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プラトンとアリストテレスの近代科学誕生への役割

プラトンとアリストテレスの思想が近代科学誕生にどのような役割を果たしたかということを本やインターネットで調べているのですが・・・よくわかりません。 彼らの思想はどういうものかは理解できたのですが、結局彼らが近代科学にどのような役割を果たしたかということがよく分からないので、詳しい方教えてください。また、これらを学ぶ上で参考になる本やホームページがあったら教えてください。 よろしくお願いします。

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回答No.1

近代科学誕生に関するアリストテレスの貢献が何かというのは難しそうですよね。ガリレオの論敵はアリストテレス主義者と言われていて、一般的[通俗的?]なイメージだと、実験もせずにテキストに書いてあることだけを鵜呑みにする人々みたいに考えられたりもします。とはいえ、アリストテレス自身はドクサ(観察、[教養ある]人々の意見)から議論を組み立てる学者とされます。彼は偉大な生物学者でもあって、アレクサンドロス大王に珍しい動物を集めて動物園を作ってもらって、学生たちと一緒に研究していたようです。 近代科学に関してはプラトンの貢献の方が一般には強調されるように思います。ガリレオの自然は数学の言語で書かれているという言葉は、自然の数学的構造の探究を重視するスタンスを表現したものとして有名ですが、『ティマイオス』がルーツかと思われます。ただ、こうした方面の展開が、本当にプラトンの考えに沿うものかどうかは疑う余地が多いでしょうけど。 参考書選びは難しいですけど、入門的な科学哲学の本から入るのはどうでしょうか。ジョン・ロゼー『科学哲学の歴史』とか、翻訳があまり良くないですが、そこを注意すれば個人的には割といい本だと思います。

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