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常在菌に対する免疫の反応

常在菌に対して免疫系が反応しないのはなぜですか? 害がないとはいえ異物であることには変わりなく抗原として処理されないのですか? 腸粘膜などにはマクロファージがなどがいないのですか? いろいろ質問してすいません。(><) 過去レスみてもよくわからなかったので質問しました。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • rakudasax
  • ベストアンサー率54% (19/35)
回答No.1

一年前ほど、natureに興味深い論文が載っていました。 普通、異物は、TLR(toll like recepter)によって認識され、マクロファージへの情報伝達やアポトーシスによって自身の細胞を守ります。 特に細菌の場合、細胞表層に存在し、細胞壁の主成分であるペプチドグリカンや、テイコ酸と呼ばれるポリマーをTLRが認識し、異物として排除されます。 しかし、常在菌の黄色ぶどう球菌(スタフィロコッカスアウレウス(スペル忘れましたw))の細胞表層にあるリポテイコ酸と呼ばれるポリマーは、抗原として認識されるはずが、なぜかTLRに認識されず、むしろリポテイコ酸を認識するものとは別のTLRを活性化している事が報告されています。 これらの結果から、おそらく黄色ブドウ球菌がTLRに認識されないように持った防御機構か、もしくは人間がそれを利用して生き残っている可能性が考えられています。 もし、TLRにリポテイコ酸が認識されてしまっていたら、人間の肌は炎症だらけに成っているはずです。 しかし、これには反論などの論文も出ているため、正確にはまだわかっていませんが、現在の考え方はこんな感じですね。 よく、そこに気がつきましたね。すごいと、素直に感心してしまいました。

mkmkmm
質問者

お礼

貴重なご意見ありがとうございますっ。m(__)m 常在菌にはTLRの認識から逃れる何らかの手段があるという説をもとにもっと深く調べてみようと思います。

その他の回答 (1)

  • raiden787
  • ベストアンサー率37% (179/473)
回答No.2

反応してますよ。 ただし、完全に抹殺するのではなく、数が増えすぎると抗菌物質の分泌や粘液分泌の亢進、細胞死の活性化などにより一定量以下にするように調節因子が働きます。 ただ、そのメカニズムにはまだ謎が多く現在でも複数の大学で研究されています。

mkmkmm
質問者

お礼

反応していたんですねっ!(゜o゜) なるほど、まだ研究中ですか・・。 ありがとうございました。m(__)m

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