一般生菌試験のタイミングと判定について

このQ&Aのポイント
  • 化粧品の微生物限度試験において、一般生菌試験のタイミングや判定基準について疑問があります。
  • 製造直後の微生物数や増殖率によって腐敗の可能性がある場合、判定基準をどのようにすれば妥当か検討したいです。
  • また、微生物試験を行うタイミングについても知りたいです。
回答を見る
  • ベストアンサー

一般生菌試験のタイミングと判定について

化粧品の微生物限度試験を行っております。試験判定の結果、コロニー0の場合は防腐性能が効いているということで問題ないのですが、例えば製造直後に培養して100程度の菌数だった場合、一般的に300以下や500以下などの基準に基づけば問題ないとうことになりますが、100個の菌についてのその後の増殖率によっては腐敗する可能性などが考えられるのではないでしょうか。 コロニーが大きく分厚いものが発生した場合など、増殖率の高い微生物が製品に混在している可能性が高いと思われ、やはりその場合についてはその後の菌数の増殖が懸念されるとおもうのですが、こういった場合どうのな判定をすれば妥当なのでしょうか。 また、今回は製造充填直後に試験を行いましたが、一般的に微生物試験を行うタイミングというものはあるのでしょうか。 今回の問題の判定のため、検体を微生物試験と同様の条件で24時間おき、再試験を行うことで菌数の増殖の程度を見てみようかと思います。この方法の妥当性について問題ないでしょうか。 培養条件は35度ですが、夏季などはトラックでの搬送時にこういった環境におかれる可能性は大いに考えられるかと思われます。 このような段階的な試験を必要としない方法など、皆さんのご意見をお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yanachu
  • ベストアンサー率46% (78/166)
回答No.1

まずは、一般的なコンタミしそうな菌、数種類を使ってバリデーションを行い、化粧品の液性(アルコール濃度など)の安全規格を作ってください。 今後の商品開発は、その安全規格に沿って行うようにしてください。 充填後100個の菌がいたとしても、24時間後も100個で変わらずなら、充填後の微生物検査のみでOKです。 つまり、その化粧品は制菌作用(菌は生きていても増殖できない)があるからです。 (一般的な化粧品ならアルコール製剤などの添加により、制菌作用があると思います) ところが10倍100倍に菌が増えている場合、その液性(アルコール濃度、水分活性など)では制菌できていないことになり、 無菌充填、開封後の消費期限、あるいは低温流通が必須になります。

tarou125768
質問者

お礼

ご回答頂きありがとうございます。 品質管理についてはかなりの制限があり、出来る範囲内でベストを尽くすように心がけております。 ご回答の内容では私が検討している方法で検証かのうであると理解しました。 菌がいた場合は一度の試験で判定するのはやはり無理がありそうですね。

その他の回答 (1)

  • 4500rpm
  • ベストアンサー率51% (2867/5583)
回答No.2

処方を組むときに、菌を植え付けて防腐剤の量が有効であるか検証(防腐力試験)をしないのでしょうか。 (黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、カビ、カンジダなどの菌を接種して日にちをおいて減少しているかを確認する。温度も数種類の条件を設定する) 上記の検証で、減少率がわかるので、充填後の製品は検査して菌が陰性で有ればOK。 検出されれば、時間をおいて再検査で減少していればOK。 通常の培地を使用する微生物試験だと、早くても再検査は2日後になると思いますので、大抵は菌が減少していると思います。 >培養条件は35度 →細菌はそれぐらいですが、カビ・酵母は検査しないのでしょうか? >夏季などはトラックでの搬送時にこういった環境におかれる可能性は大いに考えられるかと思われます。 →温度がかかるのも怖いけど、クリームなどの剤形だと温度変化(温→冷→温)で結露すると菌が生えやすくなります。

tarou125768
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 防腐性能につきましては一般的な防腐剤を適正量処方することで最終的に生菌数を測定し判断しております。 今のところ一般生菌数のみの規格のみなので、その他の微生物についての検証はしておりません。 ご回答いただいた内容のように、きっちり時間と手間、費用をかけて出来れば万全の品質管理ができるとは思いますが、残念ながら現時点においてそういった体制ではございません。 技術者としては悲しい話です。 出来る範囲で問題が発生しないような形をと思っております。

関連するQ&A

  • 生物I 問題 回答と解き方を教えてください 2

    実験1 白金耳を用いて寒天培地上に増殖させた酵母のコロニーから一つを選んで白金耳で酵母をかき取り、試験管中の液体培地に移植し、翌日まで28℃で前培養した。 実験2 前培養試験管より、本培養試験管に白金耳を用いて移植し、28℃で培養した。本培養中、4時間後の培養試験管から正確に0.2mL取って別の試験管に移し、生理食塩水を3.8mL加えた。 そこからさらに0.1mL取り、寒天培地に塗布し、24時間培養したところ、シャーレ上には400個のコロニーがつくられていた。 (問)実験2において、本培養開始4時間後の培養液1mLあたりの菌数はいくつであったと考えられるか。 以前も質問し、回答を頂いたのですが、疑問が生じたので再び質問させて頂きました。 この問題の回答と解き方を教えて頂きたいです。 0.1mL=400個 ↓ 4mL=16000個 ※別の試験管の菌数 ↓ 0.2mL=16000個 ※生理食塩水3.8mL分を除く ↓ 1mL=16000個×5=80000個 自分では80000個と答えが出ました。 1コロニー=菌数1個と考えて良いですか? 菌数はそのままで生理食塩水分を単純に除いたのは自信がありません。 正しい回答を教えて頂ければ助かります。

  • 一般生菌数の測定結果について

    乾燥フィルム法による一般生菌数の試験をおこないました。検体は日焼け止め化粧水で、油性の基剤を含んだ乳化物であり、紫外線吸収剤なども含有されています。原液から×10、×100、×1000と希釈してそれぞれ試験を行った結果、原液は全くコロニーが出なかったの対し、その他の希釈液については∞となりました。このような結果は腐敗していると判断した方がよいのでしょうか。試験の失敗の可能性、コンタミネーションの可能性を考え、滅菌水についても同様の操作で培養しましたが、コロニーは発生しませんでした。 原液はなぜ菌が発生しなかったのか教えてください。 以上、よろしくお願いします。

  • 定性試験と定量試験

    実験の授業で寒天培地に菌をつけて培養し、コロニーを観察しました。 陽性、陰性の判定ではなく、大きさや色、形状などを観察したのですが、この試験は定性試験なのでしょうか? その後の試験は、発生したコロニーの数を数え、生菌数を算出したので定量試験だとわかるので、観察した試験は定性試験だと判断したのですがどうなのでしょうか…

  • 生物I 問題 回答と解き方を教えてください。

    実験1 白金耳を用いて寒天培地上に増殖させた酵母のコロニーから一つを選んで白金耳で酵母をかき取り、試験管中の液体培地に移植し、翌日まで28℃で前培養した。 実験2 前培養試験管より、本培養試験管に白金耳を用いて移植し、28℃で培養した。本培養中、4時間後の培養試験管から正確に0.2mL取って別の試験管に移し、生理食塩水を3.8mL加えた。 そこからさらに0.1mL取り、寒天培地に塗布し、24時間培養したところ、シャーレ上には400個のコロニーがつくられていた。 (1)実験2において、本培養中の酵母を希釈して培地に塗布しているが、この際、培地に塗布した菌液は何倍に希釈したものを用いていることになるか。 (2)実験2において、本培養開始4時間後の培養液1mLあたりの菌数はいくつであったと考えられるか。 (1)と(2)の回答と解き方を教えてください。 よろしくお願いします。

  • 微生物測定 CFU とは?

    微生物の培養を行い菌数を測定する実験を行っていますが、 CFU(colony forming unit)を使う意味は、 「顕微鏡下で菌を1つ1つ数えるのは困難なため、 コロニーを測定しそれを生菌数とする」 という解釈でよろしいのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 一般細菌

    食品の検査で「一般細菌数」というのがあるようですが、 「一般細菌数」とはなんでしょうか?これ用の培地の組成を見たところ、酵母なんかもガンガン生えてきそうな気がします。 それと、「混釈培養」と「塗抹培養」の目的や用途の違いを教えてください。 例えば単コロニーを拾う時は、塗抹にしなくてはいけないはわかります。混釈した場合と、塗抹した場合は、理論的に、出てくるコロニー数は一緒なのでしょうか? よろしくお願いします。

  • コロニーPCRについて

    基礎的なことですいません。生物実験についてなのですが、以下のような手順を用います。 形質転換した大腸菌をプレートで培養⇨生えたコロニーのPCR、バンドを確認⇨生えたコロニーを溶液培養⇨大腸菌液からプラスミド抽出 ここで質問なのですが、コロニーPCRからは目的バンドを確認できるのに、いざ溶液培養を行い、プラスミド抽出後にPCRを行うと、目的バンドでない事が多々あります。この場合には、コロニーPCR溶液について溶液培養を行えばいいのでしょうか? ちなみに、コロニーPCRを行ったコロニーと、溶液培養を行うコロニーは同じコロニーではなく、それぞれプレートからピックアップしたものです。 またもう一つ質問なのですが、溶液培養を行うコロニーは一粒でいいのでしょうか?自分が用いている大腸菌がDH5αで、コロニーが非常に小さいので、オーバーナイトで増殖するのか心配です。

  • 増殖死って?

    細胞の増殖死ってどういうことを言うんですか? あと、放射線生物学で細胞の生死の判定をコロニー法を用いて行うのはなぜですか? レポートにかなり行き詰まってるんでよろしくお願いします。

  • 微生物の増殖について

    微生物の増殖についての考え方の質問です。 ある製品に菌数100個添加すると増殖する場合は、1個添加しても増殖するのでしょうか? 例) 酵母1個が製品に混入⇒増殖なしor死滅する? 酵母100個が製品混入⇒増殖 質問の動機としては、 製品に膨張クレームがあり、 製品で製造No.順にみると、膨張品前後の製品は問題ありませんでした。 質問の意図がわかりづらいですが、 宜しくお願い致します。

  • 培養後冷凍するとコロニー数はふえない?

    食品工場で細菌検査業務を担当するものです。 現在ルーチンワークで製品中の一般生菌数、大腸菌群数、黄色ブドウ球菌、E.coli、サルモネラ菌 を検査していますが、現在、菌数のカウントのために常に誰かが休日出勤している状況です。 労働環境改善と人件コスト削減目的もあり、カウントの為の休日出勤をやめたいのですが、例えばインキュベーターのプログラム運転で指定培養時間(仮に24時間±2時間とします)を経過した時点より庫内温度を下げ、2時間以内に-10℃まで持っていけたら、その後コロニー数は増えない(=カウントに支障はない)のでしょうか? 具体的には、  土曜日の15時に36℃で培養を開始し、 →翌日曜の15時から冷凍運転を始め、17時に-10℃に達した培地を →翌月曜の8時にコロニー数をカウントする(培養開始より41時間、冷却開始より17時間経過) といった感じです。 低温でも増殖する細菌がいるとは聞きますが、1、2日では肉眼で観察できるほどのコロニーにはならないのではないかと期待しました。(欲を言えばインキュベーター2台使って土日カウント止めたいぐらいです…きっと2台は買ってもらえないでしょうが…) 時間外労働は減らさねばならず、かといって出荷判定も早くしたいとなると、こんな方法しか思いつかないのですが…。 この方法は妥当なのでしょうか? ちなみに培地は3M社のペトリフィルム(AC、EC、STX等)、DHL寒天培地、デソキシコレート寒天培地等を使用しています。