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電子のエネルギー遷移について

電子のエネルギー遷移について その昔、電子が光や熱で励起されエネルギー が高くなるとより高エネルギーの「軌道」(昔の 概念らしいですが)に遷移する。  その際そのエネルギー相等(hv)の光を放出 して安定すると習いました。 そこで質問なんですが、電子がエネルギーを もらって我慢しきれずに内側の軌道に遷移す るまでの間は励起エネルギーは飛び飛びでな い中間値になっているのでしょうか? また遷移するのには極短時間でも時間がかか るのですか? それとも時間0でポンと移るの ですか?(時間0は原理的に無理があるように 思いますが...)

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  • usokoku
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回答No.1

なっていません。特定の値の不連続点を中心とするガウス分布を取ります。 http://okwave.jp/qa/q1033492.html http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1127746586 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1325773348 実際には、電子雲の状態は、K,L,...等の軌道の他に、温度によって電子雲がゆがんでいる状態の軌道、あるいは、複数の原子が結合している(分子とします。現実には分子以外の状態も考えられます)場合に、分子内の振動やゆがみにより複数の励起状態が存在します。 水の例ですが、真中当りに振動のイラストがあります http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E3%81%AE%E9%9D%92 ゆがみの例としては、ベンゼンですが http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%B3 プリズマンのような形にベンゼンが変形する、というような状態を想定してください。 電子の移動速度で、軌道間を移動するために必要な時間、を計算してみてればわかるでしょう。 測定不能の極わずかな時間であることが。近似的に、時間0であるとしています。

unikurage
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 どうも「飛び飛び」の意味を勘違いして いたようです。 要するに光の波長や周波数のスペクト ル分布のようなピークの飛び飛びという ことのようですね。分布は正規分布です から最低値とピークの間はなだらかな 曲線。  デジタル的な飛び飛び(四角 形の階段分布)をイメージしていました。 これなら遷移時間は0になりませんね ただ近似的には0と見なせるわけです ね。 納得しました。 有難うございました。

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