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神話を描くことについて

私は日本画を専門に勉強している者です。 これから公募展やあらゆる公の展覧会に出品したいと思っています。 自分のテーマは平たく言うと「スピリチュアル」で、目に見えない世界があるということを表現していきたいと思っています。 そんな中で、最近「神話」を描く機会があり、様々な文献やインターネットの情報を調べたり、現地への取材などの勉強をしていく中で、気になることがありました。 それは、日本神話で言う神々の服装や髪形などが皆その時代に人々が着ていたであろうものであるということです。 無知を晒してお尋ねしたいのですが、神々という「目に見えないもの」が着ている服装や髪形に、これが正解というものがあるのでしょうか? 私は例え「古事記」や「日本書紀」などに、神々の服飾が記されていたとしても、その実態はあってないようなものであり、つまり何が言いたいのかと言うと、それらを描く際にはそうした服飾的な史実はそれほど拘らなくて良い部分なのではないかと思うのです。 これからそうした神々を描こうとする作家の言うことではないかもしれませんが、アートとして日本神話を描こうとする時に、特に公の場にそれを公表しようとする時に(神社など特定の宗教団体の中での発表は除いて)服飾的な史実に背いて、全くオリジナルの意匠にしてしまうことは何か問題になるでしょうか? 長文で申し訳ありません。 ギュスターブ・モローはその独自の神話的な絵を自らの表現にしていますが、 私は日本神話でそれをしたいと思っています。 もちろん神話そのものを曲げる様な表現は間違っていると思いますが、あくまで本質的でない部分を自由に創ることについての質問です。 何卒、ご教授、アドバイスなどお願いいたします。

  • 美術
  • 回答数3
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みんなの回答

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.3

自由であるべきだと思います。 なにか時代考証をするべきだと考えるのも正しいし、空想であるべきだという考えも正しい。 どういう考え方でそうしたかという思想のような物はあるべきと思いますが、その内容は自由であるべきだと思います。 「普通こういうふうだから」式の考えを疑うべきだという発想はおもしろいと思いました。 神話の改変というか本歌取りのような試みは時代時代で繰り返しやられていて、逆に定番と言っても良いと思います。ただし逆風は自分たちで甘んじて受け止めると言うか、批判や反発は覚悟の上ならば肝を据えるべきだと思います。責任を取るというのは無難を狙って自己規制することではないのではないかと。

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.2

 企業勤務と大学及び大学院で歴史学の研究に携わる者です。 古代史殊に神話を背景にした絵画とのことですが、それは古墳から出土する埴輪や古墳に描かれた壁画などを一つの手掛かりとして描かれている作品が多い傾向にあります。実際に日本画家の安田靫彦や前田青邨などはそうした考古学的な資料を手掛かりとして作品を残してもいます。  また服飾史に関しては日本古代研究者の武田佐知子氏の『古代国家の形成と衣服制―袴と貫頭衣』『衣服で読み直す日本史―男装と王権』増田美子氏の『古代服飾の研究―縄文から奈良時代』などの研究論考がありますので参考にしてみてください。  但し、気になるのはスピリチュアルなる疑念を伴う部分を伴う特殊な世界とそれに関心を寄せる方々が対象ですから、そうした分野に神話的世界を表現されることには少々疑問もありますが。

  • nanairo9
  • ベストアンサー率44% (15/34)
回答No.1

私もその手かじった口です。 とても興味深い質問だったので回答させてもらいます。 あくまでも個人の意見なので「ふ~ん」程度に考えてもらったらと思います。 まず、日本神話で一般的に描かれている 服装・髪型 についてですが、 完全にオリジナルとして質問者さんが描かれ、作品にされる場合は問題ないように思います。 例えるなら、漫画ですね。悪魔や天使等をモチーフにされている作品は多々ありますが、 装飾等作者によって様々だと思います。 そして、目に見えないものに正解があるか、ですが、 私は無いと思います。 ただ、今までの日本画など資料として残っているものに対しては、どれもどこか似た所があるものが多いように感じます。 それは描かれた時の時代背景もあると思いますが、(和服しか存在しなかった時代にドレスの発想は難しいです)他にも何かしら意味があるからではないかと考えます。 >目に見えない世界があるということを表現していきたいと思っています。 このコンセプトがぶれないよう、ご自分のイメージを作品に活かせば良いのではないでしょうか? 評価されるかは公募しだいになると思います。 質問者さんの作品の場合、私の勝手なイメージですが、伝統的というよりも、現代アートという感じがしますので。 偉そうに長文になってしまいすみません。 出来上がった作品が見てみたいです。素敵な作品ができるといいですね!

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