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TPPの本を読んでいて

農業保護と食料自給率の関係について。 本を読んでいてよく理解できない事がありました。 農業保護のせいで日本のカロリーベースでの自給率は低くなっている。と書いてありました。 本によると農業保護を緩めれば飼料用穀物の輸入が減少して、自給率は上昇するようです。 なぜ、農業保護を緩めることによる飼料用穀物の輸入が減少するのでしょうか? 分かりやすく説明して頂けると嬉しいです!

  • 経済
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  • covanonki
  • ベストアンサー率48% (219/448)
回答No.4

少し調べてみました。 農業保護政策によって保護されているのは、主に米農家ですね。 現在飼料用穀物が輸入に頼っているのは、飼料用穀物である「小麦」や「トウモロコシ」の 輸入量がカロリーベースでそれぞれ88%、100%と、圧倒的に輸入割合が多いことから も判断は難しくないかと思います。 つまり、こういった穀物の自給率を上げるためには、コメ農家ばかりを保護する現在の政策 をやめ、もっと農地を穀物のためにも開放し、コメ以外の穀物自給率も上げよ、ということ ではないかと想像されます。 コメの自給率が高いのはコメを生産することにメリットがあるからであって、そのメリット を削減すれば、その分穀物の生産に回されるんじゃないか、ってことでしょう。畜産物に占 める自給割合が高まる・・・と。 ただ、ここで考えるべきは、カロリーベース自給率に占める畜産物の割合が、添付資料にも ありますようにコメに次ぐ第2位になるのは、純粋に穀物や野菜、果物などに比べて畜産物 のカロリーが圧倒的に高いからであり(同じ重量の豚肉とキャベツを比較すれば、当然豚 肉のほうがカロリーが高くなりますよね。たとえば、豚肉とキャベツが同じカロリーになる ように買い物をしたとしたら、キャベツの購入金額も豚肉に比較すると半端ない金額になる と思います)、ただ純粋にカロリーベース自給率を上げるために穀物自給率を上げる、とい う発想は本末転倒であるように思います。 大体、どこの産地の飯を食ったかでその畜産物が輸入品になったり自国生産物になったりす るのも変な話です。そういった意味ではNo.3の方と同意見です。 大体、自給率だって地域によって大きな格差があるんですから、(カロリーベース、生産額 ベースとも:参考資料 http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ab/cb28f8c1f6749f850d91cbd99e2d653a.png)東京や大阪、神奈川など、人口が遅いくせに、 自給率が1割にも満たない地域の自給率をどうしていくのか、ということに考え方をシフト したほうが、よほど自給率の問題を解消する手立てとなると思いますがね。

m4m2n7m8
質問者

お礼

詳しくありがとうございました!

その他の回答 (4)

  • KappNets
  • ベストアンサー率27% (1557/5688)
回答No.5

農業保護を緩めると飼料の生産が日本で始まるかというと私にはちょっとわかりません。 日本の例えば鶏の自給率はカロリーベースでわずか6%とされています。飼料を輸入に頼っているからです。何故輸入に頼るかと言えば安い(あるいは日本では作っていない)からです。 この論理には疑問があります。農業も価格ベースで議論すべきなのです。 日本では例えば石油を輸入して化学製品を作っていますが、原料が輸入だから日本の化学製品の「自給率」はゼロであるなどという言い方をするでしょうか? 飼料を輸入に頼ると日本の養鶏農家の役割はゼロ査定というのはそれと同じで、おかしな論理です。安い原料は外国から買って、その後の作業で付加価値を付けて売る、これは当たり前のことなのにカロリーベースはそれを無視します。

m4m2n7m8
質問者

お礼

ありがとうございました!

  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.3

その本はデタラメです。TPPに関しては余りにも多くのインチキ本が世論誘導を目的にとんでもない悪質な言説を垂れ流しています。 日本の人口は、江戸時代は多いときでも3000万人が上限でした。それが食糧生産の限界だったからです。ところが今や人口は1億3000万人にもなろうとしています。食糧生産性が4倍になったわけでもないし、領土が4倍になったわけでもないのです。どうしてそれほど人口が増えたか。それは貿易立国で食糧を輸入できるお金を稼げるようになったからです。人口の増大を考えれば食糧自給率が20%ぐらいでも全くおかしくありません。まして明治維新後から多くの農地が住宅、鉄道、道路、工場、野球場、陸上競技場、サッカー場、体育館、教育文化施設、駐車場、商業施設、遊興施設などの土地に転用されています。ですから食糧自給率が低くなっているのは事実だが、それは人口の増大と農地面積の減少を考えれば、むしろ当然のことだといえます。 農業保護のせいで、というのがデタラメです。実際は農業政策によって食糧生産性もかなり向上しているのです。 農業保護を緩めれば飼料用穀物の輸入が減少するという論理もデタラメです。まるで意味不明で説明不可能です。そもそも日本人の食生活の欧米化によって、肉類、卵類、乳製品の需要が増大し、その需要の変化に対応する為に生産者は飼料用穀物の輸入を増やしてきたのです。江戸時代には、日本人は肉類、卵類、乳製品など全く食べていません。円高の進行に伴って輸入穀物が安くなるのは当然です。牛や豚や鶏は輸入穀物は嫌だ、国産がいいなんて我ままはいいませんから。 要するに、その著者は農業政策を敵視する思想を持っていて、TPPに絡めて、無理矢理な詭弁をひねり出して、妄想を並べ立てているだけの話です。そんなものはTPPの本ではありません。国民のTPPに関する関心の盛り上がりに便乗した悪質な与太本です。市販本の多くは、売らんがためにトリッキーな詭弁を弄します。まともな話ではありません。 その本のタイトルと著者名を明らかにしてください。詐欺の被害者を少なくするためです。

m4m2n7m8
質問者

お礼

タイトルはTPP参加という決断で著者は渡辺頼純さんです。 ありがとうございました。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.2

かってな推測ですが。 自給率が低いのは、価格が高いからであり 価格が高いのは、農家過保護だからで、その過保護 を止めれば、競争原理が働き、価格も下がる、 てことでしょうか・・?

m4m2n7m8
質問者

お礼

ありがとうございました!

回答No.1

その著者は嘘を書いているというだけのことですね。 そもそもTPPと農業保護政策とは全く関係ないです。

m4m2n7m8
質問者

お礼

嘘なんですか(>_<) この本で論文書いちゃいました(/_;)

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