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背理法

Caperの回答

  • Caper
  • ベストアンサー率33% (81/242)
回答No.10

● ご質問の文章を私が読んで思ったことを、まず正直に申し上げます。   sak_sak さん は、変数x の解釈をまちがえているのではないでしょうか … 。   変数とは、変域と呼ばれる集合に含まれる 1つ の要素のことです。ご質問の文章の中で取り上げられている証明問題においては、整数全体の集合を変域と考えるのがよいのではないかと、私は思います。整数全体の集合を変域と考えるとき、変数x が取りうる値は、もちろん整数ということになり、x が整数以外の値をとるということはないと、私は認識しています。   ですから、sak_sak さん の「 もちろん x は整数ではありません 」という記述に、私は違和感を覚えてしまいます。 ● sak_sak さん は、ご質問の文章の中で、次の 1) を記述なさいました。 1) x = √2 を満たす整数は偶数である。   この 1) は、次の 2) に改めたほうがよいと、私は思います。x という 1文字 を付け加えただけです。 2) x = √2 を満たす 整数x は偶数である。   この 2) という命題は、次の 3) という厳密な表現をつづめたものであると、私は思います。なお、→ は「 ならば 」を意味する記号です。 3) 変数x の変域を整数全体の集合であるとした上で、すべての x について ((x = √2)→(x は偶数である))。   この 2) もしくは 3) という命題は真であると、私は思います。真であることについては、ANo.6 で alice_44 さん がすでにおっしゃっています ( ただし、変域のとりかたが異なります。それについては、のちほど )。 ● ところで、ここで変域となる整数全体の集合を、{ … , -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, … } と表記してもさほど支障はないと思われますので、この表記を採用することにします。この表記の採用により、上記の 2) もしくは 3) は次の 4) のとおりに表記することができると思われます。なお、∧ は「 かつ 」を意味する記号です。 4) … ∧((- 3 = √2)→(- 3 は偶数である))∧((- 2 = √2)→(- 2 は偶数である))∧((- 1 = √2)→(- 1 は偶数である))∧((0 = √2)→(0 は偶数である))∧((1 = √2)→(1 は偶数である))∧((2 = √2)→(2 は偶数である))∧((3 = √2)→(3 は偶数である))∧ …   この 4) の中に含まれる … , (- 3 = √2), (- 2 = √2), (- 1 = √2), (0 = √2), (1 = √2), (2 = √2), (3 = √2), … はいずれも偽となる命題であることに注意してください。 ● sak_sak さん は、ご質問の文章の中で、次のとおりに記述なさいました。   背理法では x = √2 を満たす整数が奇数であると仮定して、…   私はそうではないと思います。背理法による証明の場合、仮定する命題は次の 5) もしくは 6) であると、私は思います。 5) x = √2 であり x は奇数であるということを満たす 整数x が存在する。 6) 変数x の変域を整数全体の集合であるとした上で、ある x について ((x = √2)∧(x は奇数である))。 ● 冒頭において、私は次のとおりに記述しました。「 整数全体の集合を変域と考えるのがよいのではないか 」   一方、ANo.6 において、alice_44 さん が提示なさいました考えかたでは、変数x の変域に際限を設けていません。つまり、変数x が何でもありになっています。高校の数学では、なじみがない考えかたかもしれません。ですが、正しい考えかたであると、私は思います。 ● もっともらしく私は記述してまいりました。以上の私の記述にまちがいがある場合は、ひらにごめんなさい。

sak_sak
質問者

補足

回答ありがとうございます。 返事が遅くなり申し訳ありませんが 私が出した例題自体には大した意味はありません。 私の出した例題を高校生が参考書に従って解いたらどうなるかということです。 参考書の書き方に疑問を持っているので、それをわかりやすくするための問題です。 たとえば「◦◦が無理数であることを証明せよ」という問題において 参考書では実数であることを確認せずに 有理数であることを仮定し無理数であると証明したりとか そういう解答が多いということを言いたいだけです。 >私はそうではないと思います。背理法による証明の場合、仮… これもおっしゃる通りです。 しかし「ならば」以前を吟味する必要性を説く参考書を見たことがありませんし 「ならば」以前を吟味した答案を書いた参考書も見たことがありません。

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