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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:源氏は「白」、平家は「赤」の由来。)

源氏は「白」、平家は「赤」の由来

dayoneの回答

  • dayone
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回答No.4

実は当初、『日本書紀』『常陸国風土記』などでお茶を濁そうと準備していましたところ、 岩下哲典氏の『江戸時代における白旗認識と「ペリーの白旗」』を御提示なさいましたことで、 goo-par1732 様が何れも御把握済みでの御質問であられることが明らかになりましたので、 一旦白紙に戻し、改めて下記のような宝の山^^を漁っていたところ、 『本朝軍器考』に出くわした次第でございます。 ◇『古今要覧稿[第2冊]/屋代弘賢(1758-1841)著/国書刊行会/明治39.1』 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/897547/243 器財部 「巻第百三十九 はた」(475~494頁)<243~253/385> 「巻第百四十 のぼり旗 縫くるみ まねき/旗差」(495~501頁)<253~256/385> 「巻第百四十一 旗紋/旗竿 手附竿/旗袋」(502~510頁)<257~261/385> 「巻第百四十二 錦旗/白旗 赤旗 黒旗 青旗 黄旗」(511~519頁)<261~265/385> ◇『古事類苑[第172冊]兵事部12/神宮司庁古事類苑出版事務所編/神宮司庁/明治39.11』 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/897735/67 「兵事部 四十七 旗」(2097~2121頁)<67~79/104> それにしても、何より一番驚きましたのは「源氏の白旗」と「降伏の白旗」とに着目されて 疑問を提示されてらっしゃる goo-par1732 様の発想は、 正に新井白石の再来?ではないかとすら思った次第でございます^^ 『本朝軍器考』では「…將軍ノ出征ス時ニ。白旗賜ル叓アリナドイフ事。心得ヌ事也。…」 などとサラッと一言で終わっているのが残念でなりません(><) 時代は違えど、今でも国語辞典などを紐解けば「白旗」には降伏・休戦・戦意なし などの意味が受け継がれていることを思えば、…もっとも日本書紀から幕末に至る間に どの程度の共通認識があったかは定かではありませんが…、 また「赤旗」には危険・失敗・無効などの意味もあることを思えば、 色に対する人間の本源的な感覚が時代を超えて存在するに違いありません。 その一方で、当時、限られた中で目立つ色を私家旌旗等に使うとなれば、 「赤、白、青、黒、黄」(とはいっても色領域には幅があったのでしょうが)など 選択肢はそれほど多くはなかったでしょうから、それぞれの色旗に対する理由付けは 後から生じたと考える余地もあるように思います。(悪く言えば、とってつけたと…^^) とりとめもなくカキコミさせていただきましたが、今回二番目に驚きましたのは、 goo-par1732 様が如何にして『江戸時代における白旗認識と「ペリーの白旗」』論文に 辿り着かれたかということでございます。 仮に、CiNii論文情報ナビゲータにてキーワード「白旗」検索しても 449件ヒットの8頁19番目に登場するだけでなく、 <機関リポジトリ><CiNii-PDFオープンアクセス>などにも該当しないため、 ここからでは論文にアクセス出来ませんから… 何か秘密のスゴ腕ノウハウでもおありなのでしょうか? ではまた^^

goo-par1732
質問者

お礼

再度のご教示ありがとうございます。 またまた、参考となる書物を教えてくださったこと、感謝します。 『古今要覧稿[第2冊]』「巻第百四十二 錦旗/白旗 赤旗 黒旗 青旗 黄旗」に源平の旗の色について下記のように記述されていますが、やはり「不明」ですね。 (前略)後に源氏の白旗平家の赤旗といふ事は、保元平治の頃よりや始なりけん。扨旗にも限らずしるしとなすべき物は、皆其色を用ゆ故に赤しるし白しるしの称あり。然るに其赤白を用ゆる所以は正しき書に徴とすべきことなし。(中略)清和天皇ノ御世ニ六孫王経基初テ源ノ姓ヲ給リ白布ノ旗ヲ下シ給、桓武天皇ノ御世ニハ一品葛原ノ親王ニ初テ平ノ姓ヲ給リ赤布ノ旗ヲ下シ給、是源平両家赤白ノ起也とあれども是又正文にあらざれば證するに足らず。 平氏が先に「赤」を選んだのか、源氏が先に「白」を取ったのか、そのとき、たとえ思いつきにせよ、何らかの理由があったはずです。 実際には、天皇が平氏には「赤旗」を与え、源氏には「白旗」を与えたわけですから、平氏か源氏か、どちらが先に「旗」を給わったのか、これを調べてみようと思います。 天皇が主体で「色」を選んだわけですから、権力闘争に明け暮れた天皇家にとっては、672年の「壬申の乱」の「赤色」は、まだ記憶に新しかったのではないかと想像しています。 この点において、#2の方のご回答は参考になります。 平氏が先に「赤」を選んでいた場合、源氏は対抗する色としては「白」を取らざるを得ない、と思います。 源氏は消極的に「白」を選んだが、理由は後からなんとでも付けられるのではないか、と思います。 「赤」は、古墳時代の頃から辟邪の色として知られています。また、冠位十二階では、「白」より上位になります。 源氏が先に聖なる色「白」を選んだとすれば…、 こんなことを考え始めると、深みにはまってしまいました。 何しろ、日本史は、ざっと60年ほど前、中学時代に習っただけですから、なかなか思考が進みません。 さて、論文「ペリーの白旗」ですが、ご参考までに。 CiNii論文情報ナビゲータにてキーワード「ペリーの白旗」で検索しました。 すると「青山史学 21, 67-84, 2003」 が元になっていること知りました。 そこでGoogle「青山史学 ペリーの白旗」で普通にググルと 「JAIRO」にも論文がありました。 http://jairo.nii.ac.jp/0132/00009700 そして、次のサイトにたどり着きました。偶然かも知れません。 http://www.agulin.aoyama.ac.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00009700 「フルテキストへのリンク」で「論文」が出ました。

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