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ルカによる福音書たとえ話について。

kigurumiの回答

  • kigurumi
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回答No.2

<シオニズム>とか<帰還>のことだと思います。 ヘブライ人は昔からいろんなところに住んでいたんですね。 イスラエル王国というのができたのですが、やがて宗教的な考え方の違いから北と南に分裂し、それぞれ別々に暮らすようになった。 北イスラエルはアッシリアによって統合され、南の権力者3000人ほどはバビロンの繁栄のためバビロンにつれていかれ、バビロンの繁栄に尽力を尽くしたわけですが、やがてほかの国からの干渉でユダヤ人はユダヤに戻ることになった。 この頃創世記に部分は作られたのだと思います。(バビロニアの神話と同じですから) しかしアイデンティティーというものがあり、バビロンから多大なる知識をもらっいつつ、それに独自性をつけたのがユダヤ教だと思えます。 この頃はまだユダヤ教が完成してはいなかった。 ともかく各地に散ったユダヤ人に対し帰還を呼びかけたわけです。 例えばギリシャ方面だけでもユダヤにいるユダヤ人の8倍ものユダヤ人が住んでいた。 その人たちは、日本人がアメリカに渡り2世3世となり、その人たちはアメリカ流の考え方をするように、外国で生まれ育ってヘブライ語も話せないわけですから、ディアスポラしたユダヤ人のためにその人たちが話す言語で説教しなければならないわけです。 20世紀に出てきた死海文書がいくつもの言語で書かれているのは、各地に離散しヘブライ語がわからないユダヤ人の聖職者のためだと思えます。 帰還運動が巻き起こり、生まれ育った場所にある宗教や文化を身につけた人が、ユダヤの神に帰還することを望んだんだと思います。 ヘブル人とかユダヤ人とかイスラエル人とか呼び名がありますが、聖職者系列の人に言わせると、それぞれ定義が違うそうです。 ヘブル人はノアの5代目の子孫のエベルの子孫を指し、ユダヤ人とは南北に分裂した後の南の王国にいた人たち。 そして新約聖書には何度も「イスラエル」という言葉が出てきますが、イスラエル人とはヤコブの子孫のこと。 ご存知だと思いますが、ヤコブは改名しイスラエルとなっています。 つまり12+1支族のことを指す。 ちなみにヘロデ王の祖先はヤコブのお兄さん。 ヤコブがお兄さんのエサウを出し抜き長子権を奪って父親から「お前の子孫を繁栄させることを約束する」と祝福を受けたので、ヤコブの子孫であるイスラエル人が繁栄するのが正当となったわけです。 出し抜かれなかったらエサウの家系が王位を得ていたと考えられ、それでヘロデ大王はローマから王位をもらい、「やっと取り戻した」と思ったんじゃないかと。 聖書にイエスがエリコの住民を一人残らず虐殺したと聖書に書かれていますよね。 そしてヤコブの子供あるいは親類が族長になり13支族ができあがり、12支族に奪った土地を分配したと書いてある。 13支族はイスラエル王国という国を建国したのですが、その後一派はイスラエル王国から分離し、新たな国を作った。 便宜上ユダヤ王国としましょう。この南にユダヤ王国に住んでいた人の子孫がユダヤ人なわけです。 ユダヤ人はイスラエル人でもある。 サマリア人もイスラエル人でもある。 したがって新約聖書で異邦人にユダヤ教を布教しているかのように見えるかもしれないが、異邦人とはエルサレムに住んでいないイスラエル人のこと。 日本人とか中国人のことじゃなく、ヤコブの子孫で、イスラエルに住んでイスラエルの神に信心になっていないそれ以外のイスラエル人のこと。 その異邦人となったイスラエル人にイスラエルの神に帰還せよ というのが新約聖書の大まかな内容です。 異教の神や律法を守っていない放蕩息子たちである異邦人のイスラエルに「改心して戻ってくれば神が喜ばないはずないであHないか」という内容が質問に書いてあるものですね。 あなたがイスラエル人なら異邦人となっているので、帰還したほうがいいか考えてもいいかも。 何人かの日本人はイスラエルの子孫ということで、イスラエルに移住したらしいですよ。

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