質問なのですが、ご存知の方がいたら助けて下さい！

wikipedia日本語版の、バルトーク：ピアノ協奏曲第3番の項に、

>>1945年の2月になって、彼はアメリカに来ていた次男ペーテルへの手紙の中で、
「母さんのために、計画が宙に浮いていたピアノ協奏曲を書こうと考えている」
と着手する意志を表明しており <<

と書いてあるのですが、この出典元・その手紙自身が書いてあるページなど、分かる方はいらっしゃいませんか？

現在海外に住んでおり、どうしてもこの手紙の情報が見つけ出せませんでした…
日本語版のみに書いてあるので、もしかしたら日本の出版物に載っているのかと思い、
こちらで質問させて頂くことにしました。

もしご存知の方がいたら、ぜひ教えて頂けると助かります！
よろしくお願いします！！

回答No.1

安房 与太郎（@bilda）

周辺資料 ～ liner notes of Ditta ～

──　バルトークがアメリカにおいて「第三ピアノ協奏曲」に着手した
のは、彼の生涯の最後の年、一九四五年の春であった。（略）第二楽章
は同年夏ニューヨーク州北部、カナダ国境に近いサラナック湖畔で作曲
されたが、しだいに血球数が減少し危険状態が近づいたため、九月には
ニューヨークに帰り、狭隘なアパートの一室で臥床しながら第三楽章を
つづけた。妻のディッタ・パーストリと当時アメリカ海軍志願兵であっ
た息子のピエールとが枕頭で仕事を手伝った。しかし曲がはかどるにつ
れ、彼にのこされた生命力も急速に消耗していった。ついに九月二十六
日の未明、第三楽章末尾の十七小節をのこして作曲者は世を去った。彼
が曲に終止符を打つよりわずかに早く、死が彼の生命に終止符を打った
のである。しかしこの十七小節は略記号の指示があったので、のちに弟
子のティボール・シェルリーがそれにしたがって完成したのである。
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/B000JB7HUQ
──　柴田 南雄《名曲解説全集 07 協奏曲 下 19600925 音楽之友社》P253
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19590205

19460208　バルトーク《ピアノ協奏曲第３番 ホ長調》初演
／オーマンディ指揮／フィラデルフィア管弦楽団
　Sándor, Ligeti György 19230528 Hungary America 20060612　82 ／～《2001年宇宙の旅》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=19460208

<PRE>
　Bartok, Bela 　　作曲 18810325 Hungary 19450926　64 ／19401030 America亡命
♀Bartok Ziegler, Malta 1893‥‥ Hungary 19‥‥‥　？ ／Belaの前妻／1909結婚／1923離婚
http://honyaku.yahoofs.jp/url_result?ctw_=sT,een_ja,bT,uaHR0cDovL3d3dy5nZW5pLmNvbS9wZW9wbGUvWmllZ2xlci1NJUMzJUExcnRhLzYwMDAwMDAwMTQ5NjYzODE2MjU=,qfor=0
　Bartok, Bela Junior　 19100822 Hungary 19940617　83 ／ツィークラー（ジーグラー）の長男

♀Ditta Pasztory　Piano 19071031 Hungary 19821102　75 ／Bartokの後妻／19230823再婚
　Bartók, Péter　　　　 1924‥‥ Hungary　　　　　　 ／Belaの次男（ペーテル）／録音技師
</PRE>

http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040208　バルトークの後妻

19380116　バルトーク夫妻56＆30《２台のピアノと打楽器のための奏鳴曲》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%D0%A5%EB%A5%C8%A1%BC%A5%AF%C9%D7%BA%CA

──　《２台のピアノと打楽器のためのソナタ Turnabout TV4159 America》
──　出谷 啓《バルトークの宇宙 19691117 月刊アルペジオ》P8-9
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040228　自作自演 ～ デーやんの処女稿 ～

──　管弦楽編曲版が、《２台のピアノと打楽器のための協奏曲 BB 121》
［試聴ファイル/201-203］。バルトーク全集にこの曲も収録されている
が、ピアニストが Tusaとバルトークの妻 Ditta。パーカッションは、
ペッツとマルトン、ヤーノシュ・シャンドール指揮ブダペスト交響楽団
による演奏。（1940）
http://kimamalove.blog94.fc2.com/blog-entry-1267.html

補足

早速の丁寧なお返事、ありがとうございます！
またこのようなニッチな質問に目を留めて下さり、本当にありがたいです！

実は今、この曲についてエッセイ(課題と訳せばいいのか…学術論文より少しラフなもの)を書いており、
質問文に書きました文章の原文の出典元を明示する必要があり、
しかしこちらで手に入ったバルトークの手紙集の本にはこの手紙は載っておらず…というところで、
こちらで質問させて頂いた次第です。言葉足らずですみません…

引き続き、質問文の手紙についてこの本に載っていたよ、このCDのライナーノーツで見たよ、等々、
ご存知の方がいらっしゃいましたら、お返事お待ちしています！