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「ご~いたす」と「~いたす」について

key00001の回答

  • key00001
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回答No.5

No.2さんが「おしい!」けど・・・。他はメチャクチャですね。 結論として、「ご添付いたします」の「ご」は、敬語(謙譲語)として、全く問題は有りません。 「敬語の指針」(平成19年2月2日,文化審議会答申)によれば、 「【解説3:名詞の謙譲語I】 「先生へのお手紙」「先生への御説明」のように,名詞についても,<向かう先>を立てる謙譲語Iがある。 (注) ただし,「先生からのお手紙」「先生からの御説明」の場合は,<行為者> を立てる尊敬語である。このように,同じ形で,尊敬語としても謙譲語Iとしても使われるものがある。」 「【補足イ:謙譲語Iと謙譲語IIの両方の性質を併せ持つ敬語】 謙譲語Iと謙譲語IIとは,上述のように異なる種類の敬語であるが,その一方で,両方の性質を併せ持つ敬語として「お(ご)……いたす」がある。 「駅で先生をお待ちいたします。」と述べる場合,「駅で先生を待ちます。」と同じ内容であるが,「待つ」の代わりに「お待ちいたす」が使われている。これは,「お待ちする」の「する」を更に「いたす」に代えたものであり,「お待ちする」(謙譲語I)と「いたす」(謙譲語II)の両方が使われていることになる。 この場合,「お待ちする」の働きにより,「待つ」の<向かう先>である「先生」を立てるとともに,「いたす」の働きにより,話や文章の<相手>(「先生」である場合も,他の人物である場合もある。)に対して丁重に述べることにもなる。 つまり,「お(ご)……いたす」は,「自分側から相手側又は第三者に向かう行為について,その向かう先の人物を立てるとともに,話や文章の相手に対して丁重に述べる」という働きを持つ,「謙譲語I」兼「謙譲語II」である。」 「4 自分側に「お・御」を付ける問題 【16】自分のことに「お」や「御」を付けてはいけないと習ったような気がするが,「お待ちしています」や「御説明をしたいのですが」などと言うときに,自分の動作なのに,「お」や「御」を付けるのは,おかしくないのだろうか。 これは,どう考えれば良いのだろうか。 【解説】自分側の動作やものごとなどにも,「お」や「御」を付けることはある。自分の動作やものごとでも,それが<向かう先>を立てる場合であれば,謙譲語Iとして,「(先生を)お待ちする。」「(山田さんに)御説明をしたい。」など,「お」や「御」を付けることには全く問題がない。 また「私のお菓子」など,美化語として用いる場合もある。 「お」や「御」を自分のことに付けてはいけないのは,例えば,「私のお考え」「私の御旅行」など,自分側の動作やものごとを立ててしまう場合である。この場合は,結果として,自分側に尊敬語を用いてしまう誤用となる。」 となっています。 「お(ご)」を付けて良いかどうかの基準も、概ね解説中に書かれていますが、敬語の基本中の基本である「相手を高める意図かどうか?」です。 ご質問のケースは、「自分の動作を、相手を高める意図で、敬語化している」ので、謙譲語となります。 「お(ご)」は尊敬,謙譲,美化に用いられますので、敬意の方向性に注意して、見分け・使い分けが必要です。 尚、「美化語」が敬語区分とされる以前は、「お(ご)~」は「丁寧表現」などと区分され、やはり許容されていた時代がありますが、「丁寧語」に区分されることは有りません。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきましてありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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