• ベストアンサー

トランスの飽和時の励磁インピーダンスについて

トランスの励磁インピーダンス?について質問です。 平常時のトランスの励磁インピーダンスが既知である場合、これくらい直流電流が重畳して飽和に近づいたらこれくらい二次側の出力電圧が下がる、といったことは数式で表現できるのでしょうか。 トランスの磁束密度、巻き数などのパラメータを使った原理の説明 のページはよく見るのですが、そこから励磁インピーダンスの求め方を示すサイトが見つからなかったので、上記のことがわかりませんでした。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.2

まず、励磁インピーダンスと二次の電圧は別物なので、分けて考える必要があります。 励磁インピーダンスについては、鉄心が飽和した時に電圧に対抗するための磁束を作るのに必要な磁界を飽和曲線などからもとめて、それに必要な起磁力を計算すれば、計算できます。 飽和のため、必要な起磁力が非常に大きくなるので、大幅に低下するでしょう。 二次の電圧は、飽和による励磁電流の増加、電流の増加による一次側の電圧降下、漏れ磁束増大(主磁束低下)による電圧低下を計算する必要があるかと思います。最後の項は、漏れインダクタンスの増加とそれに伴う電圧降下として表現できるかと思います。

crossway0721
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 飽和による励磁電流増加というのは、励磁インピーダンスが低下したことによる、ということで良いのでしょうか。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (2)

  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.3

#2お礼欄に関して。 励磁電流増大は励磁インピーダンス低下による、として扱っても良いかと思います。 が、直流電流重畳による影響を評価したいなら、一次側の電流波形を観測し、波形の正負対称性の崩れや歪みをチェックするのが一番良さそうに思います。

crossway0721
質問者

お礼

ありがとうございます。その方法なら確かによくわかりそうですね。 実際の環境で1次側の波形を見ることができるか調べてみます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • tetsumyi
  • ベストアンサー率26% (1860/7111)
回答No.1

トランス飽和時のインピーダンスは常識ではあり得ない事ですから、いくら探しても見つかるはずがありません。 飽和もしくは飽和に近い状態でトランスを使うことは過電流となってトランスやケーブルを焼く恐れがあり、このような危険な使用方法は決して行なってはいけません。 トランスの原理がわかっているなら、そうならないようにきちんと磁気飽和を起こさないように計算して回路設計をしてください。

crossway0721
質問者

補足

今使っているトランスが飽和している可能性があって、一次側に重畳される直流電流と二次側の電圧が測定できる状態なんです。この時に、直流電流と電圧低下量の間に数式的なつながりがあれば検証しやすいだろうと考えた次第です。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • トランスのインピーダンス低下について

    トランスが直流電流重畳により飽和に至りインピーダンスが低下したとき、 そのインピーダンスについて、ベクトル図でいうところの長さだけでなく角度も変化するものなのでしょうか。 また、そういったものを算出するには電圧電流を実測するしかないのでしょうか。

  • アンプのアウトプット・トランスの鉄芯について教えてください

    以前にアンプのアウトプット・トランスのように直流重畳の場合には、鉄芯の磁束密度が飽和しやすいので磁束密度を低くし、更に磁路に空隙を設けると教えて頂いた事がありますが、この空隙とは鉄芯のどこにどのように設けるかおしえてください願いします。 それから以前に38endoh様に回答頂いた時 締め切りのポイントの発行がどうしてもうまくできません お許し下さい。

  • トランス飽和時の位相について

    トランスが飽和に近づくと、インピーダンスが低下しますよね。 理想的なトランスでは1次側の電流の位相は電圧より90°遅れると思いますが、 飽和によるインピーダンスの低下で、電圧と電流の位相差が無くなっていくという理解でよろしいのでしょうか。

  • トランスについて

    電磁気学勉強中の初心者です。 トランスのコアが直流磁化した場合、高域が減衰する場合と低域が減衰する場合があるとよく見るんですが、誘導リアクタンス2πfl〔Ω〕で周波数が高いほどインピーダンスが高くなるから高域が減衰するのはわかるんですが、なぜコアが直流磁化して低域が落ち込むことがあるんでしょうか?原理を教えてください。 それと、コアの磁束飽和や直流磁化、それによるトランス巻線部分のインダクタンス、リアクタンス変化の関係性も教えて下さい。

  • 電源トランスの磁気飽和について

    電源トランスの等価化回路や磁気回路については理解したつもりですが、以下の解釈であってますでしょうか???? (1)トランスの1次2次共通の磁束は、励磁磁束のみである。 (2)1次、2次の負荷電流による磁束は、互いに反対方向の磁束のため、もれ磁束として存在する。 そのため、実際にエネルギを伝達する磁束は、これら漏れ磁束が担っていると考えてよいでしょうか。 漏れ磁束ゆえ、一部はコアの外部に漏れ出すしかないのですが、これがエネルギ伝達を担っているとすると、いささか心もとない気がするのですが、これが真実なのでしょうか?? (3)電源ON次のラッシュ電流で磁気飽和現象が発生しますが、これは、この漏れ磁束が増加し、漏れ磁束を含むコア部分が磁気飽和することによると考えてよいでしょうか?? (4)コア形状がロで1次2次巻線が両脇コア部の構造なら漏れ磁束の状況が分かるのですが、EIコアでセンターコア部に1次2次巻線が重ね巻の場合、それぞれの漏れ磁束の分布状況がよく分かりません。どこか図解のあるHPはありませんでしょうか。 以上の質問なのでが、お教えください。

  • 電源トランスのコア選定について。

    分かっているようで良く分からない電気トランスですが、コアの磁束密度についてお教えください。 ごく普通の電源トランスでコアの選定上、以下のストーリで良いでしょうか。 (商用電源100Vで数ワット、出力10V程度、EIコアのトランスの意味です。) 1次2次巻き線を重ね巻きする、ごく普通の電源トランスです。 負荷電流I1、I2が作る負荷電流による磁束は互いに打ち消し合うので磁芯コアには励磁電流による 励磁磁束のみが発生する。 そのため、磁芯コアの選定では、最大励磁、磁束Bmを満たすコアを選定すればよい。 ……この考えで良いしょうか。 参考)コアの選定は出力電力からコアサイズを選ぶのが一般的な解説のようです。 コアの鉄損失等の関係かと思います。今回は、磁芯コアの磁束密度についてのみ注目してみました。 リーケージ型のトランスでは、1次2次巻き線が別々のコアを内在するので、コアは(励磁+負荷)電流 で生成される磁束密度に耐え得うるコアを選定する必要がある(SMPS電源のコモンモードトランス等) なのですが、今回は1次2次巻き線が重ね巻きの場合での質問です。 よろしくお願いします。

  • 交流リアクトルの磁束

    交流リアクトルをカットコアで設計しました。 磁束計算を最大磁束密度の60%ぐらいの巻き数で設計したところ、それなりの ギャップからの励磁電流を得られたのですが、更に電圧を少しあげると励磁電流の 上がり方が一定だったのが、上昇率UPになってしまいました。これは磁束飽和が 近いという事でしょうか? リアクトルの場合、最大磁束密度の60%以外にギャップ付近で磁束を消費しているのでしょうか?

  • トランスの磁束密度計算

    こんばんは。 フォワードやブリッジ回路のトランス設計する際の最大磁束密度計算式ですが、B=VT/NAe となっていて、式に電流が必要ないのが気になります。 電流がたくさん流れれば磁束密度が増えていくというイメージだったので。。 ブリッジ回路で、仮に一次側電流100アンペアだとしても、eer42コアで磁気飽和レベルからかなり余裕のある値になりました。 トランスは電流による磁気飽和は起こらないのでしょうか。教えていただけると幸いです。

  • 変圧器の磁束密度と励磁電流

    変圧器の磁束密度を変えると励磁電流は変わりますか 例えば1テスラを1.5テスラに変更した場合 何方か宜しくお願いします。

  • トランスの励磁突入電流について

    3φ200Vの系統で線路長が長い為電圧降下の影響を考え、低圧タイトランスで400Vに一度昇圧し、負荷端で200Vに減圧するようにしました。その結果、低圧タイトランス1次側のブレーカを入れたとたん 3000A もの電流が一瞬流れブレーカ(250AT)がトリップしてしまいます(毎回トリップする訳ではない)。これってトランスの励磁突入電流の影響でしょうか?このような場合、どのように対処したら良いでしょうか?ちなみにトランスの仕様は 1次/2次:200/400V 容量:200KVA 定格電流:550/275A %インピーダンス:3.5% 製造年月日:1988年 です。何かお分かりの方、よろしくお願いします。