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背理法

noname#221368の回答

noname#221368
noname#221368
回答No.7

 実際にこういう問題が、大学の入試問題とか、受験参考書に模範解答として掲載されたのかと思い、一瞬ぎょっとしましたが、そうではないのですよね?。「x=√2を満たす整数は偶数であることを証明せよ」は、意図を明確にするための例題と受け取りました。  少し命題理論の話をさせて下さい(ご存知かも知れませんが)。標準的な数学は、命題理論に全面的に依拠しているからです。  ある関係A⇒Bを証明したい時に、結論Bの否定~Bを仮定し、Aの否定~Aを導けたなら、~B⇒~Aなので対偶をとり、A⇒Bは成り立つ、というのが背理法の処方箋です。ここでAは「x=√2を満たす数」、Bは「xは整数でかつ偶数」です。  命題理論では、~AとAが同時に成り立つ場合、どんな命題も証明可能になります。このような理論は、矛盾した理論と言われ、~BもBも同時に成り立つ事になります。じつはこれが対偶関係式の証明手順であり、背理法の本質です。  なので、Bの否定~Bが最初から矛盾したものであれば、Aも当然成り立つ訳で、「x=√2を満たす整数は偶数である」は証明できます。~Bとして「xは整数かつ偶数でない」=「xは奇数」とすれば、あなたの言う通りです。「xは奇数」は、最初から「偽」だからです。論理的手続きに問題はありません。この辺りが、#1~#5さんらの言いたかった事だと思います。  ですがこれは、背理法のふつうの使い方ではありません。~Bとして「xは整数でないか、整数で奇数である」が、~Bの正しい与え方と思えます。この場合は、いくら頑張っても矛盾(~A)は導けないと思います。そして、いくら頑張ったところで、それで~Aが証明できたという事にはなりません。この辺りが、#6さんの趣旨だと思います。 >参考書などの解答例を見ますと、こういう危険性を考慮してないような気がしてなりません。  冒頭で申し上げたように、最初はぎょっとしました。もしそういう事があれば、ある意味「解なし問題」を出題したのと同じだと思います。「解なし問題」は、出題者の良心として、今でも出されていないと思います。そのような状況を鑑みて、参考書も書かれているのではないでしょうか?。

sak_sak
質問者

補足

回答ありがとうございます。 補足が遅くなり申し訳ありません。 私が気にしているのは 作問者の良心に期待した解答を最初から目指して良いのか? ということです。 例えば連立方程式が出題されて、たまたま当てはめたら成り立つ数の組を見つけても得点はもらえませんよね? 中高生なりに外堀から埋めていくような解答を求めるのが数学だと思っています。 良心を信じて作った解答には網羅しきれてない部分があるわけで、そのような解答作成で良いのかと思うわけです。

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