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半導体検出器の出力について

光の検出に使用する半導体検出器についてです。 光の分光強度を測定する際、検出器からの出力信号を検出器自身の有する分光感度特性で補正すれば、補正後のデータは入射フォトン数のみに依存し、波長には依存しない、つまりフォトンのエネルギーには依存しない、という理解で合ってますでしょうか? 表示される出力が電流値であったり、ワット、任意単位であったり等、装置によって異なるので混乱しています。

みんなの回答

  • inara1
  • ベストアンサー率78% (652/834)
回答No.1

半導体検出器というのはフォトダイオードのことでしょうか。 ご質問の主旨は、光源の分光スペクトル(縦軸が任意単位、横軸が波長)が分かっていて、フォトダイオードの分光感度(縦軸が A/W単位、横軸が波長)も分かっているとき、フォトダイオードの出力電流(A)から、入射光の強度(W)が分かるかということでしょうか。説明すると長くなるので結果だけ書くと    入射光強度 = I*[∫ [λ=0~∞] P(λ) dλ ]/[∫ [λ=0~∞] S(λ)*P(λ) dλ ] で計算できます。I はフォトダイオードの出力電流(A)、λ は波長、P(λ) は光源の分光スペクトル、S(λ) がフォトダイオードの分光感度です。実際の積分範囲はフォトダイオードが感度を持つ波長範囲でいいです。フォトダイオードの分光感度というのは、例えば、ここ(http://jp.hamamatsu.com/resources/products/ssd/pdf/tech/si_pd_technical_information.pdf)の4ページの図2-7のようなものです。

Steppenulf
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。的を射にくい質問で申し訳ございませんでした。 フォトダイオードの波長vs出力データにおいて、縦軸をフォトン数次元にしたい場合、出力値をフォトンエネルギー(=波長)で補正する必要があるのか、という意図の質問でした。いただいたご回答のおかげでフォトダイオードの分光感度の単位がA/Wのようですので、分光感度補正後のフォトダイオードの出力値はエネルギー次元となり、それをフォトン数次元にする場合はフォトンエネルギーで補正が必要であることがわかりました。

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